車を持たないと余計な物が増えなくなります。
なぜかといえば、 「無駄な買い物をしたくてもできない。」 からです。
我が家では「車を持たない」生活を初めて、数年経過しました。今のところ、支障なく生活しています。
もっとも、当初、車がないと 「車がないと生活が不便なのではないか。」 と不安でした。 ところが不便どころかある効果があると気付きました。それは半端な買い物をしなくなることです。例えば「手荷物で持ち帰るには大きいけれど、配達を頼む程でもなサイズ、重量の商品」がそう。
もし、車で来ていたら、買っていたであろう品物も、レジに向かう前によくよく考えるようになりました。すると 「今、絶対に必要というわけではないから、もう少し考えてみよう。」 と思いとどまることがほとんどになるんです。どうしても欲しい場合は、今時、通販で買えないものはありません。改めて類似品をネットで探して買えばいいだけです。
特に新たな住まいに越した直後は、余分な収納グッズを買いやすいんです。今までとは全く違う住環境に越して、インテリア関連のお店も山ほどあります。 ただ、これまでと違うのは「簡単に持ち帰れない」ことだけです。例えば、イケアなどは車があればきっと買いまくっていたであろう商品が多数あります。けれども自力で持ち帰れないから「ま、いいか。」と購入の決断をするに至らないのです。つまりは、手軽に持ち帰れないから「ま、いいか。」となる程度にしか欲しくなかったということです。 確かにイケアに限らず、魅力的な品は多数の場所で売られています。ですが「これ、いいかも。」の思いは、「車で手軽に持ち帰られる」からこその「欲しい」「買いたい」だったのです。
車を持たないと、車関連の支出が減るだけではないんです。つまりは、余計な買い物自体をしなくなるのです。
こうしてみると、車というのは物欲を刺激して、場合によっては過剰な物を自宅に運び入れてしまうもののようです。
車を持たないと、余計な買い物をしなくなるので、節約効果はとても大きい。これは思いがけない多大なメリットです。