「何を着るか」をオシャレや場面や状況だけで決めていませんか。
実はその判断の目安の重要な助けになる身近な情報があります。それは、誰しも毎日のように見ている天気予報です。天気予報を単に「傘を持っていくかいかないか」とか「週末のレジャーは雨が降らないか」程度に見ていませんか。
普段、多くの人が日々迷っているであろう「服装」にもっと積極的に天気予報を活用しましょう。では、具体的にどのように服装に利用すれば良いのでしょうか。 天気予報を服装に取り入れる判断基準の具体例
着替えをする前に天気予報を確認しよう
着替えをするときに、何となく雰囲気で服を決めるのではなく天気予報の数値を確認します。すると、家の中は暖かかったので薄着をしたら寒かったとか、日中は天気が良いので薄着をしたら帰りに寒くて雨に降られて風邪をひいたという失敗も防ぐことが出来ます。
はじめのうちは、天気予報の数値を見ても、どの程度の服装をしたら良いかピンと来ませんが習慣にしているうちに、どの程度のアウターを着れば良いのかなどの判断がつくようになります。「今日は最低気温~度、最高気温~度で湿度は~%、風力が~、降水確率が~%だから、このくらいのアウターが最適だな」という風にです。
降水確率
まず、これは誰しも確認しているところでしょう。これによって傘を持参する必要の有無を判断していますね。
でも、雨が降る場合、小雨なのか大雨なのかを確認します。場合によって大雨が降りそうならば、雨に濡れても大丈夫なバッグ、靴、シワになりにくい服装や、泥はねはどが付いても惜しくない服にを選びます。
ヘアスタイルも、雨で崩れにくいものにします。
気温
自分が外出する時間の気温を確認します。最近の住まいは機密性が高いので家の中にいると暖かいのか寒いのかよくわからないことがあります。そのため、アウターが思ったより厚くて暑かったり、薄くて寒い思いをして風邪を引いたりします。
そういうことがないように、感覚ではなく天気予報の数値で服装の温度調整を判断するのです。
私の場合は、気温が
- 7~8度以下なら真冬の服装(厚手のアウター)
- 10~15度前後なら春秋の服装(中程度のアウター)
- 20度前後なら初夏の服装(アウターなし、長袖)
- 25度前後なら初夏~夏の服装
- 28度以上なら真夏の服装
という感じです。
このほかに羽織り物などについては風力も判断に取り入れます。
湿度
夏の場合、気温がそれほど高くなくても湿度が高いと体感温度は暑く、汗をかきやすいようです。気温が高くても湿度が高くない場合は、体感的にあまり暑く感じませんし、汗もかきにくく過ごしやすいと推定します。
例えば気温が25度でも湿度が高い場合と低い場合とで、最適な服が違ってきます。湿度が高い場合は、インナーなどで脇汗対策をしっかりできるものを着たりします。綿の割合が少ない物を選びます。
冬の場合は、湿度が高いと気温の割に暖かいと感じる様な気がします。反対に湿度が低いと同じ気温でも寒いと感じます。湿度が高い日はやや薄着、湿度が低い日はやや厚着をします。
風力
気温が高くても風が強いと寒く感じます。実際、身体が冷えます。なので風が強い日には風を通しにくいアウターを着たり、保温対策をしっかりします。
ヘアスタイルも乱れやすいので、手直ししにくいスタイルを避けます。
その他(花粉、黄砂情報など)
既に多くの情報があります。ツルツルしているアウターを羽織ったりします。
最後に
普段、何気なく見ている天気予報ですが、もう少しだけ踏み込んで意識するだけで「何を着るか」の判断にも活用できます。体感温度は曖昧です。例えば家事をして動き回っていると暑いと感じますが、その感覚で服を着て出かけると実際は寒いことがあります。
家の外と中の気温も全く違う昨今の住まいなので、天気予報の数値は大いに役に立ちます。