服が増える、減らせない、こうした状況には外出のカテゴリがたくさんあることも原因です。同じ服で、どこへでも出かけることが出来れば服は減らせます。けれども「それはそうだけど、難しいのよねえ。」の理由には場所に適した服のテイストの違いがあります。
関わっている事が多いと服も増える
例えば、近所のスーパーへの買い物には好きな格好をすれば良いのですが、子供の学校に行く場合、運動会に行く格好と保護者会に着て行く服のテイストは違いますよね。
また、ブラックフォーマルと結婚披露宴に着て行く服のテイストも違います。それから、料理教室に着て行く服と、ヨガを習いに行く服のテイストも違います。
立場が多様になると服も増える
場所だけではなく、立場の違いによるテイストの違いもあります。母親としての服装と、勤務先の社員としての服装と、妻としての服装と、個人としての服装は違うのです。一般に、既婚者の方が、立場が多様化するために服も増えやすくなります。
母親としての服装は、保護者会などの服装、勤務先の社員としての服装はビジネスにふさわしい服装、冠婚葬祭で親類や近所の方に対応するための服装、友人とお茶するときの服装や、習い事などに行く服装など立場の違いによる服装も様々です。
既婚者で、家族の人数が多いと関わり、立場が多様化するので服が増えやすい
つまり自分個人は一人の人間ですが、客観的には多様な立場や行先があります。現代日本の場合はそれぞれ「ふさわしい」とされる「常識的な服装」の概念が存在します。
つまりは家族の人数や年代が多様なほど、関わっている事柄が多様なほどに、服もテイストが増えるということです。
家族構成は変えられない。関わっている事を見直すことなら可能
家族構成を変えるわけにはいきません。とすれば変更が可能なのは「関わっている事」でしかありません。関わっていることが増えればその分、服も多様なテイストを必要とするためにどうしても減らせなくなります。
見直すべきは服ではなくて、関わっている事柄が先である可能性を検討する
服のために、現在関わっていることを無理して辞める必要は、もちろんありません。けれども、服が多数あり、いくら見直してもどうしても減らせないというときがありますか?それは、見直すべきは服ではなくて、現在、関わっている事という証拠です。
管理できる服の量への見直しは関わりを見直すこと
自分が管理できる量の服に整理しなおすこととは、服であって実は服ではないのです。「多すぎるけれど減らせない。」それは、もしかすると服ではなくて現在関わっている事柄である可能性を考えてみませんか。
「管理できる少ない服の量でも大丈夫。」と思えるなら、関わっている事柄も自分に無理のないシンプルな範囲にとどまっているという事の表れです。
反対に、服を見直すということは、自分の行動の負担などを見直す機会でもあります。