多すぎる服を上手に手放すコツを紹介します。
前置きは早々に本題に入ります。
1・初めに必要な服を確保する
「服を減らしたい」と決断した人は、例外なくはじめに「捨てる服」を探し始めます。でもこの方法は時間がかかります。最後になって「着る服がない!」という事態に陥ります。実際、かつての私がそうでした。
手放す服を選り分けて行くのですから、服の数は激減します。ところが、この方法は、後味がよくありません。それは、最初に「必要な服」「好きな服」を確保しないで捨てる作業を開始するからです。
好きではなくても「必要な服」はキープする
- フォーマルスーツ
- 通勤着
- 行事用スーツ
- その他必要な服
たとえ、あまり好きではなくても「持っていなくてはいけない服」あります。たとえばフォーマルスーツはその代表です。
通勤着が必要な人は、それに必要な服は確保する必要があります。さしあたり、それには、「好きか嫌いか」は後回しです。
たとえ着用頻度が少ないといっても、その場の習慣には合わせる必要があります。それは、相手に対する礼儀であり、思いやりでもあるからです。また、自宅以外の場所で、私くらいの若くもない女性が部屋着で外をウロウロしたら、目にした人は一日がうんざりした気分になることでしょう。気の抜けすぎた格好で外を出歩くというのは、年代や状況により、ちょっとした視界の暴力と化すこともあります(;・∀・)
2・生活に必要な数を書きだす
はじめに「必要な服」をキープしたので、次は、いよいよ核心の作業です。
どこに着て行くが何枚必要か?
をはっきりさせます。
服装のテイストを基準に、どこに着て行く服を何パターン必要なのかを紙に書きだします。
例えば
- フォーマル 1セット
- 行事服 1セット
- 学校訪問服 2セット
- 通勤服 5セット
- プライベート、オシャレ服 2セット
- プライベート、レジャー服 2セット
- コート類2セット(秋冬)
- 室内服 2セット
- パジャマ 2セット
・・という感じです。
このセット数は、各自のライフスタイルによって変動します。
また、シーズンに対応する必要があります。オールシーズンについて検討した場合、必ずしも必要なセット数×4(シーズン)分の服が必要とは限りません。
この段階ではまだ、服の取捨選択はしません。なので、季節ごとに必要な服の数を割り出せば大丈夫です。
3・手持ちの服をシーズンごとに7つに分ける
手持ちの服をシーズンごとに分けます。
複数のシーズンにまたがるもの、オールシーズン着られるものは、それも別にします。だいたい、7つに分類すれば、足りると思います。
- 春
- 夏
- 秋
- 冬
- 春夏
- 秋冬
- オールシーズン
シーズン別に分類してみると、やけに多いシーズン、少ないシーズンがはっきりわかります。
4・必要な数のアイテムを取り出す
「2」で書いたメモを参考に、各シーズンに必要な服を取り出します。
要注意なのは夏服です。「洗い替えが必要」とばかりに、必要数以上に多く持っていることがあります。ただし数が多くても、必要があるならそれで構いません。
5・残った服が手放す服です。
- 最初に、問答無用で必要なフォーマル服などをキープ
- 次に、自分の暮らしに必要な服を取り出す。
- 残った服が手放す服
という順番です。
まとめ
「最初に必要な服をキープして、残った服が余分な服、それを手放す」という方法です。
通常は一枚ずつ片っ端から見て「いる」「いらない」と選別していきますよね?でもこの方法では、最後にきちんと必要な服が残るかわかりません。
全体を俯瞰しにくいのです。最悪、全部入らない服だった・・ってことも起こりえます。それは現実的ではありません。
なので、最初に「これは、どうしてもいる」ものをキープするのです。残りは手放しても支障がない服です。
つまりは一般的な順番と反対です。これまでの方法でうまくいかなかったならば、ぜひ試してみてくださいね。
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