例えば、フルタイムで仕事をしている人と、専業主婦の人、家の事業による飲食店の手伝いをしている人など、同じ年齢で、子供の年齢と人数が同じでも、この方たちに必要な服の数は違って来ます。(もちろん、立場の違いだけではなく個人の好みはあります。)服の種類も必要な物は違ってきます。
服の枚数の決め方
1・ライフスタイルを知る
例えば、フルタイムで仕事をしており、毎日電車で通勤する人と、育児中で専業主婦の人、同じ年齢で、子供の年齢と人数が同じでも、この方たちに必要な服の数は違います。数だけではありません。服の種類も必要な物は違います。
必要な場面の種類を知る
ライフスタイルのうち、多様なことに携わっている人と、仕事と家の往復のような状況とでは必要な服の数は違ってきます。
例えば、
ある女性Ⅰの場合
- フルタイム勤務
- 小学生と中学生の子供が二人、塾、習い事あり
- 休日には月2回料理教室に通っている
- 洗濯は一日おき
この場合は・・
- 平日の通勤着5セット(上下10、アウター3)
- 子供の塾や習い事に顔を出すときには通勤着を利用(0)
- 休日の料理教室に行くときは、いつもワンピースを着ていく(2)
- 部屋着とパジャマを兼用(上下3セットで6)
- 連休にはアウトドアレジャーに行く(上下4、アウター2)
- ときどき友人とカフェに行く(通勤着か料理教室のワンピースを活用0)
- 子供の学校の保護者会に着ていく服(上下2)
- 小学校の運動会に着ていく服(上下2、アウターはレジャーと兼用)
- フォーマルウェア(上下2)
合計33枚
これにシーズンの別が加わります。
・・・・・
ある女性Ⅱの場合
- 専業主婦
- 小学生と幼稚園の子供が二人
- 小学生の子供の塾と二人の習い事あり
- 幼稚園の送迎あり(徒歩)
- 友人と毎週カフェと食事に行く
- 友人と週に一回ジムに行っている
- 週末には家族でレジャーに出かける
- 洗濯を毎日する
この場合は・・
- 幼稚園の送迎用の服(上下10、アウター2)
- 塾と習い事には幼稚園の送迎用と兼用(0)
- 友人とカフェに行く服(上下2セットで4アウターは送迎用と兼用0)
- ジムに行く服(上下2セットで4)
- 週末のレジャー(幼稚園送迎用と兼用0)
- 保護者会に着ていく服(上下2)
- 小学校、幼稚園の運動会(送迎用と兼用0)
- 部屋着は幼稚園送迎用と兼用(0)
- パジャマ(上下2セットで4)
- フォーマルウェア(上下2)
合計28枚
これにシーズンの別が加わります。
ある女性Ⅲの場合
- 独身
- フルタイムで仕事をしている
- 職場は私服&服装はラフなものでOK
- おしゃれには関心が薄い
- 洗濯は週に一回
- 休日には友人と月に3回ほど買い物や食事をする
- 部屋着とパジャマを兼用している
この場合は・・
- 通勤と仕事で着る服 上下5セットで10、アウター2
- 休日用の服 上下2セットで4、アウター1
- 部屋着兼パジャマ上下3セットで6
合計22枚
このほかシーズンに対応する服が加わります。
このように、似たような年代でも、家族の人数やライフスタイルが違えば必要な服は違います。けれどもここで服の数が少ないから良いとか多いから良くないと一概に言えません。
比較するのは従来の自分です。他の人が何枚で生活しているかを考えても実はあまり意味がないのです。それは、その人の暮らし方のクセや、好み、衛生観念、関わっている立場が多様であるからです。
また、非常に周囲に気を遣う人は服もそれに応じてきめ細かく変えようとする傾向があります。それを見栄ととるか、それともマナー、常識、思いやり、気配りとなるかは状況次第です。
中には場面に対して破壊的なマナーをまるで無視した服で現れる人もまれにいます。それは、図々しいが故に過ぎないのか、それとも無知から来るものか、もしくは金銭的な事情があるのか、容易に推測はできません。けれども良い印象を与えることは有りません。こういう方でも何度も顔を合わせれば、本人の言動に問題がなければ破壊的な服装も不思議に見慣れてきます。けれどもあまり積極的に取り入れて良いことではないと思います。
2・洗濯の頻度を知る
洗濯を毎日する人と一日おきにする人、週末だけにする人とでは必要な服の数は違ってきます。基本的に洗濯の頻度を考慮して服の数を決める必要があります。
3・洋服などおしゃれの関心度を知る
理屈では「50枚あれば良い」と結果が出ても「いろんな服を着てみたい」という人と「浮かない程度であれば良い」と考える人とでは満足できるのに必要な数は違います。
さいごに
必要な数の服を決めるにあたり、
まずは自分のライフスタイルの場面を紙に書きだしてみることです。
次に兼用しても構わないと思うものと、「これは別にしたい」と思う場面を把握します。
あとはそれぞれ何枚あれば間に合うのか、洗濯の頻度や自分がどのくらいの頻度で違う服で現れる必要があるのか、を考えて数を書きだしてみると必要な数が見えてきます。