我が家では、できるだけクリーニング屋さんに頼らないようにしています。そのためには「自宅で洗える物は自宅で洗う」につきます。一見、クリーニングでなければ駄目な衣類も実は自分で洗えるものがあります。ひとつはよく表示を見れば「実は手洗いOK」のマークがついているものです。もうひとつは、「洗濯表示はクリーニングのみ。」の衣類です。これを「けれども自己責任で自分であらってしまう」というわけです。今回の話題は自宅でカシミヤコートを洗うお話です。
(洗って乾かしたカシミヤコートです)
もう一つ、これも洗濯表示はクリーニングのみですが自己責任で毎年手洗いしています。いつもなら5月頃にコートを洗いますが、今年は諸事情で今の時期になってしまいました。ですが今年は今までで一番スムーズに行きました。仕上がりも問題なく終わりました。
自分でできることは意外と多い
今回の話のポイントは「カシミヤは手洗いできます」という話ではありません。「何事も挑戦」という事です。同時に、思い切ってやってみると意外と大丈夫ってことです。カシミヤのコートを洗濯して失敗したら泣くに泣けません。今のコートも3年前位から洗濯に挑戦しはじめたのですが「そろそろ買い替え時だから失敗してもいい」という状態で挑戦したのです。
今年の冬はそれどころではなかったし、それで結局、着続けています。ちなみに私の洗い方はこんな感じです。(あくまで「こうやって洗っています」ということなので、過信はしないで下さい。大切なコートはクリーニング屋さんに出して下さい。あ、もちろんこれも大切なコートです。)
作業は浴室です。
初めに部分を下洗いします。
洗面器に水を入れます。
部分の下洗い
エマールを一滴入れてかき混ぜます。<下洗い用洗濯液A>
<下洗い用洗濯液A>を洗う部位ごとに作り交換します。
- Aでコートの袖口を静かに洗います。→水で軽くすすぎます。
- Aでコートの襟を静かに洗います。→水で軽くすすぎます。
- Aでコート裾を静かにAでコート内側の脇の下を静かに洗います。→水で軽くすすぎます。
全体洗い
コートをハンガーにかけ吊るします。
シャワーの水で裾、袖口、襟、脇を洗い流します。
シャワーの水で上から順に洗い流します。脇を忘れないように。
コートの内側をシャワーの水で洗い流します。
このまま浴室にしばらく吊るしておきます。(1~3時間くらい)
外に陰干しします。(日差しが当たらないところ)
翌日、コートを裏返して陰干しします。
脇の下も十分に乾いたら収納します。
毎年、洗い方の要領がよくなっています。「こうしなくてはいけない」ということではなく、工夫することです。
例えば捨てる衣類でホームクリーニングの練習はいかがですか
例えば古くなって捨てる予定の服があるとします。こんなときは「失敗してもいい」洗濯の練習に最適です。ニットやダウン、いろいろ挑戦できます。何度か繰り返すと、どういう衣類が手洗いできず、どういう衣類が意外と平気なのかわかってきます。
自宅で洗濯できれば手間、時間、お金節約できて「できること」が増える増す。新たに服を買うときも生地を見る目が養われます。