断捨離は日常の中に組み入れてしまうのが効果的です。
つまりは習慣化です。
もくじ
- もくじ
- 断捨離は習慣化すれば楽にできる
- 断捨離は何から始めれば良いのか
- ゴミ箱をきちんと用意する
- ゴミ箱という物が増えることを恐れない
- ゴミ箱増設は断捨離を即その場で完結させる
- 雑誌やブログで見た方法を無理にマネしない
- 「後でまとめてゴミ箱へ」が先送りの第一歩になってしまう
- ゴミ箱がそばにないとゴミと認識しなくなる
- 先送りのゴミは必ず少し遅れて良くない効果を発する
- 断捨離は小さく習慣に取り込めば大事にならない
- すぐに捨てられる環境を整える
断捨離は習慣化すれば楽にできる
ある日、重い腰を上げて断捨離するのは大変です。
けれども毎朝顔を洗う事を私たちは大変だとは考えません。
歯を磨く事も同じです。
なぜ、私たちはこうした事を大変だとは思わないのでしょうか。
それは習慣で行動しているからです。
習慣でやっていることは何も考えなくても体が自動的に動きます。
確実に行動をしているのですが、習慣化された行動を私たちは「大変だ」とは思わないのです。
つまり、断捨離も習慣化してしまえば簡単に家がきれいな状態をキープできるといういうことです。
断捨離は何から始めれば良いのか
けれども断捨離を考えた人が迷うのは
「何から始めればいいか。」
ということでしょう。
ゴミ箱をきちんと用意する
それでは今回は、断捨離を習慣化する手順をお話します。
断捨離を習慣にするために必要なことは、まずゴミ箱をきちんと用意することです。
なぜなら、いざ断捨離しようとしても、肝心のゴミ箱がないと先送りしてしまうからです。
例えば目の前に紙くずを発見したとします。
このとき、すぐそばにゴミ箱があれば紙くずをゴミ箱に入れることで小さな断捨離は完結をします。
ところがゴミ箱がそばにないとします。
例えば今はリビングにいますが、ゴミ箱は台所にしかないとします。
この場合はリビングで発見したゴミを台所に持って行かなくてはいけないという手間が発生します。
ゴミ箱という物が増えることを恐れない
ここで多くの場合迷いと疑問が沸くことでしょう。
それは「リビングと台所にゴミ箱があれば余計な物が増えるのではないか。」という事です。
断捨離とはひたすら物を減らすことだと思うかもしれません。
考え方は人それぞれですし、正統派の断捨離はきちんとして流儀があるのかもしれません。ですがここでお話しする断捨離とはあくまで例えです。ここでは物を通した話ではありますが、人が快適に幸福に暮らすためのベースを作る事を目的としています。
人が快適に暮らすことが目的であり減らすこと自体が目的ではありません。だからゴミ箱は増えてもそのほうが快適で便利だったらそちらを推奨するのです。
ゴミ箱増設は断捨離を即その場で完結させる
確かにリビングにゴミ箱を置かず台所だけにゴミ箱を置けば、ゴミ収集日の手間は減ります。各部屋からゴミを集め、ゴミ袋にまとめる手間は楽かもしれません。
ですが日々の生活はどうでしょう。
ゴミを捨てようと思っても、台所まで10歩歩かなくてはいけないと思う事で
「後でまとめて捨てにいこう。」
という心理が働いてしまうのが常なのです。
「いや、私は運動のために、どんなに小さなゴミも即座に10歩歩いて捨てに行く。」
と断言できる人がいるかもしれません。
手を伸ばせばすぐに捨てられる方が簡単
けれどもこれが一人暮らしではなく4人家族だったらどうでしょうか。
おそらく10歩歩いてゴミを捨てに行くよりも、手を伸ばしてすぐ捨てられる方を4人中3人の家族が選ぶはずです。
ところが台所にしか置いていないゴミ箱に捨てるルールをめぐり家庭では静かな不満が交錯します。
ゴミ捨てのルールを作ったお母さんに意見すれば機嫌を損ねるかもしれません。
そうなると夕食のハンバーグが、出来合いのコロッケに変わってしまうかもしれない。
そんな思いをするなら、意見するのはやめておこう。
そんな思惑から半分ほどしか守られないゴミ捨てのルールがきっかけで家庭に微妙な空気が出て来てしまいます。
雑誌やブログで見た方法を無理にマネしない
つまり、雑誌かブログあたりで観たようなスッキリが自分の家庭でも可能だとは思わないことです。
家族単位であっても、人は人、我が家は我が家なのです。
「後でまとめてゴミ箱へ」が先送りの第一歩になってしまう
つまり断捨離の習慣化に一番必要なことは日々一日の中で何度も出る普通のゴミをすぐ捨てられることなのです。
「後でまとめてゴミ箱に捨てに行く。」
こうした些細なことも先送りの第一歩なのです。
たかがゴミ箱に捨てることを先送りする習慣がしまいには大物や多数の不用品を捨てられない先送りに発展します。
今すぐ目の前にあるゴミを完結してしまうこと、これが断捨離を習慣化する第一歩なのです。
リビングに一個
台所に一個
洗面所に一個
各部屋に一個
トイレに一個
玄関に一個・・
というようにゴミが発生する場所にはもれなくゴミ箱を置くことです。
そうすれば発見したゴミをすぐに捨てることができます。
ゴミ箱がそばにないとゴミと認識しなくなる
反対にゴミ箱がない場合は、ゴミなのにゴミと認識しないという事が起きます。
例えば朝、玄関から出かける時に鼻をかんだとします。
この時、玄関にゴミ箱があればすぐに捨てることができます。
ところが玄関にゴミ箱を置くことをイメージできない例は多い物です。
玄関はしばしば小さなゴミが発生するのですが一般的なイメージが邪魔をします。
それは玄関にゴミを置くという習慣がないからです。
すると本来はゴミ箱に捨てるはずのティッシュの置き場に困ります。
結果としてコートのポケットやズボンのポケットに適当に押し込んでしまう羽目になります。
すると洗濯の時に、今朝玄関で捨て損ねたティッシュがズボンにまとわりついているのを発見して呆然とすることになります。
これはあくまで小さな事例です。
先送りのゴミは必ず少し遅れて良くない効果を発する
けれどもその場で即座に捨て損ねたゴミは、少し遅れて必ず何らかの良くない現象を自分にもたらしてしまうのです。
朝、玄関で捨て損ねたティッシュは翌朝の洗濯で異変をきたします。
夕食の後リビングで捨て損ねた紙は、子供の学校のプリントを覆い隠してしまうのはちょうどよすぎるサイズです。
その場でいらない紙を処分するという習慣を持っていれば、いらない紙と必要なプリントが混在する事が減ります。
1週間経過してから「授業参観の出欠を提出するプリント」が見つからなくて大騒ぎになるという無駄をなくすことができるのです。
ここに挙げたことは些細な一例です。
断捨離は小さく習慣に取り込めば大事にならない
けれども断捨離は日々、小さく小さく習慣に取り込んでしまえば決して大事に発展しません。断捨離のダの字も意識する必要がありません。
ところが紙くずをリビングから台所に捨てに行くことを先送りにして、玄関で出たティッシュごみを捨てることを先送りにして、リビングで出た要らないチラシを置きっぱなしにすることが、少し遅れて大事に発展させてしまうというわけです。
すぐに捨てられる環境を整える
これを防ぐことは簡単な事です。すぐに捨てられる環境を作ればいいのです。台所だけではなく、リビングにも玄関にも洗面所にもゴミ箱を置けばいいのです。ゴミ箱なら「ここにゴミを捨てて良い」事が家族全員にわかります。
こうした些細なゴミを即座に完結させること、こうした習慣が断捨離を大事にさせな医始まりなのです。
まずはこれまでおいていなかった場所にゴミ箱を追加しましょう。「ゴミ箱という物が増えてしまう」と恐れることはありません。