肌寒くなってきました。なので普段、ちょっとしたインナーに使えるシンプル地味なTシャツを2枚買いました。色は黒とグレーです。
レジに持って行くと2枚で1,500円くらいでした。レシートを見ると2枚で490円引きでした。嬉しいですね。ちょっと薄手のTシャツなので、おそらく秋物処分な感じでしょうか。
自宅に帰って改めて2枚のTシャツを広げました。
「あっ」
やっちゃった。
「七分袖」と黒い方のタグにしっかり書いてありました。チャチャッと選んでしまったので、いったんどちらも広げたのですが、気付かなかったのです。
まあ、七分袖だからといって着られないわけじゃありません。けれども意図した買い物を間違えてしまったことに違いはありません。
少し袖が短いだけの七分袖の服は、よほどのことがなければ買わないと決めていたのです。ですが、まさかこんな形で忍び込んでくるとは予想だにしませんでした。
意図しない服だからと言ってさすがにすぐ手放すなんてことはしません。もしかすると案外役に立つかもしれない。
家事の時には七分袖の方が使いやすいかもしれない。
ちなみに、長そでと七分袖の長さはこのくらいの違いがあります。
持ち続ける言い訳を瞬時にいくつか考えました。それでどうにか失敗した買い物を正当化しようとあれこれ一人、思いをめぐらせます。
「こうやって半端な服は増えていく」
改めて思い出しました。
確認しなかったのは私のミスです。ですが畳んである状態で、しかもシーズンオフの商品だったためか、陳列は少し乱れていました。
いつもなら違いをよく確認するのですが、セール品というのは、乱れた棚であるがゆえにこうした間違いをしてしまうものです。
すると安いと思った値下げ分の490円が本当に安かったのかどうかはかなり怪しいものとなります。