今回はビュッフェや食べ放題で得する活用の仕方を紹介します。
ですが、今回の話は、よく言われるように「元を取る」つまりは「支払った価格以上に見合う食べ方をしよう」という単純な内容ではありません。
年末年始は家族や親せき、友人知人が集まる機会が増えます。そこで最近はビュッフェスタイルなどの食べ放題を楽しむスタイルが増えていますよね。こうしたスタイルは、何を飲み食いしても、あらかじめ決めた予算を超えずに利用ができるというメリットがあります。
一方で、単に「元をとろう」と思ってしまうと、予想外に食べ過ぎてしまいます。せっかくの楽しい食事で体調を崩してはもったいないですよね。そこで今回は、食べ放題を上手に活用する方法を紹介します。
実はこのブログで、以前「食べ放題は得しませんよ。」という話を書いていました。その趣旨は「本来、最適な食事量を超えてしまうことが本当に得だと言えるのか」という点にありました。
けれども、これだけでは「値段を気にせずに食べられる」ことや「普段は注文しないようなメニューを気軽に楽しめる」ことのメリットが度外視されたと感じられた方もいたことでしょう。
今回は、前回の記事で書き足りなかった点を改めて補足しました。
過去記事はこちらです。
さて、それでははじめに食べ放題のメリットを挙げてみましょう。
- 予算を気にしなくて良い
- 支払額がはじめにわかる
- 普段は食べたことのない物を少量ずつ気軽にお試しできる
- 料理の待ち時間がいらない
- 食べる量を自分に合わせて調整できる
外食で一番気になるのは予算です。普通は最後まで支払額がいくらになるかわかりません。ですが食べ放題の場合は、あらかじめ支払総額がわかっていて、最後に増えることがありません。
これは支払いをする側からすれば大きなメリットです。わざわざ食事に来ておきながら「それは予算オーバーだからだめ」とは言いにくい場面があります。その点、食べ放題スタイルならば、「いくらでも好きなだけ」とニコニコ見守っていられます。
また、気になる料理を、ちょっとずつ気軽に試すことができます。普段は、1つのメニューとしてある程度のボリュームがあるため、こうした食べ方はしにくいものです。ところが食べ放題スタイルの場合は、少量ずつお試し感覚で食べることができます。
次に普通はオーダーを入れて料理が出るまで時間がかかります。待っている間にお腹がいっぱいになってしまい、せっかく頼んだ品が美味しく食べられなくなってしまうことがあります。ですが食べ放題の場合は、基本全て料理が完成しています。ですので、食べたいタイミングで口にできるメリットがあります。
また、食べ放題スタイルでは食べる量を各自が調整できるメリットがあります。例えば家族で来ている場合、食べ盛りの男の子、あれば、食欲旺盛ですから、たくさん食べます。一方で小さいお子さんや、年配の方、ダイエット中のお父さんやお母さんは、そんなに食べることができません。
そうなるとたくさん食べられない人は一見、損をするように思えます。ですがそうではないのです。家族や友人同士、食べる量がまちまちの人も、同じ場で誰もが満足できる量を口にすることで、みんなでワイワイと「おいしかった」という満足を共有できることに食べ放題の意義があります。
つまり食べ放題とは、予算オーバーを気にせずに、「食べる」ことを通してみんながその場を楽しむことにあります。
一方で、損をする利用の仕方とは、「元を取ってやろう」という食べ方です。まあ、こうしたことを、面白がって選んでいるに過ぎないなら良いのです。
そもそも、どんなに食べても店は損をしないようになっています。それは当然のことです。
食べ放題で損をしてしまうのは、食べたくもないのに無理してたくさん食べ過ぎたり、「どれを食べれば元が取れるのか」という事を考えながら食べてしまう事です。
店は料理と場を提供することで利益を得ます。一方で私たちは、自分で料理を用意したり、自宅の台所を掃除したりといった手間をかけずに料理を楽しめます。
つまりは「これが食べたい」と思うもの、「これだけの量が最適な量」と思う量だけを食べることです。少量で満足ならばそれが一番その人にとって得する食べ方であり、たくさん食べて満足な人はそれが得する食べ方です。
最後に笑顔になれる食べ方が一番得する食べ方だということです。反対に損する食べ方とは、しかめっ面になってしまう食べ方です。どの原価が高いか、ではなくどれを自分が食べたいか、それが重要なのです。
お店の利益のことまで考える必要はありません。どれを食べたところで利益が下回ることなどないし、客である自分はそれを心配する立場にはないからです。
食べ放題に支払うお金とは、結局何に対して支払っているのでしょうか。たいていの場合、料理の材料というよりも、その場の雰囲気であったり、意外性であったり、食べ比べであったりといった楽しみや経験、思い出作りなどに対して支払っている面が大きいのではないのでしょうか。
つまり、一番得する食べ方とは、とことん楽しむことです。笑顔で利用することです。