「何を買っても満足しない。」
そんな気持ちに戸惑いを感じていませんか。
この気持ちを解決するには5つの重要なポイントがあるんです。
今回は、「何を買っても満足できない」原因と対策方法を5つ紹介します。
もくじ
- もくじ
- 物が満たされれば心も満たされると誤解している。
- 誰かほかの人と比較をしている。
- 幻想の満たされた気持ちに惑わされている。
- 物を買う目的がはっきりしていない。
- 「まだ半分ある」と思うか「もう半分しかない」と思うかは大違い
- さいごに
物が満たされれば心も満たされると誤解している。
物は必要です。例えば暖かいセーターを着ることで寒さから身を守ります。ナイフがあるから固いカボチャを切ることができます。自動車があるから短い時間で目的地に着くことが出来ます。物があることで不便を解消してくれるなどの恩恵を受けます。
一方で私達は、物に機能的な部分以外を求めることもあります。たとえばデザインの素敵なバッグを持つことで、楽しい気持ちになることなどです。他にはブランドもののバッグを持つことで優越感にひたったり、経済力をアピールしたりといった機能以外の役割を物が果たすことがあります。
果たして自分は、物を買うときに、機能を求めているのでしょうか。それとも機能以外の部分でしょうか。
機能を求めているのであれば、買った時点で多くは目的を果たしているはずです。(不良品だったとか、思ったスペックが違っていたなどなら別ですが。)
ということは、物を買っても満足できない理由は、あなたが機能以外のことを物に求めたということです。
誰かほかの人と比較をしている。
物を買っても満足できないのは、1つに誰か自分以外の人の視点を意識しているから、の可能性があります。
そうであるとすれば、ステイタスの高い物は無限にあります。たとえ今回、買い物をしても、次から次へと新たな品が販売されています。
同時に上には上がいるので、買っても「これで終わり」という終着点が見えなくなるのです。物を得る目的が誰か他人に見られる事であれば、比較は終わることを知りません。
だから買い物が終わった途端に魅力を感じなくなるのは当然なのです。
幻想の満たされた気持ちに惑わされている。
あなたにとっての「満足」とはどういう状態を指すのでしょうか。これは意外と難しい事です。
例えば「しあわせ」という言葉は安易に使われるものですが、それは各自、違いがあります。
つまり比較できるものではありません。それなのに、誰かと比較をすることで自分がしあわせかどうかを再確認していては、永遠に「満足」は得ることが出駅ません。
自分にとっての満足とはいったい何なのか。これをはっきりさせることです。
物を買う目的がはっきりしていない。
何となく物を買っていれば当然、それが良いのかそうでないのかが不明になります。
- 「安い」から良いのか。
- 「みんながいい」というから良いのか。
- 「流行」だから良いのか。
- 「質が良い。」から良いのか。
目的さえ明確ならば「相手から高価な洋服で信頼を得るため」という目的も十分にありなのです。
この場合は「高価な服で信頼を得る」という目的があり、それに沿う買い物をすれば、満足という結果が出ます。
一方でたとえ高価な洋服を買っても「何となく」で目的がはっきりしない買い物であれば、満足できないということになります。
「まだ半分ある」と思うか「もう半分しかない」と思うかは大違い
コップに半分の水が入っているとします。
このとき、「もう半分しかない。」と思うケースと「まだ半分もある」と思うケースがあります。水の量は同じですが、解釈で全く違う感情を得ます。
物を買っても満足できない状態とは、水がコップに半分「も」あるにもかかわらず、「もう半分しかない。」という視点に立っているということです。
このような解釈は、習慣になります。同じ服を買っても、満足が持続しないのでは何より自分が損です。
確かに、「もう、半分しかない。」という視点も必要な時もあります。例えば古来において、厳しい冬を迎えるにあたっては、プラス思考よりも、マイナスを重視する思考のほうが、生命を維持できる確率が高まります。
けれども現在では、様々なシステムが充足しています。だから過剰なマイナスな思考は古来ほど必要ではなくなっています。
むしろ「買っても買っても満足できない。」というように、買い物をして満たされたはずがまた新たな物を買ってしまうスパイラルを生んでしまいます。
さいごに
「物」自体は、そこにあるだけです。ところが同じ物でも自分の解釈で満足かそうでないかは180度変わります。
であれば、満足できる力がより大きければ、その人は容易に幸福感までをも得られることになります。