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『不動産融資 暴走のツケ』はなぜ起きたのか・事件から一個人が受ける教訓とは

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こんにちは ちゃくまです。

今朝の日経新聞記事です。

今回の一連の様子から一個人である私が学ぶ教訓を考えながら記事を読み進めました。

将来、金利が上がったり、空き室が増えたりすれば、不動産の価格は下がる。巨額の融資は不良債権になりかねない。すでに市況は18年から変調を見せ始めた。臨界点は近づいている。

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記事の冒頭には投資用アパート・マンションの販売業を廃業した男の例が記載されています。多くは会社員に物件を売ってきたそうですが、カギは融資付けだったということです。

銀行の審査が通りやすいように資料を改ざんしたり、家賃や入居履歴も手を加えたそうです。さらには契約書の売買金額も水増ししたそうです。

けれどもスルガ銀行の問題発覚で銀行は慎重になったそう。そのために男が経営している会社も行き詰ったのだそうです。

不正な手口を使った相手は不動産融資で暴走したスルガ銀行だけではない。  

さらに新聞記事はアパート管理、施工の「TATERU」の改ざんの事例に続きます。こちらは山口県の西京銀行から融資を受けてきたそうです。18年8月に改ざんが表面化したにもかかわらず、以後も融資は続けられていたようです。(日経新聞が登記簿などを調査)

投資用アパート・マンションの販売業を廃業した男の改ざんの例をみると、もはや「なんでもあり」なんですね。もはやどこにも正当な基準が存在しません。

「改ざんしなければ融資は出なかった。」

と言っているそうです。巷では副業が叫ばれる昨今です。なかでも不動産投資に関する興味は多くのサラリーマンにとっては常に興味の対象です。

例えば書店に並ぶ書籍をざっと見まわしても、必ず不動産投資に関連する本が並んでいます。いずれもうまくいった例ばかりですが、実態は厳しいものなのだということがわかります。

特にカギになるのは銀行からお金を借りられるかどうか、になるわけですが、その分野は間に入る業者の手腕による部分がかなり大きいのでしょう。その手腕が正当なものであるなら良いのですが、今回の事例でいえば結局は無理があったということですね。

同時になぜ、銀行が不正融資に走るのでしょう。ググってみると次の記事が見つかりました。

www.nikkei.com

 

(1)過剰なノルマで職員を駆り立てる
営業マンは不動産などの有担保ローンで「毎月1億円」の新規融資といった厳しいノルマを課されました。本来は対象外であるはずの、年収や金融資産が少ない人にも融資しなければノルマを達成できません。

過剰なノルマは短期で見れば有用に思えます。ですが必ずこうしたやり方は破綻を迎えることは過去に様々な企業が同じ穴に落ちたことが証明していますよね。

とは言え、銀行がいまだにノルマに追われていることは当然のイメージがあります。ノルマを限りなくポジティブにゆるく表現したとすれば目標と置きかえることができます。

ですが競争をして勝たなければ生き残れない現状の在り方は目標を待っている時間的余裕がありません。そして最後には数字のノルマを果たしてもまた次の競争がとめどもなくやってきます。何度競争をしても終わりがないのです。こうしたやり方を今だに基本としていれば、いずれ厳しい足止めを喰らうのはある意味自然な流れである見方ができます。いや、懲りないですよね、という感じです。このような方法はもう古いのです。

 

(2)他の銀行はスルガ銀の個人客に借り換え攻勢
超低金利下で法人融資の利ざやが縮んだ有力地銀や大手銀行は、スルガ銀の個人客に激しい借り換え攻勢をかけました。法人と違い、個人客は借り換えをためらいません。 

 

(3)創業家が君臨、独自路線を主導
創業家の岡野光喜会長兼最高経営責任者(CEO)が1985年に頭取に就いて、個人に特化した金融にカジを切りました。静岡県沼津市に本店を置くスルガ銀は、西を静岡銀行、東は横浜銀行に挟まれています。

 こういう記事を読むと、「あれ?今って本当に平成なんだよね?」と時代を錯覚しそうになります。

ja.wikipedia.org

 

何だか戦国武将の陣取り合戦図を見ているようです。

sumpu-castlepark.com

見向きもされなかった個人に活路を求めた「オンリーワン」の路線にたどり着きました。創業家が力を強めるなかで、取締役や監査役は営業マンの暴走に不作為のままだったと、第三者委はみています。

 強力な両銀行に挟まれたスルガ銀行は生き残りをかけて個人に活路を見出したんですね。ネットバンキングなどに着目したり、健全に進めばそれ自体は画期的だったと思います。

 今回の事件に流れを見ると、様々な立場の人物が絡んでいます。それぞれの利害関係があるわけですが、そこで学べることは何か、ということになります。

率直に言えば他人任せにしないで、よく勉強しよう!これに尽きます。はい。これが今回の事件から受ける一番の教訓です。