コンビニおにぎりに変化が起きているようです。今朝の日経新聞を受けての話題です。
おにぎりと言えば「安心、安全、シンプル、定番」なイメージが大きい食べ物です。そこにどんな変化が入り込むスキがあるというのでしょうか。
「悪魔のおにぎり」ってみなさん知っていましたか?新聞で初めて知りました。このインパクト大のおにぎりは、最近ローソンで人気おにぎりなのだそうです。
またセブンイレブンの「もち麦もっちり!」も最近人気のおにぎりだそうです。
まず人気のおにぎりとはどんなものなのでしょうか。ローソンの悪魔のおにぎりとはこちらです。
包装だけでもインパクトがありますね。そう言えば私は最近、全然コンビニに行かないので全く知りませんでした。確かに店頭にこれが並んでいたら一回は手に取ってみると思います。
「おいしすぎてついつい食べ過ぎてしまう」ことから名付けられた「悪魔のおにぎり」がパワーアップ!白だしで炊いたごはんに天かす・天つゆなどを混ぜ合わせ、今回はねぎとごま油をプラス。もっと悪魔的なうまさでやみつき感をUPしています。
ローソン標準価格110円(税込)カロリー210kcal
でも思いのほか、おにぎり自体はシンプルですよね。手の込んだ気合の入れようはインパクト大のパッケージがなくてはスルーしてしまうかも。
けれども人気であるということは、パッケージの期待を裏切っていないということなのでしょう。今度食べてみたいと思います。
続いてこちらはセブンイレブンの「もち麦もっちり!おむすび」です。こちらは1つのシリーズに6種類の味があるようです。具だくさんで迷いますね。
出典 話題の食材を使った商品も! - セブン-イレブン~近くて便利~
最近の傾向として「安ければいい」が減っているそうです。けれどもいきなり高品質で美味しい物を出せば売れるかというとそうではないらしいです。 事前に安定した定番品があり、それが美味しくなると売れるということらしいです。
新聞では
エンゲル係数が高まっている時代なので節約志向ばかりに気をとられていると商機を見失う
と締めくくられています。エンゲル係数とは懐かしい用語ですね。エンゲル係数は確かに大きな流れで見れば低下しているようです。けれども詳細は微妙な実態があるようで、一概にエンゲル係数の基本的な考え方がそのまま当てはまるとは限らないこともあるでしょう。
エンゲル係数とは
一般に、"エンゲル係数の値が高いほど生活水準は低い"とされる。これは、食費(食糧・水など)は生命維持の関係から(嗜好品に比べて)極端な節約が困難とされるためであり、これをエンゲルの法則という
個人的な印象はこのような考えもあります。コンビニには習慣的に買い物に行く人が多い事でしょう。しかも全国、ほぼ同じ品ぞろえです。「どこに行っても同じ品が買える」のは便利な反面困ることもあると思うのです。
それは「飽きる」ことです。つまり習慣的にコンビニで買い物をする人は「定番だから」と言っても毎日同じようなおにぎりでは飽きます。
そこにちょっとひねりの効いた商品(おにぎりなど)があれば食べたいと思うのは当然だと思うのです。さらにコンビニで買い物する人は特に節約目的に買い物をする人ばかりではありません。
コンビニから調達するしかないという人も多いはずです。その場合、単に安いだけでは買いたくないのは当然と言えます。
新聞には同様の例としてセブンイレブンのPBブランドの食品例に触れています。我が家の場合は普段コンビニはあまり利用しないのですが、ヨーカドーやイオンでPB商品は最近よく利用します。その際注目するのは品質です。
最近一般メーカーではなかなか見つけにくい品質の品がPBに増えているからです。節約に対する考え自体が違うのです。
例えば我が家が食材を選ぶスタイルはこうです。食品は体に直結します。当然、安かろう悪かろうな買い方は好みません。そうかといって多大な支出をするわけではありません。常識的な価格帯の中から一番品質の良いものを買うというスタイルです。
その代り自分たちに無用だと思うものは容赦なくカットする。このようなスタイルです。
こうしたスタイルを選択する人は増えているのではないでしょうか。その背景として情報が手に入りやすい事も挙げられるかと。
ネットがありますから健康に関する情報を手に入れやすいのです。また食品の成分表示などもネットで確認できるケースが多いですよね。(普通はそこまでしませんが)
ただし、こういう事も言えます。単なる安いだけの節約志向は減っているんです。一方で品質が良くて安く調達する方法とかには敏感です。同時に、そもそも無用な高価なものに人は飛びつかなくなっています。
つまり従来の様にごまかしが効かなくなっているんです。消費者は以前と違い情報量が増えています。だからこそ本当に良いものを作らないと商機を見失うという事なんだと感じます。