「服を処分したり、買っても買っても満足できなくて、また服を買ってしまう方の対処法」を紹介します。
対策は3つあります。
- 洋服ネタであるスマホアプリや通販サイトを見ないこと。
- 自分が本当にやりたい事に熱中すること。
- 「人に何と思われるか」を気にしないこと。
この3つです。
つまりはこの3つが原因なのです。それでは詳細のお話をします。
多すぎる服を処分する
↓
「今度こそ」と思い、新しい服を買う
↓
ところがしばらくすると物足りない気がする
↓
そしてまた別の服が身についてしまう
↓
さらに新しい服を買い足してしまう
・・
そんな悪循環とも言える服の買い癖に悩んでいないでしょうか。
おそらく多かれ少なかれ、似たようなことで悩んでいる人は多いと思います。
実際、私も似た経験があります。いまいちな服を処分します。次に「今度こそ」と思って服を買い直します。しばらくは気に入っているのですが、またしばらくすると別の服が目に付くのです。「なんだか困ったなあ」と思ったことはよくありました。
これについて原因は主に三つあると考えられます
- 市場の宣伝が上手なこと
- 変わりたいという思いを服で代替えしてしまっていること
- 新しい服を目にしてしまうこと
そもそも現代は、洋服という商品があふれています。体は一つなのに「新しく服を買わなければならない」と思わせるような宣伝が周りに増えすぎているのです。
特にテレビ雑誌に伴い、最近はスマホアプリ記事やブログ記事、インスタグラムなどからも影響を受けます。実質的な宣伝ではないのですが、洋服のコーディネートのアドバイスの形をとったアプリやブログの記事はよく見かけます。インスタグラムはダイレクトに画像から影響を受けます。
こういった記事や画像を見かけると「 急いで買わなくてはならない」と無意識に感じてしまいます。そういった記事も画像も「買いたい」と思う気持ちをあおるようなさりげないタイトルや記事内容が巧みに仕掛けられています。
極端な場合は、記事や画像のベースにあるのが個人ではなく企業がベース、ということもあります。
ですから暇つぶしに何気なく見たスマホアプリの記事やインスタグラムの画像の影響で、仕事帰りや週末に買い物に出かけてしまうのです。
買い物に行く暇がなくても通販があります。暇つぶしに通販サイトを開いたら最後、買わなくてはならないという気にさせられてしまいます。
スーパーでの食品や日用品の買い物と同じです。洋服も実際の商品を目にしたり通販の画面を「見てしまうから欲しくなる」原理があります。
例えばこういうことはよく経験があるのではないでしょうか。
「スーパーに卵だけ買いに行ったつもりが、結局は卵以外にいろいろと3000円の買い物をしてしまった」というようなケースです。
それと同じような事が洋服でも起きます。 それは通勤の帰宅途中に目にする洋服屋さんのショーウインドかもしれませんし、電車の中で暇つぶしに見たスマホアプリの記事かもしれません。または街を行き交う人の服装かもしれません。
とにかく服に意識を向けすぎたがために、それで「新たな服がまた欲しくなる」ということに拍車がかかるのです。
次は洋服が欲しいのでなくて、本当は自分に変化が欲しいと思ってる場合です。 何か自分の現状に変化を求めているとします。ところが実際に自分が変わるというのは、結構労力が必要です。
それに対して洋服を買うことは、手っ取り早く即効性があります。ところが本質的な自分の変化は大変です。なのでつい、簡単な方に向かってしまう、つまりは洋服を買ってしまうという流れです。
洋服を買って、「これを着れば昨日までの自分とは違う自分になれるはず。」そんな思いで洋服を次々買ってしまうわけです。ところが本心は洋服を着て変わる自分では満足できないわけです。
根底にあるのは、もっと本質的な変化です。そういったことが原因になっている場合は、洋服をいくら買ったところで満足できないのは当たり前なのです。
例えば軽めの変化願望の例を挙げます。「もっとスリムになりたい」という願いがあったとします。ところがスリムになるために、実際に行動に起こすのは大変です。食事に気を使ったり、運動をしたりの手間と意思が必要です。そこで洋服を買うことで「変わりたい」」という気持ちの代替え方を取ってしまうというわけです。
他にも変化を求める内容は色々あるでしょう。洋服を買っても買っても満足しないのは根底にある「本当の変化」は洋服ではないからです。「自分が本当に求めているのは何なのか」それをよく考えることです。
その際に重要なのは、誰か周りの人に「どう思われるか」のように人の目を気にしないことです。
服が次々に気になるのは他人の目線を過剰に気にし過ぎることが根底にあることもあります。
対策としては、まず「服を見ない」という強制的な状態を作ることです。自分はどういう時に実際に服を買ってしまったのか、ということを考えてみます。
ウィンドウショッピングであれば買い物に行かないようにしてみます。「つい通販サイトを見てしまい買いたくなってしまう」のであれば、そのアプリを削除してみます。
そして洋服のこと以外に興味を持ってみます。例えば自分が過去に挫折した勉強をもう一回やってみるとか、少しずつでも体を動かしてみるとか 、Amazon の kindle nlimited で割安に本を読んでみるとか、結構、お金をかけないでできる新しいことはいろいろあります。
そして洋服って、他人は自分が思うほどそれほどよく見ていません。着ている自分は違いをよくわかっていますが、細かく自分の服を気にかけているのは、よほどのあなたのファンか、女性目線で厳しいチェックをしているヒマ人くらいのものです。
「自分が好きで着ていてプラスに働いているなら良い。」という理屈は一応通ります。
洋服は「手っ取り早い変化」の代用に使われているケースが多いのです。変化は洋服以外でも実行してみませんか。
それに気が付けば、洋服ばかりに目を向けることから距離を置くことができるでしょう。