自宅にAmazon Prime Now(アマゾンプライム ナウ)からゆうメールで封筒が届いていました。
この封書が届き考えたことがあります。それは、
「便利は助かる反面、過度なサービスはいずれ私たちの足をすくってしまうのではないか」
という危惧です。
内容は最短2時間で届くアマゾン版ネットスーパーのクーポンとお知らせでした。
アマゾンプライムナウはプライム会員対象です。ですが利用には申し込みが必要です。ただし一か月ほどのお試し期間が設けられています。
このクーポンを使えるキャンーペン期間は、2018年10月3日から2019年3月31日までです。すでにキャンペーンは開始しています。
私は少し前にAmazon Prime Nowのお試し期間の申し込みをしたことがあります。にもかかわらず1000円オフのクーポンが送られてきました。(このクーポンはアマゾンのサイトからも入手できます。)
1ヵ月間だけお試し期間があるのですが、当時申し込んだのにも関わらず1度も使わないまま期間が終了してしまいました。
最近は大手スーパーのネットスーパーを使っていたこともあり、アマゾンからの買い物自体も減っていました。
そんなところに今回のアマゾンのアマゾンプライム ナウからの封書が届いたわけです。
チラシに同封されていたものを見てみますと、こういうことが書いてあります。
- 配送料改定でさらに使いやすくなりましたなりました。
- 5000円未満で配送料600円だったのが、改定後3000円未満で配送料600円
- 5000円以上で配送料300円だったのが、改定後3000以上で配送料300円
- 10,000円以上で配送料無料だったのが、改定後6000以上で配送料無料
つまり配送料が完全無料になるには、6000円の買い物があれば良いことになります。配送料が値下げされています。
わが家で利用することが多いイトーヨーカドーのネットスーパーは、現在、配送料は必ずかかります。例えば我が家では毎週1万5千円くらいの注文をしますが、それでも配送料は有料です。
ただしヨーカドーは時々、配送料還元のようなキャンペーンをしています。私は配送料が有料であることに不満は感じていません。
理由は、相応のサービスには相応の対価を支払う必要があると考えるからです。
これまでアマゾンは、さすがに新製品の食品等は対象外だと思われていました。
ですがプライムナウの登場で、生鮮品ですらアマゾンが取り入れ始めています。まだ対象エリアが限られているとはいえ、今回1000円オフのクーポンが使えるとなれば、この機会に利用する人がかなり増えるのではないかと思われます。
この1000円オフのクーポンは4000円以上購入で使うことができます。
私が以前プライムナウのお試しを申し込みだけして結局使わなかったのには理由がありました。
それは当時、現金主義に徹していたからです。できるだけクレジットカードを使わないようにしていたためです。
アマゾンプライムナウはクレジットカード支払いだけです。一方でネットスーパーは現金払いもできるしクレジットカード払いもできます。スーパーによっては電子マネーも使えます。
同時に、ネットスーパーは他にもありますから、代金引換で現金で即支払ってしまえる方が良いと考え、結局使わなかったのです。
ですがあれから数ヶ月経ちました。そして私も数ヶ月の間に生活のあり方の考え方も変わりました。その一つがクレジットカードを使う事の考えです。クレジットカードは必要に応じて積極的に使うようになりました。
特に現在はネットスーパーの支払いは全てクレジットカード払いです。そうすると配達のときの支払いも手間が全く入りません。
となれば以前は結局使わずじかじまいだったアマゾンのプライムナウもう今度は視野に入ることになります。
もともとアマゾンヘビーユーザーなので、さらにプライムナウも利用すれば、生活のほとんどが、アマゾンだけで賄う流れになる可能性も大いにあります。
けれども私は、この点だけはちょっと及び腰です。つまり当面はプライムナウを使わないつもりです。
理由は、次の点にあります。
便利すぎるサービス内容は、後に自分たちの足を引っ張ることになると危惧するからです。
第一、「注文から2時間後に届くというサービス」は、仕事をする人に無理があるのではないかと推測します。もっとも、便利すぎるサービスも、相応の付加された対価が支払われているのであれば心置きなく使うことも考えられます。
けれども現状ではそうは思えません。 Amazonのサービス自体 は便利で重宝しています。ですが部分的にはそれ以外の業種を使うことも必要であると思うのです。
そもそもネットスーパーのサービス自体、不採算なサービスとも言われています。それでも度を越えた便利なサービスはいずれ自分たちの足を引っ張ってしまいます。
確かに便利なサービスは状況により必要ですし嬉しいのですが、「どうしてもそのサービスを使わなければならない」という状況ばかりではないはずです。
便利すぎるサービスも、その仕事を担う人に付加された対価が支払われているのであれば、それもありなのですが、「わずかに賃金に上乗せされている」という程度に過ぎないのではないかということは容易に推測ができます。
現状では必ずしも Amazon Prime Now のサービスを利用しなくても十分賄うことができています。もちろん、どうしても深夜でなければ受け取りができない人などにとっては画期的なサービスであると思います。そういう体制もあることはいざという時に心強いとは思います。
一方、どこか一箇所でこのように過剰とも思えるサービスがまかり通ってしまうと、日本資本主義です。ですから周辺の業界もそれに「右ならえ」せずにはいられなくなってしまいます。ですから私は Amazon プライムナウのサービス利用には慎重になってしまいます。
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