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ちゃくまのブログ。50代アラフィフ主婦。ミニマリスト志向。シンプル、合理的に。家事も家計も整理収納も思考も健康管理も簡単に。

『一生使える脳・長谷川嘉哉』書籍感想

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こんにちは ちゃくまです。

最近、「あれ、なんだっけ?」が増えていませんか?

冒頭のこの一文に思わずギクリとする方が多いのではないでしょうか。実は私も「ギクリ」とする一人なのです。

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一生使える脳 専門医が教える40代からの新健康常識 (PHP新書)

 

「なんだっけ?」を予防するコツ

例えば簡単な歴史上の人物の名前がとっさに出ない。「ほら、あのひと」と言っている間に「何をして、どんな肖像画なのか」は浮かんでいます。ところが肝心の名前が出て来ないのです。

意味や背景、理屈はわかるけれど固有名詞や地名や人名がとっさに出て来ない。最近、こうした事が重なると「歳」を感じずにはいられません。そして同時に若干不安も覚えるのです。

「これは単なる物忘れなのか。もしかすると何かの前兆なのか。そしてどんどん脳が後退していくのか。」

と。

脳の新常識・脳を使い続ければ機能は衰えない

何年か前に読んだ本には

「大人になり、ある程度成熟しきると以後、脳は成長しない」

とか

「成熟以後はどんどん衰えるのみ」

という事が常識の様に書かれていたからです。以前の常識とは「脳は後退していく」というものでした。ところが新しい常識は変わってきているのです。

それは

「脳を使い続けている人は、脳が委縮しても機能は衰えていない」

ということです。そして、脳のことだから脳だけを鍛えればいいということではないようです。脳だけではなく「一生使える脳」をはぐくむには3つのポイントがあるようです。

  1. 脳→脳の鍛え方を知る
  2. 身体→健康のコツを知る
  3. 外部環境→周囲に頼れる環境を作る

この3つです。

脳のワーキングメモリをうまく開放する

そして「あれ?なんだっけ?」が増える原因は、ワーキングメモリが手一杯になるからうまく使えていない状態なのだそう。

そして「なんだっけ?」は認知症の始まりではないけれど、思考力、創造性、知的生産の低下のシグナルではあるそうです。

そう言われると再びドキッとしますよね。じゃあ、どうすればいいんだろう。何か手立てはないのでしょうか。

まず、ワーキングメモリが手一杯になっていることが原因の一つだから、「解放」はキーワードになるということです。

人が一度に処理できるのは7つから5つ。処理の早い人はずば抜けて優秀なワーキングメモリを持っているわけではないそうです。ワーキングメモリを開放するコツをつかんでいるのだそう。

どうでもいいことは覚えない

そういえば、こんなことがありました。休日に使うことがあるバス路線で、夫はバス時刻表を全部覚えていたんです。私はすっかり忘れていたので、「覚えるコツでもあるの?」と聞いてみました。

すると「余計な時間帯を覚えない」と言いました。

夫が言うにはこうです。

その場所の時刻表は

「朝の早い時間と、夕方の遅い時間は本数が少ない。

また、利用することはほとんどない。

覚えるのは、使う事が多いメインの時刻だけでいい。」

利用する確率が高いのは日中の時間帯だけ。だから使う確率の少ない時間帯は初めから「切り捨てていた」と言います。

つまり、夫が難なく記憶できていたのは、「覚えなくても良いことを捨てていた」ことにあったようです。

一方で私は、使う確率の少ない時間帯まで全部を覚えようとしていました。記憶とはこんな風に要領よく取捨選択をすることも大事だと痛感しました。

アウトプットを意識しながらインプットする

そして、記憶の定着に良いのは、常にアウトプットを意識しながらインプットすることだそう。

最新の脳科学の研究では、記憶力は思い出すことで再活性化されるということがわかったそうです。

さらに元の情報に、新しい情報をくわえて保存できることがわかってきたそうです。

とすれば、こうして読んだ本の感想を書くのも「アウトプットしながらインプット」の良い訓練になります。

本は読んだそばから忘れてしまう事が多いわけです。読んでいるときは感銘を受けても、少し経つと中身はすっかり忘れてしまいます。もちろん、片りんは頭の中に残りますが、例えばブログに書くことで、この本に書かれているように「記憶のフック」になります。

付随情報を増やす工夫をする

実際に実際に使わない地名や人名などは、忘れやすいですが実際に訪れるなど何らかのアクションがあったことは忘れません。

若い年代の時は意味のない単純丸暗記ができますが、年令を重ねていくと単純記憶が苦手になります。その代りできるだけ「経験」などアクションに記憶を結び付けていく。この本に書かれているように「付随情報」を増やすのです。

道を歩いていても意味なく歩くのではなく、何らかのテーマを決めてもいいですね。例えば散歩でも、植物の名前を意識する。雲の名前を意識する。橋の名称を意識する。交差点名を意識する。工夫して意識すれば付随情報はいくらでも増やすことができます。

そして付随情報を工夫して増やせば知識も増えるし、平凡な変化のない日常でも意味づけをすることで記憶のフックがどんどん増えていくでしょう。

「一生使える脳」を支えるのは食と運動

元気で健康な高齢者に共通することがあるそうです。それは「69歳までに脳出血や脳梗塞などの脳血管障害を経験していないこと」とのこと。

どんなに明晰な頭脳を持っても脳にダメージが残る病気の経験は「一生使える脳」からは遠ざかるとのこと。だからこそこうした病気を未然に防ぐことが何より大事ということですね。結局のところ、脳の健康と身体の健康は密接につながりがあるわけですね。 

さいごに

これまで、脳は成長しないと思われていた常識が変わりました。これからさらに、どう脳を活かしていくか、楽しみです。

(実はこの記事は2018年の4月に下書きを書いていました。アップするのを忘れていたのを発見して公開設定をしたものです。)