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『お金の流れで読む日本と世界の未来/著/ジム・ロジャーズ』書籍感想・日本の未来とこれからできる対策とは

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こんにちは ちゃくまです。

著者のジム・ロジャーズ氏とは、あの「インベスターZ(1)」というコミックに登場する投資家、バフェット氏と並ぶ人物です。

この本は、ジム・ロジャーズ氏が日本やアジアに向けてインタビューを通して書かれた本だそうです。

気になる日本の未来とは

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お金の流れで読む 日本と世界の未来 世界的投資家は予見する (PHP新書)

 

結論を言えば、この本に書かれている、お金を通した日本の未来は決して明るいものではありません。

また、アジアの中では私たちが思いもかけない国を氏は注目しています。それは北朝鮮です。

 

私がこの本を読んで注目したのは、むしろ終盤である本の後ろの方にある内容です。普通、書籍というのは序盤から前半までが重要な部分です。

本の終盤に書いてある内容はたいてい「ちなみに」という程度であることが多いのです。

確かに投資家は、通常の本と同じく序盤から中盤が重要な内容であると把握するでしょう。

この本の序盤から中盤に書いてあることは、具体的な予測です。対して終盤の内容は一転しています。つまり、終盤に書いてあることは、序盤と中盤の予測に至る内容なのです。

という事は、終盤に書いてある内容こそ、この本を通してジム・ロジャーズ氏のメッセージを最も受け取ることができるものなのです。

結局のところ、私たちが決断を下すときには物事を俯瞰して一段高い段階で物事を見なくてはなりません。

ジム・ロジャーズ氏が序盤で語る「韻を踏む」という話も、要は物事を一段高い段階から俯瞰することと似ています。

おそらくは多大な投資を成功させる人にとって、「韻を踏む」こと、そして抽象化して物事を見ることは不可欠であるはずです。

一段、またはそれ以上に高い位置から世の中の現象を見ること。これが出来て初めて「投資の決断を下すことができる」ということではないでしょうか。

つまりはそれほどに難易度が高いということです。具体的に目の前で起きている事実を過去の出来事に照らし合わせる。そしてそれを未来の予測といういわば抽象的でもある予測につなげる。これは相当の能力が必要です。

過去に起きたことと未来は重なると予測するジム・ロジャーズ

氏は、イギリス史を勉強していた時に、過去とよく似た出来事が繰り返していることに気づいたジム・ロジャーズ氏は、お金の動きも例外ではないと気付いたわけです。

ということは日本で過去に起きたことは繰り返される可能性があるという解釈ができそうです。という話を読むとちょっとドキドキしてしまいます。

日本で記憶に新しいのは、1980年代末に大型のバブル経済がはじけたことです。これらについても

「歴史を学んだ人なら誰でもバブルバブルだとわかるくらいのはっきりしたものだった。」

と書いてあります。ところが、当時これを「バブルだ。」という人はほとんどいなかったそうです。「歴史上、今度は違う」 という台詞は危険な証拠なのだそうです。

変化を恐れる人は職を失うというジム・ロジャーズ

一方で、最も大事なのは、変化する時代の流れに合わせて、自分も変換できるようにしておくことだそうです。ところが人は年を重ねることに変化に順応することが難しくなるとのこと。

たとえ年齢が若くても、変化を拒んていると職を失うことになるだろう

と書いてあります。

AI登場で職を失うことを恐れている人がます。ですが実は、問題はAIにあるのではない、ということです。AI登場という「変化を」恐れる人が職を失うということなのですね。

 

本当に成功したければ、 人とは異なる考え方をしなければならない。人と同じように考えている限り、 大きな成功を収めることはおそらくないだろう。

日本では「人と同じ」でないと徹底的に排除される傾向があります。けれどもこれからは、そうした価値観でいる限り「その他大勢」から抜け出すことはできないわけですね。

「人と同じ」ことはAIが難なくできることです。だから「人と同じ」ことは埋もれることを意味するのでしょう。

これまでは「人と同じ」ことが生きやすさにつながっていました。けれどもこれからは「人と違うこと」が価値を生む事だと解釈できます。ある意味これは大きなチャンスです。

 これからはアジアの時代・けれど日本は例外?

氏は「アジアの時代」が来る、と語り「アメリカは世界の歴史上最も多くの借金を抱えている。」と告げています。

さらに日本に関してはかなり厳しい予測をしています。また安倍政権に対してはもっと厳しい見解をしています。 

  • うわべだけの好景気に騙されるな。 

    金融緩和で足元の景気は良くなってるがそれは上辺だけの攻撃に過ぎない。
  • 安倍政権の政策は、日本も日本の子供達の将来をめちゃくちゃにする。安倍が日本をダメにしたと振り返る日が来る。

 

一方で日本の産業で注目すべきは「日本に投資するなら観光、農業、教育」だそう。

ただし日本の農業の問題は、政府によって保護されすぎているという点にあるそうです。

氏が注目する朝鮮半島について

 一方で氏は朝鮮半島にかなり期待をしています。特に北朝鮮に。「南北統一が実現すれば韓国の諸問題も解決する」のでさらに飛躍が期待できるそう。ただし、気になったのは韓国に対する氏の見解です。

韓国の子供たちのなりたい職業ランキングが示すものとして、なりたい職業一位は11年連続で教師だそうです。

ジムロジャースはこの現象を「安定志向の問題」だと言っています。他の国に行った場合、将来の夢を聞くと、たいていはサッカー選手、ロックスター、映画スターといった答えが返ってくる。それなのに韓国は「11年連続で公務員が人気ナンバーワン」だなんて「世界の歴史を見ても珍しい。」と答えます。ジム・ロジャーズは悪い意味で「珍しい」と言っているのです。ただ、私はこのジム・ロジャースの考えにはちょっと首を傾げます。

というのも、ジムロジャースは、サッカー選手、ロックスター、映画スターこそが夢を追うことであり、難関の公務員試験に挑戦することが「夢を追うことではない」と決めつけているからです。

私が推測するに、韓国は科挙があった国だということが大いなる関係があると思うのです。韓国の学生はみんな学業熱心なことで有名です。日本とは大きな違いがあります。こうしたことが徐々に形になっているのではないのでしょうか。

立て前上、科挙に合格すれば誰でも一発逆転して、公務員になることができます。

現代では公務員というと、その辺のサラリーマンに安定がくっついている程度の認識です。けれども過去の歴史において、朝鮮半島の科挙合格とは家門全体の運命をかえるほどの一発大逆転であったはず。

これは過去においては非常に重要なことで、韓国ドラマなどを見たことのある女性はピンと来るかもしれません。科挙に合格すると立場が一転するんです。貧しい庶民から一躍特権階級の「両班」という身分になることができるんです。

著書の中で、「アメリカのシリコンバレーではほぼ全てのティーンエイジャーが起業を考えている。家のガレージから一つでも IT企業を起こそうとしている。」と書いてあります。
そのことと韓国の人たちが公務員を目指すことは、おそらく同意義にあるのではないでしょうか。

「現在の韓国社会はまだそこまで開かれていない」
とジムロジャースはこの中で言い切っています。けれどもそれは、若者が夢を追わず単なる安定に走っていると勘違いをしているからです。

実際はおそらく、韓国の若者はアメリカのシリコンバレーのティーンエイジャーが IT企業を起こそうと夢見ていると同じなのです。

公務員試験の合格を勝ち取り一般庶民から上を目指そうとしているのです。つまりシリコンバレーのティーンエイジャーと韓国の公務員試験を目指す若者は、大差がないのだということをジム・ロジャースは見落としているかもしれません。つまり氏が考えているより、韓国はもっと早く進展する可能性があるということです。

AI以前の歴史との違い・「AI以後の歴史は前例がない」

また、「歴史に学べば、どういうことが起きるか予測がつく」と言っていますが、それは「 AI が存在する歴史」と「存在しない歴史」では大きな違いが出るのではないでしょうか。

確かにこれまでは、長い歴史の中においても繰り返しが起きたので、同じような結果が起きやすいということはあったかもしれません。 ところが現在は大きな転換期に来ています。それは AI の登場です。 AI が登場する前と後とでは大きな違いが出る可能性もあります。

もちろん、それを楽観して良い理由にしてはなりません。氏が言う事が真実になれば、このままいけば日本は非常に厳しい状態に置かれます。

農業従事者は世界的に自殺率が高いという驚き


農業従事者世界的に最も自殺率の高い職業として知られているとは思います。
これは驚きです。

農業といえば、「都会で生活に疲れた人が、老後を田舎で畑を耕しながらのんびり暮らす」みたいなイメージがあったからです。

なぜ農業従事者が自殺率の高い職業なのでしょうか。これはイギリスでもインドでもなど同じのようです。

本によると「ひどい気候変動によって農作物が取れなくなって農業従事者が自殺を遂げたと」書いてあります。つまり景気の浮き沈みが激しいということでしょうか。

 覚えておきたい内容

また、終盤のページで気になったのは以下の内容です。

  • 熟知している分野がない場合、投資はしない方がいい。銀行に金を入れておいて十分な知識を持つ分野が出てくるまで待つのが賢明。ひどいインフレが起きると痛みを葬るが、それでも利息がつくものにお金を入れた方が「下手に投資して大損」するより「よほどマシ」。・・つまり、下手によく知らないところに投資をして損をするくらいなら銀行預金に入れておく方がマシということですね。
  • 投資家に必要なのは、ほとんどの場合、何もしないことなのだ。たいていの人は常に動き回っていなければいけないと思い込んでいる。
  • 本当に投資家として成功したいのなら、他人の言うことに耳を貸してはいけない。
  • 自分が熟知しているものにだけ投資をすればいい。ただ、行動しなくてはならない。「あの会社が成功することは10年前からわかっていたよ。」とか口で言うのは簡単だ。でも実際に100円で株を買い行動を起こさなければ何の意味もない。一方で、「商品が生まれてない」と感じたら売ればいい。・・裏を返せば「知らないものに投資してはいけないということですね。
  • やがて世界を史上最悪の金融危機が襲う。通貨の混乱やインフレから身を守るにはリアルセット実物資産を持つしか方法はない。
  • 若い人なら外国語習得することも進めたい。一つでも多くの言語が分かれば入ってくる情報の量と内容が劇的に変わる。・・何度も半端に挫折しているので耳痛いところです。「若い」と意識することにします。
  • 私が日本人の若者あるなら移住先はこの4カ国。韓国、中国、コロンビア、ベトナム。・・ここでも重要なのは言葉の壁ですね。外国語習得で選択肢できます。
  • ブロックチェーン技術により、今存在している銀行は消える。銀行という存在は残るかもしれないが、機能はすべてインターネットに移行する。日本にある銀行の店舗は、老人ホームになるかもしれない。「新しいテクノロジーについていけない老人たちが店舗を訪れる」ということだ。・・これは一番現実味がありますね。
  • 古いものが淘汰される時代は、新しいビジネスが生まれるチャンス・・悲観ばかりしないでチャンスを活かす道を見つけたいですね。
  • AI の台頭で悲観的になってはいけない。消える産業もあれば伸びる産業もある。伸びるのは例えば技術者が携わる分野だ。 ・・日本でも小学校でプログラム必修に乗り出しましたね。
  • 娘たちに言っていること。「良い成績を残せば自分がやりたいことを選択できる。」それこそが重要。教育は重要だいい教育を受けても成功するとは限らないが教育は間違いなく将来役立つを多くのスキルや選択肢は与えてくれる。・・成績そのものが重要というより、選択肢のある状態を増やすことが大事ってことですね。
  • 歴史は実際は違う。人間には、誰しも思い込みや先入観がある事実に基づいて書かれる。・・歴史を学んでもそれをうのみにしない視野と発想と気付きが重要ですね。
  • 「変化は恐れるものではなくて楽しむもの」である。

さいごに

投資家という立場で日本とアジアを見た予測と予測は非常に興味深いものでした。自分のことはどうしても盲点があったり、ひいき目があったりして見落としがちです。今回の様に外から日本を見ているジム・ロジャーズ氏の話を大いに参考にして自分が出来ることを模索していきたいものです。

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