物を持ちすぎないメリットは大きいですよね。
具体的に物を減らすとどんなメリットがあるのかを7つの項目にまとめました。
そして真のミニマリストとはどんな状態にあることなのでしょうか。
その点は最後の「まとめ」に記してあります。
ヒントになればさいわいです。
- 物の事を無意識レベルで考えなくなる
- 「どれを使うか」と選ぶ手間が減る
- 少し高くても満足するものを選ぶようになる
- 探し物と失くしものがなくなる
- 掃除と整理が簡単になる
- どうでもいい出費が減る
- お金を使うときに目的を重視するようになる
- まとめ
暮らしの様々な困りごとって実は物を減らして解決できることがあるんです。
物をたくさん持ちすぎないと快適に暮らせる理由7つ
— ちゃくま@簡単に暮らせ (@chakuma_kurase) 2019年6月14日
・物の事を無意識レベルで考えなくなる
・「どれを使うか」と選ぶ手間が減る
・少し高くても満足するものを選ぶようになる
・探し物と失くしものがなくなる
・掃除と整理が簡単になる
・どうでもいい出費が減る
・お金は目的を重視するようになる
物の事を無意識レベルで考えなくなる
物をたくさんもつと持っている分だけ考え事が増えます。
物を持つことは判断を増やします。
なぜなら、物を持つと・・
- 使うタイミング
- 手入れタイミング
- メンテナンス
- 処分のタイミング
・・などの判断がいるからです。
例えば、我が家では以前、車が2台ありました。2台あれば車検やメンテナンスや洗車やガソリンをつめる手間なども2台分です。
もちろん、車があることで便利だったり楽しい事もあるのですが、様々なわずらわしい手間が必要だったことも事実でした。
その後、我が家では車を手放したのですが「持たない」ことは本当にラクだと痛感します。
車の事をもう考えなくてもいい。たったそれだけのことが爽快感をもたらすとは「持っていた」頃には気付かなかったことです。
「どれを使うか」と選ぶ手間が減る
たくさんある中から選べることは一見、良さそうです。けれども人は選択肢が多すぎると1つも選べなくなるという状況になりがちです。
たくさんありすぎる服は効果的なコーディネイトをできそうな気がします。けれども、実際はそうはなりません。
むしろ迷う、選ぶ頻度が増える分、選ぶという手間と脳の負担が増えます。
そこで例えば服の数を減らせば、「どれを着るか」の迷いも減ります。
選ぶことは選択肢が増えすぎると負担になってしまうのです。
少し高くても満足するものを選ぶようになる
私は20代~30代の頃、生活雑貨を見るのが大好きでした。けれどもいざ、となると一番「いいな」と思った雑貨ではなく、似たような「もう少し安い物」を探しては買っていました。
その結果として、なんだか満足できずに、結局似たようなものばかり複数買ってしまうという状況になりました。
ある時気付いたのは「はじめから一番いいと感じた物を買っていれば、似たような物を買う事はなかった」ということです。
つまり「似たような廉価版」を買ったことで安物買いの銭失いになったということです。
物の数を減らすと、安いだけで選んだものは結局、高くつくことがわかります。少し「高い」と感じても一番気に入ったものをはじめから1つだけ手に入れれば結果としてそれ以降の買い物はいらなくなるのです。
結果としてお金も無駄になりません。
探し物と失くしものがなくなる
物が多いと探し物がしばしば発生します。ときには同じものを買い直すことになったりします。
そして不思議な事にあきらめて買い直すと探していたものがひょっこり出てくるのです。
物を減らすと探し物やなくしものが減ります。すると探す手間と時間と精神的負担も減ります。
掃除と整理が簡単になる
掃除をするとき時間がかかるのは掃除そのものではありません。
床やテーブルの上に出しっぱなしの物を元に戻す行為です。
物を減らすと「元に戻す」頻度も減ります。
だから必然的に掃除も整理も簡単になります。
どうでもいい出費が減る
当たり前なのですが家にある物は基本的に自分が買った物です。
つまり片付いていない多すぎるものは「どうでもいい支出」が形になって表れたものです。
物を減らすときしばしば「もったいない」と言って手放さない人がいるでしょう。
けれどももったいないのは何に対してなのでしょう。
「過去に間違えて買ってしまった多すぎる物」は確かにもったいないのです。けれども、それはどこかで一旦、区切りを付けなくては何も変わりません。
物を減らすということは「どうでもいい支出」に終止符を打つことと同意義です。
お金を使うときに目的を重視するようになる
物を減らしていくとお金の使い方が変わります。
「これは何に対してお金を使おうとしているのか」と目的を自覚して使うようになるのです。
ところが物が多い時のお金の使い方は違います。
単に「高いか、安いか」と目先の価格だけにとらわれます。つまり周りが見えていません。
ところが物を厳選すると「これは価値があるからお金を支払う」または「これは消耗品であるから低額、もしくは買わない」という判断で物を買うようになります。
価値は各自によって違います。
まとめ
物を減らすメリットは多くあります。
私達の生き方は決して物だけに支配されているものではありません。
ところが物が多すぎると、物の価値が人の価値であるかのような錯覚を覚えます。
確かに素晴らしい造りの物は存在します。
けれども、本当に価値があるのは「物を所有する人」ではありません。
物はあくまで道具であり脇役です。
確かに物は人を助けてくれます。
洋服がなければ寒さに耐えられませんし、ケガをします。
服があるから安全に楽しい気持ちになることができます。
けれども物に価値を置き過ぎれば、人の頭の中は物で支配されます。
物は持ちすぎても物に支配されますが、反対に持たない事を重視しすぎても「どうやって持たずに済むか」と間接的に物の事を考えてしまいます。
つまり、物に思考の幅を奪われないことが重要なのです。
自分にとって、その分岐点はどこにあるのか。
その点を見極めることに成功すれば、真のミニマリストと言えるのでしょうね。