読んだ本の紹介です。
この方はなんと「時間ミニマリスト」だそうです。
物を持たないミニマリストはたくさんいますが、時間のミニマリストとは気になりますよね。
早速ですが、読んでみました。
もくじ
この本をおすすめしたいのは、こんな方
この本をぜひ、読んだ方が良い方は次のことにあてはまる方です。
- 毎日、時間に追われて本当にやりたいことをする時間がとれない方
- 時間ができても「つきあい」に追われて結局、自分の時間がとれない方
- 時間だけではなくお金の無駄が多いと感じる方
- こどもに合わせ過ぎて親の自分の時間がないと感じる方
著者について
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
若杉/アキラ
時間ミニマリスト/週3起業家/シニア不動産コンサルタント。1983年生まれ。
若杉アキラ (@akirawakasugi) | Twitter
Akira Wakasugi (@akira_wk) • Instagram photos and videos
著者の若杉アキラさんという方のインスタグラムなどを拝見すると、自然やお子さんの自然な写真が多く、自然体の方なんだという印象を受けました。
それはきっと、この本に書いてあるようなことをいろいろ実践して、「自分の時間」を持っているからこその「ゆとり」なのではないでしょうか。
特に印象に残った5つの項目を紹介します
さて、本文は全部で70もの項目があります。特に印象に残った5つの項目について紹介します。
「効率よく生きる」をやめる
効率を求め過ぎると行動がワンパターンになる注意点を指摘しています。確かに、効率を優先すると通勤、通学ルートも同じになります。
すると、最短時間で目的地には到着します。一方で、ルートはマンネリ化します。すると、発見やインスピレーションが生まれる機会が失われますね。
あえて効率化を無視することで、実はもっと最適な発見が生まれることがありますよね。
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この項目を読んで思い出したことがあります。それは
「働かない8割のアリが新たなエサ在りかを発見することがある」
話です。
働く2割のアリが効率的に動いていたのでは、新たなエサの発見がないというわけです。つまり、本当に効率的かどうかは、2割の働くアリにはわからないということです。
効率的に動かないアリが、もっと最適なエサを発見することがあるという話です。
「とりあえず貯金」はやめる
以外にも目的のない貯金は無駄遣いにもなり得る注意点を指摘しています。また目的のない1年分の生活費以上、貯めこまないことも推奨しています。
理由として書いてあるは同じお金でも行動することにお金を使えば、それがきっかけで収益が増えることにつながるから、ということです。
確かに、お金をただ貯めこむのではなく何らかの経験や学びにお金を使えば、将来的に何倍にも収入が増える可能性があります。
特に現代は変化がめまぐるしいですから、その傾向はより一層、大きなものであると思います。
「消費者だけ」にならない
お金があれば、たいていの事は出来る現代です。一方で、買い物やレジャーも受け身で楽しんでいては、お金がなくなるばかりです。
ところが消費者ではなく生産者の立ち位置になることで、お金がなくても楽しめることが増えるということです。
生産者と言ってもブログやSNSで発信することも立派な生産者とのこと。確かにブログもSNSも単に読んだり見たりする立場ではなく発信する立場になることは誰にでもできます。
著者が言うように生産者になることって、今の時代、お金がかからないんですよね。しかも何らかの成果が出ることもあります。
私もブログを毎日書いていたら、たくさんの方に読んでもらえたし、本を出せました。ブログを書くことやSNSの発信は、ほんの少しの費用しかかからないし、誰でも出来ることです。消費者ではなく、生産者になることは誰にでも可能ですね。
「片付けなければ」やめる
最近は「片付け」が善であると指摘する情報が主流です。けれども本人が困っていないのなら「他人から押し付けられた片付けはムダ」とのことです。
確かに、私も子供の頃「片付けなさい。」と言われた挙句、「捨てよう。」と半分、無理強いさせられた経験があります。
共用部を散らかしているなら問題ですが、個室などをたまたま散らかしているなら「ほっといてくれ」というのはよくわかります。
片付けが善であるとは限らないのですから、度を超えているのではない限り自分が良いと思う方でいいと思います。
「無理してイクメン」をやめる
子供は貴重な存在ですし、かわいいのはわかります。でも育児中の人は子供に追われ過ぎ感があるのも事実です。
そこでここでは、親の趣味に子供を巻き込む事を提案しています。例えとして、子供と写真撮影に行くことなどが挙げられています。
子供の遊びと親の趣味を切り離すのではなく、親の趣味に子供をうまく絡める工夫をして親子で楽しむというのは良いことですね。
まとめ
自分の時間を生み出すには、実は効率化ではなく、無理をしていた時間に気が付くことなんだと思いました。
従来の「時間効率化」とは、ギスギスして隙間を埋めるような余裕のない方法だったと思います。
この本に書いてある70の項目を意識すれば、ギスギスしないでゆったりと自分の時間を産む事が出来そうな気がしました。
要は、従来型の方法は」時間を作るつもりで良かれと思っていたことが裏目に出ていたのでしょうね。
「こうするべき」をいったん、疑うということが要なのではないかと感じました。
自分の時間がないと感じている方は、この本を読んでゆとりのある時間を産むきっかけになるのではないかと感じます。