労力を使ったりガマンの必要な節約は苦手です。一方で、ちょっとした手続きなどをするだけで大きく節約効果があるようなものが好きです。
今回は、住宅ローン返済中の方が得する繰り上げ返済の方法についてお話します。
住宅ローン繰り上げ返済には2種類ある
今回は住宅ローンを返済中方向けのお話ですが、今は借りていなくても将来的はわかりませんよね。なので知っておいて損はありません。ちょっと小耳にはさんでおくことをお勧めします。
結論を言えば、住宅ローンを繰り上げするときには返済期間短縮型を選びましょう。支払う利息を少なくするならそのほうが得です。
繰り上げ返済の方法には、2つの種類があります。
- 返済期間短縮型・・毎回の返済額を変えないで返済期間を短くする
- 返済額軽減型・・返済期間を変えないで毎回の返済額を減らす
です。
支払う利息が少なくて済むのは返済期間短縮型
繰り上げ返済をしたい旨を金融機関に伝えると、返済期間短縮型にするか返済額軽減型にするかを尋ねられると思います。
このとき、あまり考えずに決めると返済額軽減型を選びたくなりそうな気がしませんか?
なぜなら、返済額が軽減されるから、そのほうがゆとりが出来て良さそうな気がするんです。
でも実は返済額軽減型の方が支払う利息を減らす効果が返済期間短縮型より少ないのです。
毎回の負担をとにかく減らしたいなら返済期間短縮型もあり
だからとにかく支払う利息を減らしたいのであれば、返済期間短縮型を選ぶといいですよ。
返済期間短縮型を選んだ場合は、これまで通りの毎回の返済額ですが、繰り上げ返済した分、返済が早く終わります。
返済額軽減型を選んだ場合は、毎回の返済額は減りますが、返済期間は当初と同じです。もちろん、利息軽減効果よりも毎月の負担を減らす目的であれば返済額軽減型を選んでも構いません。ただし、それをわかって選んでいることが大事です。
要は毎回の返済額を減らすか、それとも毎回の返済額は同じだけれど早く終わるかって違いです。
さいごに
要は繰り上げ返済の目的によって選ぶ方法も変わるってことですね。
ひと口に繰り上げ返済と言っても、どちらの返済型を選ぶかによって、総合的な利息の支払い額が変わります。
このような節約は、効果が大きいのですが手間は手続きをするだけです。令和時代の節約は、このように制度や知識を活用した方法が必要になりますね。