「老後2000万」を受けて老後の生活費や資金に不安を覚えている方が多いのではないでしょうか。
そこで今回は・・最近、耳にするけれどよくわからないiDeco(イデコ)についてのお話です。
もくじ
- もくじ
- iDeco(イデコ)・今さら聞けない?
- そもそもiDeco(イデコ)って何?
- iDeco(イデコ)は、自分の意志と判断が将来受け取る年金に反映される
- iDeCo(イデコ)のメリット
- そもそも、税金を払っていない専業主婦などはiDeco(イデコ)の意味(メリット)はある?
- iDeco(イデコ)のデメリットと注意点
- まとめ
iDeco(イデコ)・今さら聞けない?
これって結局、サラリーマンの妻の場合、利用する意味はあるのでしょうか?
もし、あるとすれば、そのメリット、デメリットは?
そこで今回は
「今さら聞けない?」
専業主婦など(サラリーマンの妻)がiDeco(イデコ)を利用する疑問とこたえをまとめてみました。
- そもそもiDeco(イデコ)の意味がわからない。今さら聞けない。
- iDeco(イデコ)に主婦が入る意味はあるのか、ないのか?
- iDeco(イデコ)に主婦が入るメリットはあるのか?
- iDeco(イデコ)に主婦が入るデメリットとは?
そもそもiDeco(イデコ)って何?
はじめにiDeco(イデコ)の簡単な説明から。
iDeco(イデコ)とは正確に言うと確定拠出年金の個人型で、私的年金の制度です。(かくていきょしゅつねんきん DC:Defined Contribution Plan)
つまり、自分で作る年金です。
iDeco(イデコ)は、自分の意志と判断が将来受け取る年金に反映される
- 加入は任意です。
- 公的年金との大きな違いは、自分の意志や判断が反映されることです。
- 自分の判断(反映された運用実績)で将来受け取る年金(イデコで作った年金)が変わります。
iDeCo(イデコ)のメリット
iDeCo(イデコ)のメリットは次の通りです。
- 税金が控除される・・掛金が全額所得控除
- 運用益も非課税で再投資される!・・通常(源泉分離課税20.315%)が「iDeCo」なら非課税で再投資。
- 受け取る時も控除がある・・どちらかを選びます。年金のように少しずつ受け取る・・「公的年金等控除」、退職金のように一時金でまとめて受け取る・・「退職所得控除」の対象
- 少額でも(月々5,000円から1,000円単位で自由に設定)できる。
- 運営管理機関が選定する運用商品の中から、自由に組み合わせて運用できる。
対象は20歳以上60歳未満の人です。
つまり、iDeco(イデコ)のメリットは
- 税金を節約しながら老後資金(年金)を貯められる
- 受け取るときにも税金を節約できる
ことですね。
そもそも、税金を払っていない専業主婦などはiDeco(イデコ)の意味(メリット)はある?
けれども、そもそも専業主婦は税金を払っていませんよね。
だったら、意味がないんじゃないの?・・と思いそうなところです。
結論を言えば、意味(メリット)はあります。けれども状況次第という前提付きです。
確かに、そもそも払っていない税金を節約することはできません。
けれども、税金を払っていなくてもiDeCo(イデコ)のメリットは、あります。
それは、将来受け取る時の税金を節約できることです。
将来、受け取る時には受取る型を2種類から選びます。
- 年金みたいに少額ずつ受け取るか、
- 退職金みたいにまとめて受け取るか、
ですね。
この場合、
年金形式で受け取るなら公的年金等控除の対象です。
退職金みたいに、まとめて受け取るなら、退職所得控除の対象です。
ただし、下でも言いますが、受け取る時に利益が出ている前提です。この点は注意が必要です。また、たとえ利益が出ても手数料を考慮しないと得か損かの判断がわかれますね。
iDeco(イデコ)のデメリットと注意点
もちろん、デメリットがあります。また、注意点もあります。
- 必ず掛けた金額を上回るとは限りません。元本割れすることがあります。
- 60歳になるまでお金を引き出すことはできません。なので、急にお金が必要になったときに融通が利きません。絶対に下ろす必要のない猶予資金で行うことが必要です。
- 銀行の定期預金などは手数料がかかりませんが、iDeCo(イデコ)の定期預金には手数料がかかります。
- 金融機関によって違うので、iDeCo(イデコ)を利用する場合は、手数料が低い所を選ぶのがコツです。
- 受給開始年齢は通算加入者等期間によって異なります。今、50代の人は受け取り可能な年齢に注意しましょう。
- この他、条件によって詳細が変わります。自分の事例を事前によく確認しましょう。
まとめ
iDeco(イデコ)とは確定拠出年金の個人型で、私的年金の制度です。
自分の判断(反映された運用実績)によって将来受け取る年金が変わります。
iDeco(イデコ)のメリットは・・
- 税金を節約しながら老後資金(年金)を貯められる
- 受け取るときにも税金を節約できる
ことです。
iDeco(イデコ)のデメリットは・・
- 元本割れの可能性がある
- 60歳まで(場合によりそれ以上)お金を引き出せない
- 運用に手数料がかかる
ことです。
いずれの判断をするにしても、よく調べて理解したうえで利用するのは基本ですね。