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『おしゃれ嫌い 私たちがユニクロを選ぶ本当の理由/著/米澤 泉』書籍感想

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こんにちは ちゃくまです。

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「私たちの消費的な欲望の変化」を追った本です。

この本を読むと、消費と欲の変化について知ることができます。近年30年ほどの国内の状況です。さらにはなじみの深いユニクロを通した傾向が記されています。

変化の理由を知ることは、結果として「服迷子」になっている方の良いヒントになります。実際、私はこの本を読み終えた時に、これまでの服に対するモヤモヤが少し晴れた気がしました。

結論を言えば、すでに服は、ユニクロがある事で暮らしの一部になっていたのです。ところがバブル時代のように、服と暮らしを切り離して考えるからうまくいかなかったのです。

  

おしゃれ嫌い 私たちがユニクロを選ぶ本当の理由 (幻冬舎新書)

おしゃれ嫌い 私たちがユニクロを選ぶ本当の理由 (幻冬舎新書)

 

 ユニクロを追えば消費と欲の文化がわかる

さらに、近年の日本国内ではユニクロが国民服化しました。それは単に

「値段の安さや、品質の良さや、デザイン、だけが注目された原因ではない。」

という趣旨を、著者は本文中で語ります。

 

そして、なぜ著者はユニクロを通して

「私たちの消費的な欲望の変化」

を追ったのか。

 

それは、ユニクロを追えば、「服を着る意味」の変化がわかる・・から、だそうです。

ユニクロが提案したのは実は暮らし

結論として、ユニクロが提案した服の意は、「暮らしの部品としての服」ということ。つまりユニクロが提案したのは、服そのものではなかったのです。「暮らし」だったのです。

ユニクロは、「服は暮らしの一部」であるとした役割があるということ。

私が若かりし頃は、まさにDCブランド全盛期でした。同時に、高価であったり、手に入りにくい服であったり、ブランドであったりすることが、最高のステータスという時代。

まさに「服(だけ)が主役」の時代です。一方で、服と暮らしは全く離れているものでした。

トレンドを追う主婦層は暮らしを既に追っていた

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ですがバブルがはじけたあたりから、確かに傾向は変化しました。

実はこのころから、トレンドは服そのものではなく、暮らしに視点が移っていたのです。だからトレンドに敏感な主婦は、服から暮らしをトータルに見据えることに既に移行していたようです。

例えば数年前の場合、私は知らなかったのですが、雑誌ヴェリィには、2011年頃に「ミセスオーガニックさん」という主婦が登場していたのだそうです。

ヴェリィは、JJの読者が結婚して主婦になったときに読むような雑誌です。だからかどうか、内容は、あおられ感がすごかった記憶があります。(そうは言っても、30代の頃は、たま~~に、この雑誌を買うことはありました。)

それが2011年頃には「ミセスオーガニックさん」とは。つまり、そのあたりには既に、常に流行の最先端にいる主婦でさえ、暮らしを中心にすえたライフスタイルに変化していたわけですね。

バブル時代前後は、高価な服や、手に入れにくいブランド品を着てさえいれば、家の中や「普段何を食べてどんな運動をして、家の中がどんな風な状態か」は無視することが出来ていた感があります。着ている物と持ち物が全てであった時代だからです。

ですがいつしか、服と暮らしは一体化していたわけですね。その先駆者となったのが、ユニクロというわけ。

ユニクロ登場でおしゃれは競う必要がなくなった

「かつておしゃれは競うものだった」という項目があります。確かにそうだったかも。でもユニクロをみんなが躊躇なく着る今は、服そのもので競う必要性はなくなったというわけです。

笑ってしまったのは「やることがなくなったファッション誌」という話題です。なんと、最近のファッション誌(JJ)は、ファッションではなくて犬猫大特集を組んでいたりしているそう。

さらにインスタはライフスタイルの発信が中心なので必然的に「スタイルのある日常」が加速したそうです。

つまり「スタイルのある日常」はおしゃれを上回るため、どんなにオシャレでも暮らしがイケていなかったら誰も憧れないというわけですね。

まとめ

『おしゃれ嫌い 私たちがユニクロを選ぶ本当の理由/著/米澤 泉』を読むと、ユニクロを通した私たちの消費と欲の変化を知ることができます。

結果として、服迷子から抜け出すヒントがみえます。

  • 実のところ、現代の服の位置づけは暮らしの部品です。
  • ところがバブル時代のように、暮らしと服を切り離して考えるからうまくいかないのです。
  • 一方で、トレンドに敏感な主婦はすでに、暮らしと服をトータルで据える視点にきがついていたようです。(ミセスオーガニックさんなど)
  • かつておしゃれは競うものでしたが、今はその必要はなくなりました。
  • 人気のインスタでも発信されているのは「スタイルのある日常」です。今、注目されているのは暮らしそのものです。
  • 服はあくまでその部品だったわけです。

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