毎日の食事の支度、大変ですよね。
そこでぜひ、取り入れて欲しいのが
「冷たいごはん」です。
「冷や飯」
なんて言葉があるくらいに、冷たいご飯に対する扱いは厳しいものがあります。
同時に「手抜き」扱いされかねません。
けれども、おにぎりだったらどうですか?
冷たいからと言って「おいしくない」なんてイメージはないですよね。
つまり、冷たいご飯がおいしくないとか、手抜きだというのは、絶対的なものではないんです。
おそらくは、イメージによる錯覚です。
私たちは普段からテレビや雑誌の映像や広告を見て、知らず固定概念を受け付けられているんです。
「ごはんは、あたたかくなくてはならない。」と。
ちなみにですが、私はご飯が炊きたてならば、存分に温かいおいしさを頂きます。
けれども、たまたま冷えたご飯であったならば、温めずに冷たいままで頂きます。
例えば、朝昨晩の残りである冷えたご飯があれば、それに生卵をかけて卵かけご飯でたべます。
「あたためない」
たったそれだけのことですが、食事を用意する手間が激減します。
初めは冷たいご飯に違和感があるかもしれませんが、すぐに慣れます。
これから、寒い季節になってどうしても温かいご飯が欲しいのであれば、チンするよりもお茶漬けのようにしてもいい。
もしくは暖かいお茶かみそ汁でもあればいい。
みそ汁と言っても我が家の基本スタイルは、現在、インスタント方式です。
おわんに、みそ、かつおぶし、かんそうわかめ、キッチンバサミでカットしたネギを入れお湯を注ぐだけ。
もっとも、最近は
「でも、便利家電があるじゃない。」
と、いう声もチラホラ。
確かに、冷えたご飯を蒸し器で温めなくても電子レンジでチンできます。
オーブン、炊飯器、自動湯沸かしポット、電気圧力鍋・・
便利家電はいろいろある。
だけど、1人分ならいざ知らず、家族全員分の「チン」はかなり手間なのです。
さらには、使ったら洗わなければならない。
食洗器を使うにしても、洗う前の予洗い、汚れ落とし・・
結局は何らかのアクションが必要。
さらには、「フツー」の日本の朝ご飯は、
温かいみそ汁。
温かい朝ごはん。
温かい目玉焼き。
温かい食後のコーヒー。
・・といった具合に、
「温かいごはん教」
に支配されているかのようです。
いえ、実際に温かいご飯は美味しいんです。
だけど、「温かい」にはひと手間もふた手間もアクションがいる。
北欧あたりの国ではコールドミールという食習慣があります。
それは「暖かい食事は昼だけ」というもの。
昼食は外食であることが多い事から、(勤務中)実質、主婦が台所に立って火を使う調理をすることはほとんどないと言われています。
コールドミールを採用することで、エネルギーの節約になり、家事の手間を減らし、主婦に家事負担の比重が多くなることも予防できる。
全てをいきなり取り入れるのは抵抗があるかもしれません。ですが、例えば我が家のように、冷ご飯を温めないで食べる。まずはそこからはじめてはいかがでしょう。
おすすめ記事