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『残酷すぎる成功法則 9割まちがえる「その常識」を科学する /著/エリック・バーカー』書籍感想・書評

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こんにちは ちゃくまです。

 実はこの本、まだ読了していません。

ですが、画期的であることは確実です。

 

なぜなら、「成功」の概念が覆される可能性があるからです。

  • 何を成功とみなすのか。
  • どんな成功を望むか。
  • なぜ、成功したいのか。

そもそも、私たちは、何をもって「成功」とみなすのでしょうか。

同時に、どのような「成功」を望んでいるのでしょうか。

なせ、成功したいのでしょうか。

 

本を読む前にその点を考える必要があります。 

残酷すぎる成功法則  9割まちがえる「その常識」を科学する

残酷すぎる成功法則 9割まちがえる「その常識」を科学する

   

また、

  • 著者が成功とみなしていることは何か。
  • 著者は人にどんな成功を望んでいるのか。
  • 著者はなぜ、成功が重要だと考えるのか。 

について、興味を抱きました。

監訳者である橘玲氏によると、この本のスタイルは画期的な手法がとられていたようです。それは全ての主張にエビデンスが付け加えられていたことだそう。それによって「うさんくさい」自己啓発が一気に「科学」が持ち込まれた瞬間だそうです。

そういえばこの手法は最近、よく目にします。同時に、なぜ「エビデンス」という言葉を目にする機会が増えたのだろう。と思っていました。発端はここにあったのですね。

確かに、半信半疑の主張も、「エビデンス」が添えられていると安心できます。一方で、「エビデンス」の多用が気になっているところでした。多用されているからこそ、「エビデンス」が都合のいい権威づけに利用されている可能性を、私たちは見極めなくてはなりません。エビデンスが添えられているからと言って、うのみにするのは早急過ぎるのです。むしろ、うさん臭くない「エビデンス」があるからこそ、全てを猛信して良い理由にはなりません。情報はより注意して受けなくてはならないものになったのです。

あのショーペンハウアー氏も、語っています。

論争するとき、かれらが共通して選び出す武器は、権威の説だ。権威を 笠 に着て、戦闘を開始する。巻き込まれた者が論陣を張って防戦しようとしても平然としている。というのも、かれらはこうした論拠に対して、いわば思考不能・判断不能の大河にどっぷり漬かった不死身のジークフリート なので、権威筋をうやうやしく証拠として持ち出し、勝利の 雄叫びをあげるのだ。

 出典:「読書について」ショーペンハウアー

読書について (光文社古典新訳文庫)

 

もちろん、全てがそうだというわけではないでしょう。同時に、私こそが「この本がそうなのだ」とばかりに、「エビデンス多様の懸念」の権威づけに引用している可能性を持って読み進めなければなりません。現代においては、「エビデンスのエビデンス」の確認が必要になったということです。

同時に、注意しなければならない事があります。それは多数の人が望む結果です。ショーペンハウアー氏が言うところの「権威づけ」に利用する人は「黒い主張に対するモノであってほしい。」というのが人の心理です。一方で権威づけは、白い主張にでも利用される可能性はあります。誰しも黒い主張は間違いであって欲しいし、自分とは無縁であって欲しいと願います。一方で、白い主張は真実であって欲しいし、仮に間違いであるとすればそれは否定したいのは当然です。その点を頭に入れておく必要があります。ですがエビデンスは利用されるのが黒い主張でも白い主張でも、「正確さ」においては平等でなければならないのです。

むしろ、過去においては、エビデンスのない不正確さがかえって人が猛進する可能性からガードしている感がありました。

「うさん臭いものはうさん臭いモノとして割り切って向き合えた方がまだ、かわいい。」

という見方ができたのです。例えば、街角での占い氏の助言や、子供の頃は割と目にしたテレビのオカルト番組などは一例です。

この本の著者の考えとしてベースにあること。それはおそらく、

「今はパッとしない人でも、人には必ず良い方向に向かう可能性がある」

というものです。もちろん、こうした白い主張を読む事は心地よく、希望がみなぎります。同時に、「そうであってほしい」と思います。

一方でこの本の監訳者である橘玲氏の書籍の主張は、どちらかといえば「残酷なようだけど、実は・・」といったマイナス要素を「ぶっちゃけ」ている感がある内容が多い印象です。

それに対してエリック・バーカーのこの書籍は、これまで、「いい人」で損をしてしまう人や、しいたげられてきた人や、見下されてきた人や、生きづらさを感じてきた人が希望を持てる内容となっています。タイトルも取り上げていることも似ているかに思える両者の書籍ですが、実は著者が考える結果はおよそ正反対なのです。

けれども両者とも、それを裏付けるためのエビデンスについては、自らが直接研究などをしているわけではありません。となれば、主張の裏付けがとれません。そこで添えられているのは、橘玲氏の場合はおよそ「データ」や「資料」が多い印象です。一方でエリック・バーカー氏の場合は「〇〇大学の〇〇研究室、もしくは〇〇教授」などです。

けれどもいわゆる「エビデンス」が、本当にエビデンスとして機能しているかどうかの検証こそが、難しい。それはこの書籍に限らず、どんな書籍であろうと、著名人の主張であろうと、ベースは同じです。

結論を言えば、この本に書いてある主張が真実であるとすれば、希望を持てる人が多いでしょう。ただ、唯一の課題が「エビデンスのエビデンス」をどうやって確認するか、なのです。こうした課題を踏まえながら、引き続き、この本を読んでいくことにしたいと思います。 

残酷すぎる成功法則 9割まちがえる「その常識」を科学する

 

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