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『Think CIVILITY(シンク シビリティ) 「礼儀正しさ」こそ最強の生存戦略である/著/』書籍感想 書評

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こんにちは ちゃくまです。

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Think CIVILITY(シンク シビリティ) 「礼儀正しさ」こそ最強の生存戦略である

職場に限らず、人の悩みの多くは人間関係だと言われています。

特に日本ではストレスが原因で体調不良になったり、精神的に追い詰められてしまう人が少なくありません。

一方で、人対人のやり取りの中では、見えない競争意識があったり、「なめられてはいけない」という理由の下に、相手に対して強固な態度をとるのが良い事だと認識されていることがあります。

けれども、この本を読むとそれらの「常識」は見事にくつがえされます。

一見、それらは「単なる理想論なのではないか?」と誤解されるかもしれません。

同時に、本のタイトルに「戦略」の文字があるので、「結局は『勝つ』ための礼儀正しさに過ぎないのではないか」と思われてしまうかもしれません。

結論を言えば、これらはNOです。

礼儀正しさをスタンダードにすることは、決して理想に過ぎないわけではないし、「勝つ」ためにの戦略でもないのです。

もちろん、結果として効果を最大限に発揮できるという意味から「戦略が成功してビジネスの勝利を得られる」という意味での「勝つ」はあり得ます。


この本を読んであらためて痛感したことがあります。それは真っ当な言動こそが良い結果をもたらすのであり、もっとも効率も良いということです。

反対に真っ当ではない言動の態度を取ることは非効率的だということです。

結局のところ、知性があり精神的にもバランスが取れている人は必然的に、ごく自然に礼儀正しくなるのだと解釈します。

一方で、バランスを欠いている人の場合は、礼儀正しさとは相反する言動をとるようになっています。

マイナスをもたらす言動は、従来多くの人が苦しみ悩んできたことでしょう。そしてこれらは、つい最近まで「ささいなこと」であり、受け止める人が弱いためであるという解釈もされてきたことでしょう。

けれども、ここ最近になって、ビジネスの場においても礼儀正しくない言動はマイナスの連鎖をもたらすということがわかってきたようなのです。

 

何だかんだ言って、人間社会は「より正しい方へ」進化していると痛感します。「正しさ」とは、人と人が笑顔になれるような言動という意味の正しさです。

実際、従来において理不尽(礼儀正しくない)だとされるようなことは、どんどん排除されるようになっています。

この本を読むとわかるのですが、例えばグーグルなどの大企業はすでに「偏見」をなくすプログラムを組んでいるそうです。

また、ナイキと取引をするためには「お互いの尊重」が絶対条件であり、協定書にサインをする必要すらあるそうです。

これらの企業はすでに、礼節のない人に関わる損失を理解しているというあらわれです。「ビジネスで他人の足を引っ張る」ことや「手柄を共有しない」といったようなことは結果として良い結果をもたらさないと既に熟知しているからなのです。

こうした取り組みは、ビジネスの場面にだけ必要なことではありません。学校、地域社会、家庭、友人同志、サークル・・ありとあらゆる場面において礼節のあるようが良い結果をもたらすということと考えます。

日々の暮らしの中で痛感することがあります。それは、「人の感情は伝染する」ことです。私がここで、良い感情を受け取ると「次に会う人にも丁寧に接しよう」と自然に思うようになります。そしてそれが、365日24時間体制で持続し続ければいい。

子どもが、物心ついた時、自分の置かれた環境が初めから礼節のある世界であれば、その子供にとっての「普通」が、礼節のあるの世の中になるわけです。

ところが現実はいわゆる「ブラック〇〇」のような企業であったり、それを構成するオーナーが社員に良くない感情や現象を伝染させてしまうことがあります。

子どもの社会では、いじめが問題になっていますし、大人の社会でも〇〇ハラスメントと称したことがあります。けれども、だからと言って、それが「普通」なのだと認めてはいけないのです。

この本を読むと、そのような本質に改めて触れることができます。すでにグローバルな世界では、礼節のある対応がスタンダードとなっているのです。

ところが、日本国内ではまだ、そうした意識の取り組みが遅いのですね。だから本来、助け合うべき人同士が、人間関係で疲弊している。ストレスを抱えて心身をむしばむ人が多いわけです。この本は、多くの人が読むべきです。

Think CIVILITY(シンク シビリティ) 「礼儀正しさ」こそ最強の生存戦略である

 

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