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ちゃくまのブログ。50代アラフィフ主婦。ミニマリスト志向。シンプル、合理的に。家事も家計も整理収納も思考も健康管理も簡単に。

『お金の戦略~裕福な人たちが知っていること/著/リチャード・テンプラー』書籍感想 書評 レビュー

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こんにちは ちゃくまです。

かなり古い本(2011年出版)ですが、この本は時々読み返しています。

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お金の戦略

 

お金は人を差別しない

お金持ちと非お金持ちが比較対象になる事は多いですよね。だからつい、錯覚してしまうのですが、本書で、実はお金ほど平等な物はない、と気付かされます。

お金というのはシビアな数字の世界です。様々な行動の結果がお金という結果になってあらわれているというわけです。

お金に対して冷静に向き合えば、結果が伴っていない場合「どうすれば望む結果を得られるのか」を検討することができますね。

つまりお金は、受講料無料の師匠のようなものです。

お金を嫌悪しない

お金に対して嫌悪感を抱く人は多いし、普段の生活でお金に関する話題はタブー視されることが多いわけです。

なぜ、特に日本人がそんな感覚を持つ人が多いのでしょうか。思うにそれは昔話に一因があるのではないかと思っています。

昔話とは「昔々あるところに、おじいさんとおばあさんが住んでいました。」系の話です。物心ついたころに私たちは例外なく「昔話」を聞かされます。

そこに登場する正直者はたいてい、朝から晩まで働き、貧乏で無欲であることが良い結果をもたらすという話です。

「正直でいい人」であるのは良いとしても、貧乏であって良いことにはなりません。「お金は汚い」という概念を取り払うことが全てのスタートです。

富裕層に共通点はない

よく巷には富裕層の共通点に関する書籍などがあります。

著者がいう富裕層の定義は「十分かどうかを心配しないで済む程度の資産があること」だそうです。

実行予定の事を人に言わない

書籍などで見かけるのは「これからやろうとすることを宣言しよう」つまり「人に言う」ことです。

一方で著者はこれに反対の手法を推奨しています。つまり人にこれからやろうとすることを言わない手法です。

理由は以下の事などを挙げています。

  • 競争率が上がる
  • あげあしを取られる
  • 他者から噂されるとろくなことがない

確かに現在の社会は資本主義ですから競争です。この世界では最初にスタートした人が有利です。

だから思いついたことを公言すれば競争率が上がります。ただし最近では後発の人が付加価値によって先行した人を追い抜く例をみかけることはあります。

そうした例外はありますが、やはり最初にスタートした人が有利であることに違いはありません。

例えばミニマリストの概念は当初バカにされたり、敬遠されていました。私のブログは現在ではごく当たり前のブログと映るかと思います。

けれども当初は、例えばユニクロや無印から買った服の細かな感想を記している人はほぼ皆無でしたし、「もたない」主義のブログも少数派でした。

けれども現在では、そのようなブログはいくらでも見かけることができます。

確かに、普通の情報でも抜きんでることができたのは、他にやっている人がいない、つまり競争相手がいなかったからでもあります。  

ご褒美と成果は違う

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「頑張った自分へのご褒美」はたいてい単なる消費です。一方で成果は違います。成果は資産です。

それは文字通りお金であることもありますが、将来リターンがあり得る志向や手法も含みます。

ご褒美よりも成果を出すことを意識することが大事ですね。 

お金は味方とみなす

お金を汚いとか敵だとみなせば、当然ながら自分から離れていきます。一方でお金を好意的に迎え入れればより良い働きをするために動き出します。

同じお金でも捉え方により、動きが変わってくる特徴があります。

不正なことに手を出すなら失敗したということ

お金を得るには不正やずるいことと無縁でいられないのではないかと誤解している人は多いように思います。

けれども著者は断固異を唱えています。

つまり不正に手を出さなければならないなら、それは失敗したことだというのです。

裏を返せば、正々堂々とした方法のみで富を得ることが出来ると断言しているわけです。だからこうしたジレンマに陥る必要はないとわかります。

よく、事業や政治などの世界で類似の事件を見かけることがあります。これらの方が言う言い訳は「やむを得なかった」というものです。

けれども著者の公式に沿って一連の流れを見ればつまりそれは、「失敗」の典型に過ぎない事例だというわけです。 

現状把握と計画

お金を増やすためには一にも二にも現状把握が必須です。つまりそのためには多くの人が毛嫌いする家計簿のような記録が不可欠です。

もちろん、「家計簿なんて面倒なことはやりたくない。」と思うならそれでもかまいません。かまわないのですが、家計簿を記録する習慣がある人とない人では自ずと結果が変わってきます。

これは間違いないと思います。記録がメンドウなら、現代は家計簿アプリもあります。ですから「めんどうくさい」は言い訳にしかなりません。

めんどうくさいからお金のない生活を望むのか、それとも多少のメンドウを受け入れつつ、お金にゆとりのある生活をもたらすのか、結果は自分次第ということでしょう。

身なりには気を遣う

著者は「身なりには気を遣いなさい」という趣旨のことを書いています。貧乏な人は例外なく、まるで貧乏人のユニフォームを着ているような恰好わざわざしていると言います。

貧乏人風の服装をするメリットと言えば、海外に行った時にスリに狙われにくいくらいのものでしょう。

日本ではそうした危険はほとんどないのですから、身なりによるメリットを活かす必要があります。

一方で、過剰な支出やリーズナブルな服を度々買い替える必要はないでしょう。 

収入の50%を貯蓄する

著者は収入の半分を貯蓄(など)に回すことを推奨しています。こう聞けば「やりすぎ」と思うかもしれませんが、私は全くそうは思いません。

というのも「収入の〇割を貯蓄」のようなアドバイスは、つまりは「有り金全部をつかわないようにね。」という意味だと思うからです。

一般の人々は高すぎる割合の場合抵抗を覚えます。ですからたいていは2割程度を推奨しているだけです。

けれども、サラリーマン、ウーマンでもある程度の富を築いている人の多くは、2割なんて生易しい貯蓄(など投資を含む)ではないからまとまった資産を形成しているのでしょう。

自営がベストとは限らない

ときに独立することを推奨するアドバイスを見かけます。けれども必要なお金は各自差があります。ですからサラリーマン等であっても、自分が「幸福だ」と思えるお金を得ることはできます。

ロングセラーの「金持ち父さん・・」の影響もあるのか、サラリーマン等をネガティヴにとらえている人は少なくありません。

確かにサラリーマン等はハンディがあります。けれどもサラリーマン等であることを冷静に理解し、メリットの部分を最大限に活かすことでネガティブな要素をクリアすることはできます。

 さいごに

この本に書かれてあるのは、意外なほどに当たり前のことに見えます。けれどもこの当たり前のことの中に、実は大事なヒントがあります。

そしてすでに私たちは成果を出すかもしれない物を持っていても盲点になり気付いていないのです。

この本を読み返すと常にそうした事実を突きつけられます。

 

お金の戦略

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