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『脱力系ミニマリスト生活/著/ 森 秋子』書籍感想 書評

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こんにちは ちゃくまです。

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今回は、主婦系ミニマリストブロガー、森秋子さんの書籍を紹介します。 

脱力系ミニマリスト生活

脱力系ミニマリスト生活

  • 作者:森 秋子
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2017/06/01
  • メディア: 単行本
 

だいぶ前に、ブログを拝見したことはあります。

ですが、私は完全に誤解をしていたことに気付きました。

 

著者の森秋子さんは、てっきり独身だと勘違いをしていたのです。

というのは、ブログで拝見した室内の写真に、子供がいるような生活感がまるでなかったからです。

ブログにはご自身が暮らしている室内が掲載されています。私はそれを拝見して「1人暮らしだからできることなんだろうな。」と、誤解していました。

ところがこの本を読んで、お子さんとだんな様の3人暮らしということを知りました。出版当時の時点で、お子さんの年齢は10歳くらいでしょうか。

驚きました。家族3人でしかも、お子さんは(当時)10歳というのですから。10歳の子供と言えば、物がどんどん増える年齢です。

しかも女の子?のようですので、男児である場合と比較して、洋服やら小物やらがる年齢です。

しかも旦那さんもいます。我が家の子供が10歳の頃を振りかえってみても、驚くべきすっきり感です。

我が家も3人ですが息子ですから、物は女の子と比較すれば増えにくい傾向にあるはずです。

それでも我が家の場合は、しょっちゅう物を減らすべく格闘した感があります。息子には片付けのしつけもしたつもりですが、いまだにそれは未完全なままです。

けれども秋子さんの場合は書籍を読んでみても、そのように物と格闘したような気配が全くありまっせん。

お子さんに注意した風でもないし、だんな様の持ち物と格闘した気配もありません。

「ぜひ、そのヒントにあやかりたい。」

そんな思いでこの本を読み始めました。

 

本を読んですぐに驚いたことがあります。それは秋子さんの豊かな思考力です。

普通、物を管理しようとしたときに考えるのは、原因と結果です。つまり理屈を考えてしまいます。

秋子さんの場合、もちろん論理的ではあるのですが、その合間に豊かな発想力が盛り込まれています。

理想は

『アルプスの少女ハイジ』のハイジが暮らすおじいさんの山小屋

 とあるように、広大な想像力がベースにあることがわかります。そのせいなのか、物を少なく持つ経過に無理がありません。

おそらく、だんな様やお子様にも、同様な雰囲気で向き合っているのでしょう。だからこそ、ご家族は物を減らしたりスッキリくらすことができる。

まるでアルプスで鮮やかな空気とともに呼吸するように自然になじんでいる。・・というわけです。

この本を読んで、「コツ」の謎がようやく解けた気がしました。

さらに印象的だった箇所を紹介します。

 嫉妬や欲望をあおるキラキラとした言葉は、大体が英語、カタカナ、造語のことが多いことに気がついたのです。 

(中略)

「ママ友とレストランでランチした」→「母親同士で、食堂でごはんを食べ 

「プチプラで高見え」→「安物で高いふり」

「タワーマンションに住んでる」→「縦長の集合住宅に身を寄せている」

「フェイクグリーン」→「にせ植物」

「ホテルライク」→「にせホテル」 

 ・・・

確かに!

何か自分が物欲などにあおられている感に気付いたら、日本語に置き換えてみるとす~っと熱が冷めそうですね。

これは今すぐ「マネしたい!」と思いました。

 

また、興味深いのは、秋子さんのお宅は持ちマンションだということです。

しかも購入したのは何と25歳の時だというから驚きます。

25 歳の時に住宅情報誌で格安の中古物件に出合い、マンションを購入しました。築 13 年くらいの中古物件です。

ミニマリストは圧倒的に賃貸派が多いのですが、秋子さんは冷静な判断で持ちマンションを選択しています。さらにその購入費用は5年で完済したそうです。

1,400万を5年で完済したそうです。ということは、諸費用などを含めるとして、概算で一年あたり300万をねん出したということですね。

新築時5500万円で売り出された物件を1400万円ほどで買うことができました。ローンを早く返済したくて、ボーナスを貯めては繰り上げ返済に励み、5年ほどで完済。

主人は当時 29 歳。フリーの仕事だったので、会社員だった私がローンを組みました。

 25歳の時点で女性でありながら、だんな様ではなく秋子さんがローンを組んで「マンションを買う」実行力はすごいですね。

私も同年齢くらいで結婚しましたし、数年後に家を買ったことがありますが、あくまで夫の収入ありきでした。私の持ち分はその一部であるという位置づけに過ぎませんでした。 

一見、文章から得られる気配はタイトルに「脱力系」とある様に、力を抜いたヤンワリとした気配だと思わされます。

ですがこのような背景をかんがみるに、実は秋子さんという方は、

「並々ならぬ情熱と、行動力がみなぎっている方。」

ということを察しました。

 だからこそ、信念を持って必要な物と不要な物を区別することができるのですね。

 一見、軽く読める主婦系ミニマリスト本です。ですが実のところ、秋子さんの並々ならぬ思考力と金銭感覚と実行力という太い3本の柱があってこその結果だということを知りました。

こうした「脱力」に思われる「力んでいなさ」に思える内容ですが、実際の背景を推測すると力強い意志があることに気が付きます。

ミニマリストに興味があるけれど「どこからはじめたらいいか、わからない。」そんなときは、この本を読んで根底に流れる強い意志を伝授されることをおすすめします。 

 

 今回紹介した 脱力系ミニマリスト生活は、Kindle Unlimited読み放題対象本です。

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