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コロナ以降の生き方のヒントを知る『必ず食える1%の人になる方法 (ちくま文庫) (日本語) 文庫 –・著・藤原 和博』書評・書籍感想・ブックレビュー

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こんにちは ちゃくまです。

この本が単行本で出版されたのは7年前です(文庫本は2020年6月)。けれども7年前出版の内容とは思えないタイムリーな内容です。まさに「今こそ読むべき本」です。

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 必ず食える1%の人になる方法 (ちくま文庫) 

現状を変える意味と目的

現在はコロナの影響もあり世の中が激減しています。当然、変わらないといけないわけです。コロナ以前はAIに仕事を奪われるのではないか?という不安が国内に広がっていたように思います。

けれども実際は、コロナの影響で「もしかしたら世の中が近いうち激変する」と思ってはいても、どこか「まだ余裕はある」と考えている人が多数だったと思うのです。

ところがコロナが流行して、それは急速に現実感をもってきたわけです。

同時に、書店に並ぶ多くの本は、結論を言えば「これまでの自分を変える」ための内容です。それでもこの手の本がなくならないのは結局、各自の現状維持が続いているからなのでしょう。

現状を変えるなら、目的と意味を初めにしっかり決めた方が良い。改めてこの本を読んで思いました。

では、現状を「なんとかしなくちゃならない」と思うときっていったい、どんなときでしょう。それは今の自分に不満を抱いているか、変えたいと思っているときです。

現状を変えるのは、めんどうくさい

現状を変えるなら、これまでと同じことをしてはいらません。それは誰でもわかります。ところが、現状を変えるのはめんどうくさいんです。

たとえば、今までなかった習慣を始めることとか、仕事を変えるとか、引っ越しするとか、などです。今まで朝7時に起きていた人が、6時に起きのは大変です。前の晩に寝る時間を変えたり、朝早く起きる工夫が必要になります。仕事を変えるには、新たな職探しをしたり、「収入の変化をどうするか」などの対処が必要です。いざ、引っ越しを実行したら、隣人が変な人かもしれません。

現状を変えると落ち着かなくなる

現状を変えるということは、良い変化が望める反面、今はとりあえず落ち着いている様々なことが覆される可能性もあります。その結果がどうなるかは誰にもわかりません。変化を恐れる心理として、落ち着いている現状が落ち着かなくなるおそれもあります。

1%の人になるためのハードルを具体的にひもとく

この本の目的は「必ず食える人になる」ことです。それにはタイトル通りの1%の人になる事なんですね。つまり希少性のある人になることですね。

それはとても難しそうに思えます。同時に「1%ってけっこうハードルが高くないの?」と思います。けれどもこの本を読むと、意外にも決してそうではないことがわかります。第一に1%の前段階である約10%(8分の1)になる条件のハードルは高くないんですね。

机上の空論ではない

1%と思うとひたすらハードルが高いように思えます。でもその過程を具体的に知れば、実は誰でも実現可能だということがわかります。決して机上の空論ではないんですね。

けれども前段階に必要なことは、7つの条件をクリアするだけということです。それだけで1%の人になれるらしい。

では7つの条件のうち、

  • パチンコをするかしないか(パチンコをしない)
  • ケータイゲームをするかしないか(ケータイゲームをしない)
  • 読書するかしないか(読書する)

まずは、この3つをクリアするだけで全体の8分の1の人になれてしまうというんです。この時点で8分の1、つまり全体の12.5%(およそ10%)はクリアできます。

まずは本を読む

本を最低でも週に1冊、つまり年に50冊程度読む習慣があるだけで全体のおよそ10%の人になれるそうです。著者も以前は本を読まなかったそうですが、ある時期から週に2冊(年100冊)の読書を習慣として30年続いているそうです。

なぜ本なのか。著者はAIやロボットの方が、情報処理力が早いのですが、断片的な情報を編集する力が必要だと説いています。

様々な情報は昨今、無数にあります。けれどもそうしたものを、いかに編集して必要な時に取り出し、状況にあわせて活用するかが大事だというわけですね。

100人に1人の分野を2つかけ持つ

では4つ目の条件とは?

4つ目以上のクリアに対する話は詳しく本に書いてあります。1つの分野で100人に1人を達成したら、もうひとつの分野で100人に1人になれば1万分の1の人になれるということです。一つの分野で一万時間を投入すれば誰でも100人に1人にはなれる。それをもう1つの分野で実現すれば1万分の1の希少性のある人になれるということです。(100×100=1万ですからね。)

こういうことを「たかが数字の上の話だ」と切り捨てるのか、それともすぐに実行に移すか否か。それで10年後20年後が違ったものになるのは間違いなさそうです。

人生100年時代。だから若い人のためだけの内容ではない

この本はもともと、主に学生や若い人をターゲットにして書かれたものかもしれません。けれども人生100年時代です。50代の私も、これから先まだまだ長い時間があります。だから決して「若者向けの本」だと切り捨てるような読み方をする必要はないと思います。

ゲームが悪いのではなく受け身&惰性が良くない

ただ、私はゲーム自体が悪いとは思いません。ゲームと言っても脳その他のトレーニングになるものもあるからです。もちろん、著者も同様の意図を持っていると思われます。著者が指摘しているケータイゲームとは、ただ受け身で暇つぶしで何となくやっているようなゲームを指すと思われます。惰性でやっているゲームのことですね。

およそ10%の人になるハードルは高くない

全体の8分の1,つまり12.5%になるのは一見大変だと思うかもしれません。けれども4分の1から8分の1になるための違いは本を読むか読まないかだけなので意外とハードルが高くない事がわかります。

なぜ本を読むか読まないか、が4分の1と8分の1に分かれる分岐点になるのでしょうか。よく「本を読め」とは耳にしますが、そのメリットと意味に疑念を持っているから実行しない人が多いのではないでしょうか。

本を読む人と読まない人の違い

著者は本書の中で「本を読まない人は1次情報でしか語れない」と言っています。つまり自分が体験したことばかりになってしまう。結果として多様な展開を教養の高い人と話を合わせていくことができい、ということです。

本はリアルな交流を超えた価値観に触れられる

私の場合ですが、本を読む理由の1つは、ある側面以上の内容になると、周りに話の合う人や聞いておもしろいと思う人がいなかったからです。

例えば身近なことに限れば、子育ての価値観にしても、住む場所の話にしても、人付き合いのあり方についても、50年前とおそらく変わらない価値観でしか話しができない環境にあったからです。

地方だからという地域性も加わり、「変わらないことが良い」とされる価値観に窮屈さを感じたと同時に、当時は地元を離れるという選択肢にすら気付けないでいたのです。

ところが本を開けば、そこには私が口に出せずにいたことが、当たり前に受け入れられる広大で多様な価値観が広がっていることに気付きました。

1行の文章が視界を変えることもあるのが本

本1冊の中の、たった1行の文章が、視界を一気に広げてくれたことが何度もあります。一人の私という生身の人間が、リアルに接することができる人の数には限界があります。ところが本には無限の知が詰まっていることを知りました。しかもそれは皆、私と同じ人から生まれたものです。

10%からの4つの生き方

この本には最初の約10%の人になった以降の4つの生き方から発展させていくことの現実的なヒントを具体的に得ることができます。

4つの生き方は 

  • 社長タイプ
  • 自営業タイプ
  • 公務員タイプ
  • 研究者タイプ

があります。

このように一見ばくぜんとしているかに思える生き方や稼ぎ方も、冷静に分類が出来れば具体的な戦略と計画ができるものだということがわかります。

現在「何をしたらいいかわからない」と迷いや悩みを抱えている人は多いことでしょう。けれども実は、こうした迷いは冷静に対処できるものだということがわかります。

若い年代の人も、私のように50代に入った人も、自分が目指す方向性をこの本を参考にそていきたい。

さいごに

この本が単行本で出版されたとき、あまり注目を浴びなかったそうです。ところがある時から急に売れ始めたそう。理由はお笑い芸人のキングコング西野亮廣さんが紹介したり、自分の本と並べて売っていたことがわかったそうです。

そう言われて改めて帯を見れば、確かに「西野亮廣(さん)」の文字がありました。私は書店で本を買うとき帯をあまり見ていないんですよね。だから最後まで読んだ時に初めて気付きました。  

 

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藤原和博の必ず食える1%の人になる方法

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今週のお題「2020年上半期」