もくじ
- もくじ
- 「お腹が空くからしかたない」の真実
- ダイエットを意識したことがなかった30代前半まで
- ダイエット必須に変わったきっかけ
- 30代半ばにして初めてのダイエット
- アウトドアレジャーで太った
- たんぱく質と水分不足
- 脂も肉も必要
- 炭水化物は適度に取り入れる
- やせたいのはなぜ?
- 持久力と体力があれば何でもできる
- 見た目が目的のダイエットはつまらない
- さいごに
「お腹が空くからしかたない」の真実
- 「食べたくなるのは、生きるために必要なことでは?」
- 「おなかがすくんだから、しょうがない。」
- 「食べないとフラフラになるんだもの。」
私は5年ほど前、ほとほと困っていました。
30代前半位までは無縁だったダイエットが、40代後半には関心ごとの第一位になっていたからです。
それまで何度かダイエットをして、一時的には体重を落としても、また元に戻る。そんなくりかえしでした。
ダイエットを意識したことがなかった30代前半まで
もともと、30代前半まではダイエットを意識したことは一度もありませんでした。どうやら着やせして見える得な体形らしい。
「細い」
「スリム」
と言われることは日常茶飯事。でも身長に対する体重は至って標準だったので、体重を言うと、よく驚かれました。
そんな経緯もあり、
「体重はあてにならない」
の思いが大きかったんです。
なぜみんなが体重を言いたくないのかさっぱりわけがわかりませんでした。嫌味とか自慢でもなく、本当にそうだったんです。
好きなモノを好きなように食べても体重はその、標準ど真ん中を過ぎることはありませんでした。
ダイエット必須に変わったきっかけ
ところがそれが変わってしまったのは、意外でしょうがアウトドアレジャーでした.
(釣り)同時に年齢的にも太りやすい年齢に差し掛かったんでしょうね。
ダイエットは試して一時的にうまくいっても、リバウンドする。で
「食べ過ぎなければいいんでしょ。」
と思うも、お腹が空くんだからしかたない。
「脂っぽい物も肉も控えてるのに、野菜や果物を食べてるし、ご飯も適度に食べている。それなのになぜ?」
その原因、今ならわかります。
30代半ばにして初めてのダイエット
今はユニクロで言えばMサイズが基本のサイズです。だいたい5年ほど前からだいたい一定しています。
ところがダイエットを考え始めた当時は、どのくらい太ってしまったかというと、マックスの時はLLを着たこともあります。かと思えば、ダイエットをしすぎてSサイズに体重が落ち込んだこともあります。
当時試したダイエット方法は、一応自分なりに冷静な選択をしたつもりです。
「これはまずい」
と思い、ダイエットを始め食事に気を付け始めたら、それなりにやせました。でもそれらは一時的な効果があったけど、根本的な解決にはならなかったんです。
プチ断食ダイエット
たとえば当時はプチ断食ダイエットブームだったので、1週間のプチ断食をやったこともあります。一応、これは一番効果があったかに思えました。
でもこれは、一時的に食事を強制的に抜いているので、当然元に戻したら戻ります。むしろ戻るからセーフだったと思います。
野菜ジュースなどをとってはいたけど、今にして思えば危険だったと思います。
ウォーキングをして即やせたらむしろ危険
同時にウォーキングは毎日だいたい1時間やり、週2回程度はかなり歩いていました。当時住んでいたところは坂とアップダウンが多い所でしたので、実際の負荷はかなりあったと思います。推測ですが、平坦な道であれば15キロ以上あったと思います。
けれども不思議なことに、ウォーキングをしてもたいしてやせるわけではありませんでした。一応、距離にもよりますが、多少はやせます。でもそれは500gとかその程度です。
当時は理由がわかりませんでしたが、今はわかります。昔の人はかなり歩いたらしいのですが、現代で「かなり歩いた」でもせいぜい10キロくらいです。その程度で体重が激減したら、命にかかわりますよね。
歩くことは必要だけど、これは健康のため。ダイエット目的とは違う視点で扱う方ほうがいいですね。
バナナ、納豆ダイエットは試さなかった
バナナダイエットは何となく違う気がしたので、試しませんでした。納豆ダイエットも同様です。
第一食べてやせるなんてどう考えてもあり得ない。だからブームになったけどこれは試しませんでした。
でも周りでは特にバナナダイエットが流行ってました。
生の食材を取り入れるダイエット
また、ある時は出来るだけ生の食材を丸ごと食べるというダイエットを試したことがあります。
これはある意味、理想ではありますが何せ毎日買い物に行かないといけません。それにお金が異様にかかりました。
玄米は合う人と合わない人がいる
玄米を取り入れたら、一応やせました。でもそれは問題があったんです。
ちなみに当時の食事の例はだいたいこんな感じでした。
上記の玄米と同時にためしました。
- 玄米
- 刺身
- 生野菜のサラダ
- 豆腐とわかめのみそ汁
- キウィ
- 納豆
ただ、このダイエット法の場合、夫にはあっていたようです。というのも玄米を食べてもきちんと消化されていたからです。
いっぽうで私は合いませんでした。体重は落ちましたが、それは玄米が消化されていなかったからだったのです。
つまり炭水化物が限りなく不足していました。玄米は食べていたけれど、消化されずに出てくるんですから、そりゃやせます。つまり栄養不足です。
玄米は健康志向のイメージがあるけど体質であう人と合わない人がいます。合わない場合は、やめた方がいいですね。
夫はやせたので、職場の人から心配されたようです。会う人ごとに「やせたね。」と心配して言われていたみたいです。
ただし夫の場合は、以後その状態を今も持続しています。もともと、スポーツをしていた体育会系の人間のせいか、基本的に筋肉質の体形です。
夫は体重が増えても、ポッチャリ体形になったことはないんです。やせてもガリガリになったことはありません。つくづく若い頃の生活習慣は大事だと思います。
私は玄米食も合わなかったので、
「どうしたものか?」
と迷いました。
(今は玄米より発芽玄米を白米にブレンドすることもあります)
アウトドアレジャーで太った
実は私が一番太った時期の最大の原因は、アウトドアレジャーでした。当時、防波堤釣りにはまった私たち家族は、毎週のように釣りに出かけました。
で、帰宅して、その日釣った魚を食べるのですが、小さい魚なのでたいていはてんぷらメインになるんですよね。
しかも帰宅すると午後7時、調理して食べるのが午後8時。それだけではありません。釣りってアクティブなイメージがありますが、そうじゃないんです。
脇に車を置いて座っていて、暇だからお菓子を食べたりカップ麺を食べます。トイレを借りる目的でコンビニにちょくちょく行くので、そのたびにお礼代わりにお菓子を買います。
そんなことを続けていたらあっという間に太りました。もちろん夫も太りました。
たんぱく質と水分不足
結論を言えば、当時(15年~5年前位)は水分とタンパク質が不足していたと思います。もちろん野菜は必要だけど、それ以上にタンパク質が足りていないんです。
だからどんなにご飯を食べてもパンを食べてもお腹が空くんです。結果として炭水化物の摂りすぎでバナナを食べたりもしていたんですね。
当時はまだ、(15年前くらい)ダイエットも健康常識も今の見解とはだいぶかけ離れていました。
当時の常識とは
- 肉と脂は太るし体に悪い
- ご飯が日本人にはぴったり
- 玄米は免疫を高めるしやせる
というものです。
今にして思えば当時、ご飯を食べていればいいと思っていました。だからおにぎりたけとか、うどんだけとか、パスタだけとか、パンだけなんていう食べ方も何にも考えず食べていました。
むしろ肉や油がなければ体にいいしダイエットになると思ってました。さらに卵も良くないと言われたり。
脂も肉も必要
今は、一日2個程度卵を食べています。それから何かを食べる時は必ずタンパク質を食べるようにしています。
もちろん野菜も食べますが、メインはタンパク質です。それから適度に塩分も取るようにしています。
ただし多くのレシピを見ると塩分が多すぎと感じます。味は慣れです。ほんのり塩味を感じられれば十分です。ただしミネラル不足にならない程度の塩分は必要なので減らし過ぎもNGだと思います。
今は魚と肉が半々くらいで、エビ、イカ、ヨーグルトとかチーズとま豆腐とかのたんぱく質を食べています。魚が一番良さそうですが、ネットスーパーでは買いにくいので買い物に行ったら必ず買っておきたいですね。
脂はオリーブオイルとアマニ油をメインにしています。
あとは適度にバターなどですね。
炭水化物は適度に取り入れる
炭水化物は食べ過ぎない程度に食べています。例えばご飯なら一食あたり小さい子供茶碗1杯程度です。
やせたいのはなぜ?
そもそもですが、何のためにやせたいのでしょう?
それをまず決めることが先だと思っています。単に見た目を考えてやせたいのであれば、それは自分のためじゃないですよね。
実体のない「他人目線」のためにやせるというのは、意味がないと思うのです。以前は私もこの他人目線を意識してダイエットしていました。
でも、大事なのは、ムダに太っているということは不健康な状態だと自覚することだと思うんです。
不健康な状態とは自分がやりたいこともできなくなることです。それを避けたいからやせたい。つまりやせると言っても健康的にやせなければまったく意味がないですよね。
「なぜ やせたいのか?」
と自問すればそれは健康を手にするためです。
持久力と体力があれば何でもできる
適度に健康的にやせれば、身が軽くなります。ついでに体力が付けば行動範囲が広がります。
反対に体力がなくて、少し歩いただけでへとへとでは、出来ることが少しだけです。
要は、ダイエットで得ることとは体力であり、持久力もつけばやりたいことがたくさんできるようになるわけです。
つまり目指すところはここです。
見た目が目的のダイエットはつまらない
ダイエットの話題を目にしない日はありません。だけどその多くが目的を見失っています。それはなぜかと言うと、他人目線を獲得するために見た目だけをつくろうダイエットをしているからです。
見た目の美意識なんてものは、所と時代が変われば逆転します。この現代においても、外国に行けば「美しい」とされる体形はそれぞれ違います。
つまり見た目だけを意識してダイエットをしても、そこに自分の健康がかかわっているとなれば注意が必要でもあるという事です。
見た目を目的としたダイエットほど、無意味なものはありません。
さいごに
ダイエットの奥は深いのですが、目的を考えると何をするべきかが見えてきます。
第一に見た目を整えることを意識したダイエット情報は警戒した方が良いですね。
そしてなんのためにやせたいのかをよく考えることだと思います。
- 単にやせていることで何を得られるのか?
- やせたら何がかなうのか?
- その方法は不健康なことではないのか?
- 自分の体と人生をこの先豊かにしてくれる方法なのか?
それを見極めつつ実践する事ではないかと思いますね。