- 捨てる作業は午後にやる
- 午前中や朝に捨て作業はしない
- 頭がクリアな時間の捨て作業はもったいない
- 朝や午前中は大事な決断など重要なことに使う
- 頭がクリアな時間は大事な決断に使う
- 捨ての判断がつかない物は翌日に決断する
- ジョブズもオバマもファインマンも重要度が低いことの判断を減らしていた
- 迷う捨ては論理で考えても答えが出ない
- さいごに
- おすすめ記事
捨てる作業は午後にやる
捨てる作業は午後に実践することをおすすめします。
理由は、もったいないからです。
頭がクリアな時間、つまり朝や午前中は大事なことに使った方がいいんです。もっといえば、捨て作業のような行動は頭が鈍っている時間を利用すれば効率的です。
午前中や朝に捨て作業はしない
つい、ゴミ出しが朝のために朝や午前中に捨て作業をやってしまう人は多いと思います。もちろん日々のゴミ捨ては普段通りでかまいません。
けれども、いわゆる「断捨離しようかな!」というような場合は午後以降に実践したほうがいいんです。
なぜなら午前中に捨て作業を始めてしまうと、大事なことをやる判断力がなくなってしまうからなんです。
たとえば私は以前、こんな失敗をよくやりました。朝のゴミ出しの流れでつい、いらない物が目に入ります。
それでそのまま、洋服の見直しを始めてしまったり、押し入れの中を出して大掛かりな掃除を始めたついでに不用品チェックをしてしまうことがありました。
頭がクリアな時間の捨て作業はもったいない
その結果、どうなったのでしょうか。気分がスッキリするどころか、その日にやろうと思っていたことをするエネルギーがなくなってしまうのです。
結局、手を付けた片付けで疲れてしまい心身ともにスッキリしない午後を迎える羽目になりました。
朝や午前中は大事な決断など重要なことに使う
大事なことと、そうでないこと、もっと言えば頭がクリアな状態でなければできないことと、頭が多少疲れていてもできることがあります。
たとえば、このブログを書いたりするようなクリエイティヴなことは、頭がクリアでないとなかなか筆がすすみません。
反対に、不用品処分作業などは頭がクリアでなくてもできます。
他には書類のシュレッダーかけは午後にやっています。シュレッダーをかけている間というのは、他の事がハンパにしかできません。
けれどもいつかはやらないといけません。紙書類がたまって困ります。こういうことは決して午前中にはやらないようにしています。やるなら午後の頭がぼ~っとしているような時を利用します。
捨て作業も、私の場合はシュレッダーかけと同じ位置づけにあります。
頭がクリアな時間は大事な決断に使う
このことに気付いてからは、何かをやろうとするときには、
- 頭がクリアでないとできないこと
- 頭がクリアでなくてもできること
のどちらの傾向があるのかを意識することにしました。
捨ての判断がつかない物は翌日に決断する
捨て作業をしていて判断がつかないことはよくあります。
こうした時の判断は、特に頭がクリアである必要はありません。
単に体が疲れているだけということの方が多いです。
捨て作業で捨てるかどうか迷った時には、いったん翌日に持ち越してみると結論が出ることはあります。
ジョブズもオバマもファインマンも重要度が低いことの判断を減らしていた
天才と呼ばれるスティーブ・ジョブズ、オバマ元大統領、物理学者のファインマンでさえ、人間なので一日で判断できる頭の要領には限界があることを知っていました。
それで彼らが実践していたのは、重要ではない判断を排除することでした。
そうしてジョブズ、オバマはいつも同じ服装で服を選ぶという決断を排除していました。ファインマンは数種類あるアイスクリームを選ぶ必要を排除してチョコレートアイスクリームだけを注文しつづけました。
このように天才たちでさえ、判断の容量をいかに効率的に使うかを意識していました。ましてや凡人の私であれば、いっそう判断の容量を意識しなければなりません。
迷う捨ては論理で考えても答えが出ない
自分の経験から補足すると、たいていの場合、一度でも捨てを脳裏がよぎった物は捨てが正解です。
本当は捨てが正解とわかっているのですが、「もし後悔したらどうしよう」という恐怖がじゃまをするんです。
そして始末が悪いことに、こうした時はやたらと論理的になってしまいます。普通は論理的な思考は正しい結論を出す助けになります。
ところが不思議に捨てる時に浮かんだ論理(もどき)は、捨てない理由をどんどん見つけてしまうんです。
午前中や朝は、こうした論理もどきの思考も浮かびやすいのです。心身ともに疲れていると、感情や本能が優先して働きます。捨て作業の判断に関しては、業務でやっているのでない限り、感情で判断したほうが案外うまくいきます。
さいごに
捨てる作業は決断の連続です。いっけんすると午前中にやる方が効果的に思えます。けれども捨て作業に大事なエネルギーを投入しては他の事が出来なくなってしまいます。
確かに決断の連続ではあるのですが、重要かどうかと言えば実はそうではないんです。単に捨てるとはいえ、実は効果的な時間帯があります。
人間の決断の要領には限界があります。大事な要領を消費しないためにも捨て作業は午後にやることにしています。
重要度が高い物は頭がクリアな午前中に行い、そうでない物は午後に実践します。そうすることで限りがある自分の決断の容量も、無駄に消費しないで済みます。
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