はじめに
今回は、
お金が貯まる人の買い方どっち?「その都度買い」vs「セール時まとめ買い」・節約しているつもり・・に注意しよう
という話をします。
「節約しているつもり」のワナ
誰しも無駄なお金を使おうとして、買い物しようとはしていません。
食品や日用品など、生きるために必要な買い物は特に、できるだけ安く買おうと努力をするものです。
けれども節約したいという思いが、裏目に出て反対に無駄遣いに仮支出が増えることがあります。
まず、以下は節約を意識した買い物サイクルの2つのパターンです。
①セール時のまとめ買いで節約するケース
セールになったとき、保存がきく日用消耗品などをまとめ買いして節約する方法があります。
例えば、シャンプーリンス、洗濯洗剤などをまとめ買いするなどです。
②「その都度買い」で節約するケース
必要な時に、必要な量だけを買う方法で節約する方法です。
この場合、セール価格ではなく定価で買うことにはなりますが、必要最低限を買うので一定期間あたりに出ていくお金はまとめ買いよりも少なくて済みます。
「その都度買い」のメリットデメリット
はじめに、「その都度買い」のメリットとデメリットをお話しします。
「その都度買い」のメリット
- その日の特売品をピンポイントで買える
- 新鮮な食品を買える
- 一回あたりの支出が少なくて済む
- その日の気分と都合に合わせて買える
- 予算を日単位で細かく設定できる
- 持ち帰る荷物が軽い
- 一人で買い物に行きやすい
「その都度買い」のデメリット
- 店に行く頻度が増えるので衝動買いが増える
- 小さい無駄な支出が重なりやすい
- 頻繁に店に行く時間が必要
- 買い物回数が多いので、家計記録の手間が増える
「セール時(などで)まとめ買い」のメリットデメリット
「セール時(などで)まとめ買い」のメリット
- 買い物の手間をまとめられる
- セールでまとめ買いすることで節約効果がある
- 何度も値段チェックや買い物しなくて済む
- 長期にわたって予算を設定できる
「セール時(などで)まとめ買い」のデメリット
- セールであおられ気味になり、余計なものを買いやすい
- 使用サイクルが読めずに、余分な買い物をしがち
- 買いすぎて在庫過多になりやすく、腐敗、劣化、保管スペースが汚れやすくなる
- 一回あたりの支出が多くなる
- たくさんあることで、気が大きくなり、使用量が増える
- 何がどれだけあるか、わからなくなる
「その都度買い」vs「セール時まとめ買い」メリットデメリット、どう生かすか
このように、「その都度買い」と「セール時まとめ買い」にはメリットデメリットがあります。
それではこれらをどのように生かせば良いのでしょうか。答えは簡単です。それぞれ、つまり「その都度買い」と「セール時まとめ買い」のどちらか一方と決めないことです。
必要に応じて、その都度買うものと、まとめ買いするものを使い分けすることです。
「その都度買い」と「セール時まとめ買い」を分類する
例えば、以下のものを「その都度買い」をしてそれ以外は「まとめ買い」、と分類する方法があります。
「その都度買い」に向いている品の例
その都度買いするものに向く品の例としては、以下があります。
鮮度が命の品
野菜、果物、肉、魚、牛乳、パンなどです。
これらは鮮度が命です。そのためその都度買いに向いています。
ただし、買い物に頻繁に行けないときは、冷凍や調理である程度買い物サイクルを伸ばすことはできるものがあります。
ただそれでも新鮮なもののほうが味は良い利点があります。また冷凍すると解凍の手間がいります。
その方のキャパによりますが、これらの生鮮食品類は、まとめ買いするよりも原則、鮮度優先でその都度買い向きです。
これらはその都度買いをしても、それほど買い物量は多くありません。そのため買い物時間や荷物が重いなどの負担はさほど大きくありません。
使用サイクルが長いもの
使用サイクルが短いものは、使い切るのに時間がかかります。そのため、まとめ買いやセールを追わずに、必要なタイミングで買うほうが無駄がありません。
目安は1つを使い切るのに一か月以上かかるような品です。
家族の人数にもよりますが、例えば以下の品があります。以下の品はまとめ買いに向いていそうですが、大家族でない限り「その都度買い」で十分間に合います。
意外に使用サイクルが長い、まとめ買いに向かないもの
- 歯磨き粉(筆者宅では家族で共有せず、ひとり1本ずつ使用しています。)
- ハンドソープ
- 化粧水、乳液など
- 洗濯洗剤(筆者宅では少量で洗える洗剤を使っており、ひと月1本くらいが目安です)
- 調味料(調味料の使用サイクルは、思うより長めです。)
- 粉もの
- 茶葉
- 下着、くつした(シーズンが変わるときに、入れ替えるがセールであることは追わない)
- タオル(一年くらいで入れ替え)
「まとめ買い」に向いている品の例
災害備蓄品に適したものをまとめ買い
災害備蓄品は、ローリングストックしながら最低3日分~7日分程度を用意します。消費しながら、定期的に買い足しや入れ替えをします。
※賞味期限が短いものがあるので注意しましょう
- 水
- レトルトご飯
- 缶詰
- 乾麺
- カップ麺
など
毎日買うほどではないが、「定期的に買うもの」について
毎日とか、2~3日おきに買わなくてはいいけれど、定期的に買うようなものがあります。
このようなものは、まとめ買いまでは不要ですが、アマゾンの定期便を利用する手があります。
利用したことがあるアマゾン定期便一例
筆者が利用したことがある、アマゾン定期便は以下があります。タイミングなどがあえば、これで設定した品は買い物から解放されます。
いずれも、市場の店舗で買う金額と同程度か安いくらいの価格です。自分で直接在庫を気にして店に買いに行かなくて良くなります。
マウスピース洗浄剤
132個入りなので、年3回くらいの購入で済みます。かなりコスパが良い製品ですが、年3回だと忘れます。そこで定期便にすることで、買うタイミングを忘れても問題がなくなりました。
トイレ掃除シート
現在はアマゾン定期便に筆者愛用のエリエールトイレ掃除シートはありません。毎日トイレ掃除をしますが、100均品ではなく品質の良いシートを使うことでストレスなく掃除できるので、あえて使っています。
シャンプー
何年もこちらの製品を使っています。東急ハンズのような店舗でないと扱いがほとんどないので、いつもアマゾンから買っています。
定期便にすることで、買うタイミングを計らずに済んでいます。
リンス
ボディーソープ
カウブランドのボディーソープを愛用しています。現在は定期便にはありませんが、復活したら利用したいです。
化粧水
ナチュリエのハトムギ化粧水は何年も愛用しています。意外と実店舗にないことがあるし、ネットスーパーも扱いがなかったり、直接持ち帰るのは重いので定期便が便利です。
インスタントコーヒー
一時インスタントコーヒーの価格がかなり上がりました。そこでアマゾンを見たら実店舗より安かったので定期便で買いました。
ただし現在は店舗とあまり変わらないので、定期便はキャンセルしています。
ミックスナッツ
ミックスナッツは最近の値上げ傾向でますます高くなりました。ところがアマゾンから
買えるこちらのミックスナッツは、ずっと同じような価格です。おまけに実店舗よりかなり安いです。
サラダチキン
サラダチキンは常温保存できるので、ストックしておくと災害備蓄品にもなります。
スポーツ飲料など
スポーツ飲料はストックしておくと災害備蓄品になるほか、風邪をひいたり胃腸の調子が悪いときに便利です。そのほかウォーキングや夏の外出時にステンレスマグに入れて持参しています。
出先で買うより断然節約になります。
アマゾン定期便は、申し込み後一回で停止や定期便をキャンセルしても全く問題ありません。
通常購入よりもいくらか安く買えます。必要ないときはスキップもできます。
アマゾン定期便の注意点は、基本の配送日がアマゾンの都合で決まることです。そのため
「すぐに欲しい」
ときは不向きです。
「その都度買い」と「セール時まとめ買い」が向いている人の違いの例
一人暮らし~2人暮らしは「その都度買い」が得
一人暮らしか、せいぜい夫婦2人暮らしのような少人数の世帯の場合は、買い物の量が少なく、使用サイクルも短い傾向にあります。
このような場合は、まとめ買いにこだわらずに、必要なタイミングで「その都度買い」のほうが結果として節約効果が高くなります。
たまたま必要な時にセールだったならよいのですが、セールを理由にまとめ買いをしても、必要量が少ないため、その効果は高くはありません。
むしろ、過剰な買い物をすることで、余計な支出が増えます。
ファミリーは「その都度買い」と「まとめ買い」を使い分けよう
ファミリーは家族の人数が多く、食品も日用品も使用サイクルが短いため、必要に応じて「まとめ買い」をすることで節約効果が得られます。
ただし、使用サイクルを見極めずに、買いすぎると無駄になりますので、油断せずに必要量を買いましょう。
ファミリーは買い物量が多いため、単純に値段だけではなく
「買い物の手間を省く」
「買い物の時間を減らす」
なども値段のうちと考えましょう。人が考えられるキャパは決まっています。買い物に割かれるキャパも例外ではありません。
例えば上記で紹介したアマゾンの定期便などを利用すれば、買い物のことを考える手間から解放されます。
そのほか、ネットスーパー、通販などを併用して、買い物の労力から解放される工夫をしましょう。
お金を貯めるには心のゆとりが不可欠
お金を貯めるには、心のゆとりが欠かせません。
例えば買い物が大変で、しょっちゅうセールで安く買うことを考えすぎたり、100円でも安く買おうと、実店舗で直接買いに行くことにこだわった場合は、知らず疲れがたまります。
疲れると家事をする気がなくなります。特に炊事のやる気が出ないと、割高な総菜に走る羽目になります。
一見、割高に思える通販やネットスーパーも、店頭と値段も品物も変わらないものや重いものは、自分で買いに行かなくても玄関先に運んでもらえます。
多少の価格差があったとしても、前述の「疲れで買ってしまう総菜」と比較したらずっと安いことがあります。
得を値段だけで判断しないで、手間、時間、労力など総合的に判断する習慣を持つのがおすすめです。
まとめ
- はじめに
- 「節約しているつもり」のワナ
- 「その都度買い」のメリットデメリット
- 「セール時(などで)まとめ買い」のメリットデメリット
- 「その都度買い」vs「セール時まとめ買い」メリットデメリット、どう生かすか
- 「その都度買い」と「セール時まとめ買い」を分類する
- 毎日買うほどではないが、「定期的に買うもの」について
- 「その都度買い」と「セール時まとめ買い」が向いている人の違いの例
- お金を貯めるには心のゆとりが不可欠
- まとめ
- さいごに
さいごに
今回は、
お金が貯まる人の買い方どっち?「その都度買い」vs「セール時まとめ買い」・節約しているつもり・・に注意しよう
・・という話をしました。参考になればうれしいです。