簡単に暮らせ

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「衝動買いが止まらない」を防ぐ10のリスト・衝動買いはなぜ起きる?衝動買いとは?



当ブログ「簡単に暮らせ」の訪問者になっていただき、ありがとうございます。

こんにちは ちゃくまです。このブログは暮らしに関することをつづっています。

・ミニマリスト的な暮らし方 ・家事を簡単にする工夫 ・お金に関する管理方法(筆者はファイナンシャルプランナーです) ・世間に惑わされない生き方 ・・など。お役に立てたらうれしいです。

はじめに

2024年11月2日から4日の3連休が開始しました。連休はお出かけする機会が多く、そのときに衝動買いで大切なお金を散在しがちです。

そこで今回は、

「衝動買いが止まらない」

を防ぐための方法を10の項目で紹介します。

もくじ

どんな買い物が衝動買いなの?

衝動買いは、どんな買い物をいうのでしょうか。また、それは場面で起きているでしょうか。

まずは状況を整理してみましょう。

①後で後悔している

自分が買ったものをみて

「衝動買いしちゃったな。」

と、あとから後悔したことはありませんか。セールでつい、「安いから」と飛びついて買ってしまったものなどがあたります。

よくよく考えたら、すでに自宅に十分な量があるのに余計に買ってしまう例です。

②買ったものを放置している

買ったものを全く使わず、値札のタグが付いたまま何日も放置するような事例です。

買ったことで満足してしまい、自宅に着いたら興味が失せるような状況です。

旅先で魅力的に見えた、置物が実はさっぱりということはあるでしょう。

③あせりで買ったもの

例えば昨今のコメ不足の状況などがあります。

店頭に米が並んでいないので、不安から余計に米やパックご飯を買ってしまうような例です。

米はある程度日持ちしますが、無期限ではありません。

災害備蓄用として食べられるという理由も成り立つので、余計に買う人もいたかもしれません。

米が不足した本当の原因は不明とされてますが、一説にはとどのつまり、米不足に不安を覚えた人が、多めに買い込んだことが原因の一つの可能性を指摘されています。

衝動買いではない買い物とは?

反対に衝動買いではない買い物とは、どんな買い物を指すでしょうか。

①買ったものを活用しているか

たとえ予定外で急遽手に入れたものでも、活用できていればそれは衝動買いではありません。

また、価格が高くても使用頻度が高かったり、家計に影響を与えず、長らくプラスの効果があるのなら衝動買いではありません。

②買ったものを大切にできているか

買ったものを大切に使い、それを使うことで大きな満足感があるのなら、急に買うことになったものでも、衝動買いではありません。

以前から自分が求めるものを探していて、ある時急に発見するようなことはあるでしょう。

③買ったものを見たり使うことで、プラスの効果があるか

突然買ったものでも、それを見たり使うことで、プラスの効果があるのなら、それは衝動買いではありません。

例えば長年、あるイメージのコーヒーカップをさがしていたとします。ずっと、理想のものが見つからなかったのが、ある日突然、目の前に現れ、急遽買ったとします。

結果、大変満足してコーヒータイムが充実するようになった・・ようなケースは衝動買いではありません。

衝動買いしないための10のリスト

 

それでは衝動買いを防ぐには、どうしたら良いのでしょうか。それには以下から10のリストでお話しします。

①持ち物リストを作る・・自分の持ち物を知る

衝動買いは、自分が何を必要としていて、何がいらないかをわかっていないために起きます。

そのためには、自分が何を、どれだけ持っているかを客観的に知ることが大事です。

持ち物リストを作ります。ただし衝動買いが多い人は、持ち物の種類や数も多いはずです。

ですからすべてのものに関して、持ち物リストを作るのは難しいでしょう。

そこでおすすめしたいのは、特に気になる持ち物についてのみ、リストを作ることです。

のちに取捨選択が進んだら、全体に移行することもできます。

最初に作るリストとしてのおすすめは、服、服飾小物、靴の持ち物リストです。

この項目が少なくない人は多数を占めるでしょう。衝動買いも、服、服飾小物、靴は多いアイテムです。

次に段階を踏んで、食器、寝具、雑貨・・と移行すれば良いでしょう。

筆者は、15年前くらいに家のすべての持ち物リストを作ったことがあります。ものを減らすことに凝っていた時期だったのでどのくらい物が減ったかを確認したかったのです。

そのリストは手元にありますが、今思えば全然、甘い持ち物数でした。

けれどもこのように、持ち物リストを作ると客観的に持ち物が多いことを知ります。そのため、衝動買いが減ります。

②ダブっているものをあぶりだす・・手放す

持ち物リストを作っていると、同じような持ち物に気が付くでしょう。例えば、

  • 同じようなセーター
  • 同じようなワンピース
  • 同じようなカバン
  • 同じような靴

同じようなアイテムを複数持つこと自体が良くないわけではありません。例えば故スティーブ・ジョブズが、同じタートルネックシャツとパンツを所有して着ていたことは有名です。

洗い替えに必要なこともあるでしょう。

このように、信念と目的がある「同じ複数枚」は問題ありません。

一方で、すでに数は足りているのに、なんとなく同じようなアイテムを衝動買いで増やしてしまうのは停止する必要があります。

これは上記の項目「①持ち物リストを作る・・自分の持ち物を知る」で、実践が可能になります。

リストを作る過程で、余分にダブっているものをあぶりだせば、以後そのアイテムは買う必要がないと知ることができます。

衝動買いを予防できるようにダブっているものをあぶりだし、手放します。

③自分の「欲」を知る・・「欲しいものリスト」の作成

欲が悪いわけではない

衝動買いを抑えるために、多くの場合自分の欲を封印しようとします。

実は、これが良くありません。人間は欲があるものです。もちろん、それには良い欲と、そうでない欲があります。

買い物に関する物欲は、一概に良くないとは決めつけられません。

人間は欲を持つことで、社会が進化してきた面が多いからです。たとえば、安全な家に住みたいという欲を持ったからこそ現代の耐震性能がある冷暖房完備の住まいにいることができています。

動物のように体に毛が無いからこそ、防寒と安全性を兼ねた衣服を着るようになります。

「〇にたくない!」

という生きる欲があるからこそ、生きています。

自分の欲と正直に向き合う

このように、欲を完全に封印することをしないで、自分の欲と真正面から正直に向き合うほうが良いのです。

買い物に関しては物欲ですから、まずは正直に欲しいものを洗いざらい書き出してみます。

ここでは遠慮も予算も、まずは不要です。思いのままに書き出してみましょう。

欲しいものリストの作成

次にその中から、現実的に買いたいものを選びます。この段階で欲しいものリストを作成します。

  • 時期
  • 予算
  • 細かい条件

などをメモします。

段階を踏んで本当に買う必要があるかを検討します。

ほしいものがわかっていれば、いらないものも自然とわかるようになります。

店先で突然魅力的なワンピースを発見しても、欲しいものリストにないものは、買う必要がないとすぐに判断ができます。

④SNS閲覧を制限する

SNS閲覧を全く見ないか、制限することで衝動買いを予防できます。インスタなどは見た目重視のSNSなので、ありふれたものでも、いいものに見えるだけです。

最近の物欲の発端はSNSにあります。人によってはテレビや街行く人のファッションであったり、同僚、友人、近所の人、雑誌、映画やドラマという人もいるでしょう。

SNSの話題は、友人知人との会話のきっかけになるため、外せないと感じる人もいるでしょう。

けれども結局、そのような会話は表面だけの付き合いにすぎません。自分が見る必要がないと感じれば、無理に合わせる必要はありません。

意外と人はそういう面をわかっています。単に人に合わせているだけなのかどうか。

⑤家計簿アプリを使う

衝動買いはお金の状況を把握してないことでも起きます。買い物を予算建てしていれば衝動買いは起きにくくなります。

家計簿は面倒くさいと思うかもしれませんが、家計簿アプリを活用しましょう。

「家計簿をつけてもお金が増えない」

と言う人がいますが、それは間違いです。家計簿を記録すると、ほぼ必ず支出が減ります。

衝動買いと散財はセットです。無駄な買い物をしていると知れば自然と衝動買いも起きにくくなります。

家計簿記録のスタートは買い物時にレシートを受け取ることです。レシートさえあれば空き時間で家計簿を記録できます。

⑥ストレスは運動で解消する

衝動買いの理由にストレスがある場合があります。

ストレスは誰にでもありますが、それを買い物で解消しても、後でむなしさが残るだけです。

ストレスは体を動かすことで解消できます。

  • ウォーキング
  • ジョギング
  • 筋トレ

自分ができるものをできる範囲で実践してみましょう。

同じくストレスをやけ食いや飲酒で解消しようとする人がいます。これも後味が悪く、良い結果がありません。

一方で運動は血行が良くなり、無駄なぜい肉をさけ、気分がよくなり自己肯定感が高まります。

⑦論理的思考を持つ

衝動買いは、情動が上位になり起きる行動です。つまり生き物が、生きるために備わった原始的な部位が優位になっている状態です。

急にクマがあらわれたとき、逃げるかどうするか、がけから転落しそうになったとき、どうすれば生きながらえるか、おなかがすいているとき、どこに食べ物があるかなど生存本能にかかわる部位です。

古来はいつ、食べ物に出会うかわかりません。そのために偶然、予想外の食べ物を発見すると衝動的な情動が起きて、それを手に入れようとするわけです。

衝動買いは、そうした古い本能の部位が、乱れた状態で発動している状態です。

この機能は生物に重要で必要なものですが、現代日本の人間には、すべてが必要というわけではありません。

代わりに発達した、比較的新しい部位である論理などをつかさどる部位は、そうした乱れた情動を客観視して判断するのに役立ちます。

情動は必要な機能ですが、論理的思考を働かせることが現実的な予防策になります。

論理思考を働かせるといっても、急にうまく切り替えられるわけではありません。そこで普段から、必要なものや欲しいものを整理しておくことがよい準備になります。

⑧買い物をレジャーにしない・・神社仏閣に出向いてみる

買い物がレジャーになっていると、どうしたって買い物が増えます。買い物がレジャー化するのは、習慣も一役買います。

そこで休日や空き時間に出かける先を変えることが現実的な対策になります。

おすすめは神社仏閣です。

神社仏閣はたいてい、凛とした空気があり整然と掃き清められた境内があります。

そうしたところを目の当たりにすると、いやでも物欲のような気持ちは消えます。

また、普段は利己的な心が蔓延していても、手を合わせると、真摯に物事に向き合おうという気持ちが優位になります。

⑨水回りと玄関の掃除を習慣にする

水回りと玄関の掃除を習慣にすると、不思議に物欲が消えます。

これまで毎日の掃除の習慣がなかった方は、トイレから始めてみてください。

できるだけ掃除のハードルを下げるために、使い捨ての掃除シートを使うことがおすすめです。

使い捨て手袋も併用すると良いでしょう。

トイレをはじめとした水回りの掃除を習慣にすると、自分の肯定感が高くなります。

物欲はある意味、自分の自信のなさからくることがあります。何物でもない自分をもので表現して高めようとするわけです。

そこで掃除は

「こんな面倒なことを、毎日できる自分(は、すごい)」

と思えるようになります。すると自然に物欲も軽減していきます。

⑩通るルートを変える

人の行動を変えるには、気持ちを入れ替えるよりも、環境を変えるほうが簡単です。

具体的には帰宅中にフラフラと店に入り、スナック菓子をコンビニで買う習慣がある人がいるとします。

この場合はそのコンビニがないルートを選ぶことで、必然的にコンビニで買い物して帰るという悪習をかえることができます。

コンビニは一例で、休日に行く場所、物欲を刺激される友人と会わない、回数を減らす、休日にショッピングモールに行かない・・などで衝動買いの機会そのものをなくします。

通販で衝動買いが起きるケースもあります。その場合は、

  • 該当の通販アプリを削除する
  • 該当通販サイトの「お気に入り」を解除する
  • 会員登録を解除する

などが予防策になります。

まとめ

さいごに

今回は、

「衝動買いが止まらない」を防ぐ10のリスト・衝動買いはなぜ起きる?衝動買いとは?

・・という話をしました。参考になればうれしいです。