数年前に、池田清彦氏の著書を読んで衝撃を受けました。「こんな考え方があったのか。」と。何時読んだっけ?と思い、本の発行年を確認すると2,006年出版の本でした。今はテレビに出演されていますが、当時は全くどんな人かも知らず、ただタイトルで書店で目について買って読んだのがきっかけです。
その中のひとつに「心を込めないで働く」という項目がありました。今は手元にないので、詳細は忘れましたが、確か、「今の仕事が辛いなら、仕事は心を込めないで働いた方がいいよ。ただし、給料分は責任を持ってこなしたうえで。さらに表面には決してそんな様子は見せないで。」という内容だったと記憶しています。
(イメージです)
自分の心は切り離して、仕事と割り切って良いのだということですね。ところが自分の心を仕事に捧げてしまうから、中にはすっかり参ってしまう人が日本にはたくさんいるわけです。
「割り切って働く事は何らわるいことではない。」と自覚できたら、どんなに多くの人の気持ちが救われるのだろうか。」と、その本を読んで思ったのでした。