家事上手のイメージが大きいドイツの家庭ではコールドミールという習慣があるそうです。それは「暖かい食事は昼だけ」というものです。朝と夜は日を極力使わないでパン、チーズ、ハム、サラダなどで簡単に済ませるとか。さらに昼は仕事などで外に出ていれば外食になります。ということは実は主婦が料理らしい料理をする機会は限りなく少ないという驚愕の事実を知ったわけです。
これまでどれだけドイツの主婦をお手本としたライフスタイル本を目にしたことでしょう。考えてみれば、それらには食事のことは一つも触れられていなかったのです。それでも勝手に「料理は日本の主婦のように、朝昼晩、3食しっかり丁寧に作っているモノ」と勘違いをしていました。
最近、時期的に土日も家にいる機会が多く、また夫弁当持参も復活したため毎日、朝早くから食事作りが「これでもか」というほど押し寄せます。食材を買っても買っても作っても作ってもあっという間に消費され再び大量の食材とメニューを作る必要にせまられます。
最近は、なんだか食事作りに疲れている時期なのでコールドミールを少し実践してみようと思いました。休日の朝、サンドイッチを作り、いつもは目玉焼きやオムレツとか茹でたソーセージを沿えますが、サンドイッチとコーヒーか紅茶だけにするのです。サンドイッチだけなら火を使わないのでラクです。もちろん、家族だけなのでみみはそのままです。
夜はこういうわけにはいきませんが、たまにこういう朝食で行こうと思います。