「少ない数の服で過ごすには、何枚必要なのか。」曜日と生活スタイルを複数想定してシミュレーションしてみました。ここに挙げた服は、基本的に「人前に出る」服の数とします。ただ、漠然と考えてはらちが明きません。まずは曜日別に表にしてみます。ここに書いた数はあくまで基本です。必要に応じて加減してみれば良いかと思います。
条件として、全ての服は、どのアイテムでもコーディネイトが可能であるとします。また、1シーズン分とします。土日は平日に着ている服を着るか、ワンマイルウェアなど別の服を着ると想定して、表には入れていません。この数が可能かはそれぞれのライフスタイルで変わりますが、目安にはなるのではと思います。
基本の枚数・毎日違う服を着る(5日ベース)場合
仕事をしており毎日通勤服が必要であるようなケースに該当します。それぞれのアイテムの組み合わせを替えれば、組み合わせはもっと増えます。また、このように曜日でコーディネイトをセットで用意してしまえば、朝の忙しいときに迷わずに済みます。同時に、「着回さなければ」一日、一日、洗練されたコーディネイトになりそうです。
必要数は15枚です。
トップスだけ5日ベース、ボトムスと羽織り物を3日ベースにする場合
予算の関係などで、もう少し少ない数にしたい場合、上記の基本スタイルから、例えばボトムスと羽織ものの数を減らしたりします。羽織り物は必ずしも必要ではない日もあるでしょうから、可能ではないでしょうか。ボトムスはシンプルなものを選ぶ事で数を減らしても大丈夫そうです。
必要数は11枚です。
ただし、上記のパターンと違い、一日ごとにコーディネイトが決まっているわけではなくなります。ボトムスと羽織り物が曜日分ないので、どの服にも組み合わせ可能な物を選ぶ必要があります。その分、服を選ぶ難易度、考えなくてはいけないことが増えます。選択のタイミングも考慮しなくてはいけなくなります。
全てのアイテムを3日ベースにする場合
通勤など、毎日違うコーディネイトをする必要がない子育て中のママなどは、このように3日ベースでも良いかも知れません。
必要数は9枚です。
この場合は、すぐ上のパターンより、全体の数は少ないのですが、一日当たりのコーディネイトが決まっているので、パターンは少ないのですが、コーディネイトの難易度は高くありません。ただし洗濯のタイミングの考慮が必要です。
トップスは3日ベース、ボトムス、羽織り物は2日ベースの場合
上記の3日ベースを基本に、さらに減らしたい場合、ボトムスと羽織り物を減らしてみます。
必要数は7枚です。
この場合も、コーディネイトの難易度は高くなります。
全てのアイテムを2日ベースにする場合
子育ても一段落して、通勤着も必要なく、清潔であれば良いという場合は、このように2日ベースでも何とかなりそうです。
必要数は6枚です。
ものすごく少ない数ですが、上から下までの一日あたりの組み合わせが決まっているので、意外に迷いが少なく、コーディネイトの難易度は低くなります。ただし、洗濯の頻度は多くなります。
まとめ
まとめてみると、コーディネイトには大きく2種類あるということに気付きます。
- 上から下まで一日当たりの組み合わせを固定してしまう
- それぞれのアイテムをランダムに着回すパターン
従来は、少ない服で暮らすといえば「2」ばかりが強調されてきたのではないでしょうか。でも、これって意外に難易度が高くて頭を悩ませるんですよね。
それよりも、最近注目されはじめているのは、いわゆる制服のように上から下までの組み合わせを固定してしまうパターンです。理想は最低5日間の全ての5パターンある状態ですが、無理であれば3パターンくらいでも良さそうです。それぞれの組み合わせを最大限に洗練させるようにすれば、必ずしも毎週同じ組み合わせでもその方がオシャレになれるのかもしれません。
ありがちな失敗はアイテムを単体で組み合わせて着回してしまうことです。これまでは、それが良いとされていましたが、これからは、そういうのは賢くないやり方なのかも知れません。
何枚も必要な気がする服です。ですが、このように表にしてみると思ったより多くは必要でないことがよくわかります。漠然と買っていた服を、このように曜日とアイテムで感覚ではなく必要数を割り出して用意するという方法は、どうでしょうか。
合計枚数は少なくても、一日当たりのコーディネイトが決まっている方が難易度が少なく迷いが減るかもしれないという結果にちょっと驚きました。それぞれのアイテムを着回そうと思うと、コーデの難易度が高くなるのかもしれません。
服は感覚で着る面が多いので、この通りにはいかないかもしれません。けれども、例えばこの表に沿って自分の服がどれに該当するかを当てはめてみるのも良いですよ。多いと思っていたら、実は足りないものがあったり、少ないと思ったら多かったなどという事実が見えます。