通販のレビューを、どんな風に判断し、利用しているかの方法のお話です。今回は、大手通販の楽天を例に挙げて書いてみました。
「レビューの数が多い順」は良い商品を買うために効果があるか
結論をいえば、条件付きですが「ある」と思います。はじめに、「レビューの件数が多い」というのは、どんな可能性があると考えられるでしょうか。
- 販売件数が多い
- 「レビューを書いたら送料無料、値引き」などの特典によって記入されている
- 思わずレビューを書きたくなるほど良いか良くないか
- レビューを書くのが好きな人に好まれる種類の商品である
- その他
レビューの件数が多いことによる現実は、あくまで販売件数にある
レビューの件数が多いことによる現実は、評価の善し悪しではなく、販売件数にあります。なので、レビューが多い=売れているから良い商品と飛びつくのではなく、あくまで数多くの人の感想を読むツールと考えるべきです。もちろん、その商品とショップさんが良いと判断すれば、それを購入してもかまいません。
★(★1つ)のレビューを必ずチェックしよう
レビューを表記されている順ではなく必ず評価が低い物もチェックします。その数が少なくても必ず目を通します。低い評価の理由は、それを書いている人が辛口な人なのかを確認するのです。
本当に低い評価に値するのかは、その人が他の商品レビューも公開している場合、他のレビューも同じように辛口なのか、相応に良い物は良いと評価している人なのかをざっくりチェックします。
生鮮食品は「新着順」に並び替えて必ず新しいレビューをチェックしよう
食品は、商品レビューの場合は膨大なレビューがあっても、最新のレビューでなければ、あまり意味がありません。時期によって品質に多少のバラツキが出ます。なので、果物や野菜などの生鮮食品は商品レビューは必ず「新着順」に並び替えて最新のレビューを参考にします。
評価はレビューを書く人の心理も関係するので注意が必要
高評価のレビューが多い場合
レビューの評価は、書く人が普通の人なので、心理状態が大きく影響します。以前、私がレビューを書いていたとき、そう感じました。本心は★3つくらいで可もなく不可もなく・・というのが本音でした。けれども、私は★4つで評価を出してしまいました。何となくみんなが高評価なのに、ひとりだけ★3つを書く気になれなかったのです。
時々「レビューが高評価だったので買いましたが、悪くはないけれど、それほどでもありませんでした。」というレビューを見かけたことがありませんか?思うに私の経験では、本当は普通と思ったけれど「みんなの高評価につられて高評価のレビューを書いてしまった人」が多かった可能性があります。
低評価が多い場合
高評価以外にも低評価が多すぎるいわゆる「えんじょう」状態のレビューを見かけたことがあります。それも「本当は普通か、良い」と思っていても「低評価のレビューが多かったのでつられて低評価のレビューを書いた人が多かった可能性」もあります。
実際、過去に私が何度か利用したことのあるショップさんがそんな状態になっていて驚きました。レビューを読んでみると、初めから、ショップさんが「配送まで○日くらいかかります」と書いてあるにも関わらずレビューには「届くまで○日もかかった、遅い」と誰かが書けば「私も遅いと思いました。確かに○日もかかりました。」のような連鎖が連なっていました。
このように、全く問題がないにも関わらず、不運にも、そんな風になってしまったショップさんもあるので低評価だからとそういう判断をするのは失礼な場合もあります。
商品レビューだけではなく、必ずショップレビューをチェック
必ずショップレビューも確認します。「参考になる順」に並び替えます。ざっとレビューをチェックして問題がなければ合格です。反対に、商品レビューは高評価なのに、ショップレビューが実は散々なケースもあります。長く楽天を利用していますが、ここで低評価が多すぎるショップさんは注意します。低評価でも、上記のようなケースはありますので、それは読んで自分で判断します。
会社概要を確認しよう
レビュー以前に大事なことです。商品そのものの前に、そのショップさんが、どのようなお店かを必ず確認します。画面のどこかに必ず「会社概要」というショップ情報が記載してあるはずです。情報がわかりにくく記載されていたり、内容が少ない場合は注意が必要です。
メールの文脈が不自然な場合は注意しよう
メールの文面や文脈がおかしいと感じたら注意します。以前、「あれ?」と思ったことがあり、かなり警戒しました。結果としては無事に取引完了して商品も問題なかったのですが、レビューを読むと、結果には当たり外れがあるようでした。