似合う服と好きな服が噛み合わない時ってこまりますよね。この場合、どちらを優先したら良いのか迷いませんか?でも、「それ、似合うね」とか「それ、いいね」と言われる服って、相手によって違いませんか?一体誰の「似合う」を取り入れたら良いのでしょう。
(イメージです)
以前、植松晃士さんの(現在、お昼の主婦向け番組などに出演しています。)本を読んだ物に書いてあったのですが、「その服いいね」を真に受けて良いのは実の母親とダンナ(と子供も・・だったかな?うろ覚えです)だそうです。
女友達などは真に受けてはいけないそうです。実の母親とダンナが褒める服を信じて良いのは「心の底から自分の幸福を願っているから」だそうです。
もちろん、友人も、悪気があって褒めているわけではないと思うんですね。ただ、「いいね」の視点が違うんです。この植松氏が既婚女性に勧める服の傾向は「リッチ感と幸福感」のある服です。既婚で出産も経験していて、数年間、家で主婦していたりすると、どうしても体型、表情などに独身でバリバリと外の世界で生きている女性には太刀打ち出来ないそうです。(勝ち負けじゃないけれど、あくまでたとえで)
じゃあ、「既婚女性で子供もいて体型も崩れてしまって表情もほわんとしている人が素敵に見える服って何?」というと、幸福感なんだそうです。そこにはトレンドは無関係だそう。同時に、この方はリッチ感は重要だとよく書いています。
理由は、「人は自分より不幸せそうだったり、貧乏そうな人とは友達になろうとは思わない傾向が大きいから」だそうです。
特に、「たくさんママ友を作ろう」と息巻いているならなおさらでしょうね。(大変だけど)
反論が出そうですが、それはやむを得ない現実だと思います。世の中の多数がそういう価値観なんだから仕方ないというか、受け止めて向き合うしかありません。
そして、実の母親とダンナが褒める服というのは、たいてい「その服を着ると幸せそうに見える」というものらしいです。
確かに。
私も思い当たります。
「似合う」がマイナスになるケースに注意したい
それから、「似合う」と推奨される服や色は、その人がもともと持っている雰囲気などをアップしてプラスになる場合は良いけれど、マイナスになることもあると思うんです。
例えばもともと派手な雰囲気で華やかな雰囲気のある人が、「似合う」と言われた色や形の服を着てますます艶やかになる分には良いのです。けれども、反面、もともと派手な人がますます華やかに見えてしまうことがプラスに働くか、マイナスに働くかはわかりません。状況によるでしょうね。芸能人ならプラスに働くでしょうが、普通に地味に暮らしたい主婦ならば、マイナスに働くかもしれません。
地味な雰囲気の人も同様です。もともと地味な雰囲気の人が地味に拍車がかかる「似合う」「その人らしい」なのか、それとも地味だったのが華やかさが加わる意味のことなのか、その辺が曖昧ですね。「素敵に見える」も曖昧だと思います。
つまり、「どういう印象になりたいのか」という自分の意志と希望、目的があるうえで、「似合う」を選んでいくステップが必要です。
単に「似合う」だけでは誰に対してどんな風な印象でのことなのか、さっぱり検討がつかないから迷うわけです。
「自分がどういう印象に見られたいのか」の明確な意志が必要で、診断や選ぶ服はそれを決めてからのスタートが必要ということでしょう。