はじめに
現は、食品の買い物は早い時間に行ことにしています。滅多に夕方に行くことはありません。ところが久しぶりに夕方に買い物に行きました。それで気づいたのは、昼間と夕方の買い物客の雰囲気の違いです。
夕方の値引きシールの前では静かなバトルが
みんなどことなくソワソワ。そして、魚売り場に立ち寄ったとき、私が売り場に近づくとどこかライバル視されている空気を感じます。それは、特に私に対してというわけではなくて、そこにいる客がお互いがライバルという感じです。
そこで気がついたのは値引きシールの存在です。そうなんですよね。夕方になると生鮮食料品は一部値引きシールが貼られていくんです。みんなの「ソワソワ」は、この値引きシールの貼られたもののせいなのでした。 「ああ、そういえば、そうだったなあ。」 かつては私も、値引きシール目当てに夕方に買い物に行っていた時期がありました。でも、しばらくてやめました。
値引きシールは平常心をなくすし高くつく
理由は簡単です。 「高くつくから。」 値引きシール目当てに買いに行っていた時は、「必要だから買う」のではありませんでした。「値引きされているから買わないと損。」そんな感じ。
よく考えたら必要だから買っているわけではなかった
考えてみれば夕方の値引きシールの貼られた商品は、決して、必要だからということではなく、冷静に考えたら値引きされていなかったら買わなかったようなものが多いと気付きました。
普段は買わないようなもの、買ったことがないものを値引きされているという理由で買ったけれど、全然美味しくなくて、結局食べ残したり、鮮度が良くなかったり。
結局、早い時間に行くのがトクだとわかった
結婚以来、いろんな買い物パターンを試してきました。今は、できるだけ早い時間に行くのが一番トクだとわかりました。
その店にもよりますが、特に大手スーパーは、開店直後からその日の鮮度の良い物が売り場に並びます。(小さい規模のスーパ―の場合は、あまり早く行くと、まだ新しいものが半々で昼少し前が一番良いこともあります。)
「広告の品」も早い時間ほど買えます。(値引き品同様、広告の品目当てにはいきませんが、たまたま買おうと思っていた物がセール価格であることがあります。)
値引で錯覚する
実際の価格の差よりも割合による数字の差の方がお得感があおられやすいですね。例えば普段は198円のキャベツが298円で販売されていると、「高い」と感じて買う人が少なくなります。確かに割合を考えると1.5倍です。けれども価格差は100円なのです。1.5倍だから「高い」と思って買わないけれど、その価格差はわずか100円です。 ところが198円のキャベツが298円では「高い」と感じて買わない人が、買うつもりのなかった商品に定価800円に半額のシールが貼られていると、差額は400円でも買ってしまいます。 いえ、実はそれ、以前の私だったんですよね・・。
さいごに
つまりは必要な物を必要な時に必要な量だけを買うのが、結局は満足度が高く、余計な出費もしないんです。失敗も外れもありませんから。
それに、「バトル」に巻き込まれることなく、妙な気分になることもありません。平常心で買い物が出来るというのも値段に含まれていると思いますね。