夏は食事づくりのモチベーションが下がります。できれば何にもしたくありません。けれども主婦はそういかないのがツライところ。けれども、こういう時期に楽で効率が良いのは実は煮物、汁物なんだという事に最近気づきました。
炒め物、揚げ物、その他・・はその都度調理法や段取りを考えなくてはいけません。第一暑いです。ところが煮物、汁物は家庭用レベルならば、あんまり頭を使わずにボケ~っとしながらでも何となく、手をかけた風の物が簡単に出来上がってしまうんですね。
具材のカット→鍋に入れて煮る→味付け
の手間はほぼ同じなので、頭を使わずに済みます。けれども具材と味付けがその都度変わるので手間が同じという印象はあまりありません。
例えばトン汁の場合、何もごぼうを必ず入れる必要はありません。サトイモやジャガイモを必ず入れる必要もありません。適当に冷蔵庫にあるものを食べやすい大きさにカットしてどんどん鍋に入れて煮るだけでいいのです。仕上げに味付けすれば完成します。
別の具でも似たような具でも良いのですが、またまた適当にあるものを鍋に投入して、トマト水煮缶等を入れればイタリアンっぽくなります。
コンソメを入れた味付けにしたり、しょうゆ風味にしたり、塩メインなら鶏肉がよく合います。
ひたすら適当に具材になるものをカットして鍋に入れて煮る→味付けする。それだけです。凝った風に見せるにはトッピングにネギとかミョウガとか、シソとかパセリとかを最後にトッピングすることですね。
煮物はとにかく具材さえ切ってしまえば、あとは火の側につきっきりでなくてよいので意外と暑くありません。
それから暑い日には「冷たくさっぱりしたものを食べたい。」と思うかもしれません。けれども、冷房にあたる機会が多く、想像以上に体が冷える機会も増えます。
同時に汗をかくのでミネラルが失われやすくなっていると思います。
そのため、暑い日にこそ、温かい煮物や汁物が以外に身体を休めてくれるような気がしています。
また、冷たい物の場合、いったん加熱したとしても食べる直前に加熱しませんので保存状態に気を使います。ところが煮物、汁物は、作るときはもちろん、食べる直前にもう一度加熱します。そのため今の様に梅雨時で物が傷みやすい時期でも比較的安心して口にすることができます。
時間差で帰宅する家族に出すのも簡単
また、夏場は日が長くなるせいか帰宅が遅くなりがちな傾向にあります。家族がそれぞれ時間差で帰宅するとその都度、食事を出したりしまったりが大変です。
ところが煮物、汁物は簡単です。温めなおすだけだからです。ただし、私は基本的に作り置きの料理が苦手です。そのため、使いまわしは夜に作ったら、翌朝までが限度です。
とはいえ、少し量を多めにして具を複数入れれば、多くの品数のおかずも不要です。それに、いかにも家庭料理という印象が出ます。
洗い物も少なくて済みます。夜に作った物をいったん冷まして、鍋ごと冷蔵庫に入れておけば翌朝も食べることができて便利です。
それ以外のメニューの場合「何を作ろう」と考えるのも結構大変です。けれども鍋に具を適当にカットしてその時に気分で味付けを変えるだけで、手間は同じで何も考えずに済むのに見た目は違うほっこりメニューが完成します。
夏こそ暖かい煮物、汁物系を作るとメニューに悩まず、冷蔵庫の材料も無駄になりにくいですね。