はじめに
時に優先順位の低い家事からスタートしてみませんか。すると、目先が変わって「やる気」が出ることがあります。
効率よく家事をこなすコツは「優先順位を意識する」事が重要と言われています。確かに「家族の朝食を作らずに掃除をする」のは妙な行動です。けれども、優先順位を意識すると、どうしても毎日行動が同じになります。その家事自体が苦手なわけではないのです。ところが同じ手順の繰り返しが気分的にマンネリ化を生み出します。
優先順位が低い事の影響は以外に大きい
それを解消するためには、あえて優先順位の低い家事を先に行うことです。けれども先に書いたように家族に食事を出さずに掃除を優先するわけにはいきません。けれども方法はあります。例えば朝、15分早く起きることなどです。朝、15分早く起きて例えば優先順位の低い家事を行います。例えば片付け作業などです。本来、片付けは朝早く起きて行う種類のものではありません。けれども普段「優先順位の高い家事」を行うことで「やってもやらなくても誰にも今すぐに支障が出るわけではない家事」が延々と後回しになります。昨今、物が増えて整理が行き届かず、物が増えて困っている人が多いのは「今すぐに困るわけではない片付け、物の処分、見直し」が「優先順位と緊急性が低い家事」として延々と後回しにされてきた結果なのです。
優先順位の高い家事は、イヤでもこなさなくてはいけません。さらに「優先順位が高い家事」とされて優遇されています。ところが優先順位の低い家事は多くの人が優先順位の高い家事をこなすだけで精一杯のために実行されにくくなります。
例えば掃除の中で、普通は掃除機を掛けることは優先順位が高いですね。けれどもサッシのさんを掃除することは優先順位が低いとみなされています。普段は掃除機を先にかけて、サッシのさんは気が向いたときや、大掃除の時、等に行っていたことを少し変えてみます。
サッシのさんの掃除を掃除機を掛けるより先に行うのです。すると、目立たない場所ですが掃除のあとはスッキリ爽快です。その後は自然と掃除機もかけようという気になります。
さいごに
世の中にも、一見優先順位が低いように思えていても、不思議にこの世の中から消えてなくならないものがあります。例えば絵画、音楽、小説、映画などです。これらのものは直接生きていくことに不可欠なものではありません。ところが、古来から私たちの生活から姿を消したことはありません。いわば優先順位が低いにもかかわらず、常に私たちの周りに存在しています。