はじめに
今回は、結婚祝いや、その他のお祝い金(ご祝儀)を郵送(現金書留)する方法を紹介します。 その他、郵便局窓口が休日や営業時間外の対処法も紹介します
もくじ
ご祝儀を郵送(現金書留)で送っても失礼ではないの?
ご祝儀を郵送することは、珍しい事ではありません。特にコロナ流行後は郵送するケースが増えているでしょう。ただし関係者の方に聞いてみるなど、相手の状況をできる範囲で確認してください。あくまでケースバイケースですから、誤解やトラブルのないように注意しましょう。
なお、ここに書いた方法は、あくまで私個人の見解です。そのため、慣習などは、できるだけご自分のお住まいの地域、親族などの状況を確認するなどをしましょう。
やむを得ず、ご祝儀を郵送する例
- 結婚式、披露宴を行わなかった方に送る
- 結婚式、披露宴に招待されなかったが送る
- 結婚式、披露宴に招待されたが、やむを得ず欠席することになった
- その他
用意する物
- 新券の現金
- ご祝儀袋
- 筆ペンなど
- メッセージカード、便せんとそれを入れる封筒など(メッセージを添えるため)
- 現金書留の封筒 現金書留封筒が新しく変わりました。詳しくはこちらをご覧ください。 www.kurase.com


新券を用意する
お祝い金は新券を贈るのがマナーです。(新券とは、いわゆるピン札と呼ばれる新しいお金のこと) 新券の準備は忘れやすいので、早めに用意しましょう。 できれば、普段から新券をキープしておくと便利です。
新券が手元にない場合は、次のようにして手に入れます。
新券を用意する方法
- 家族、親しい友人などに新券を持っていないか聞く。
- ATMで現金を引き出し、その中に新券があればラッキー(年末年始は新券が出るATMをメガバンクで見たことがあります)
- 銀行の窓口で手に入れる(預金を払い出しする際、「新券でお願いします。」と言う。
- 100円ショップ
- コンビニ
- 文具店
- スーパー
- 平日 0時~9時、19時~24時
- 土曜日 0時~9時、17時~24時
- 日、休日 0時~24時
- ご祝儀を郵送する場合、新券を用意することと郵便局の窓口に出すことが、ちょっとハードルのある部分です。けれども新券は普段から一万円札、5千円札、千円札をそれぞれ数枚用意しておくといろいろな面で慌てずに済みます。
- 周囲で結婚する人が多い時期にはのし袋と現金書留の封筒、メッセージカードなどもそれぞれ普段から用意しておくと良いです。我が家の場合は、私たちが結婚したころは周囲も結婚する人が多く、普段から新券、のし袋は最低限用意しておきました。
- 現金書留の場合は、郵便局で送る直前でも良いのですが、あらかじめ買ってあれば自宅でゆっくり確認しながら封入できます。
- 封入する前後に、インクやのりがしっかり乾いてから次の作業をしましょう。
- 差し出しも現金書留専用の封筒も郵便局でなければできません。仕事などで通常の営業日時内にいけなくても「ゆうゆう窓口」に行けば通常営業時間外も開いています。営業時間等は窓口によって変わります。事前に自宅や勤務先の最寄りの「ゆうゆう窓口」を調べておくのが良いでしょう。
- 送るタイミングを十分に考慮してお祝いの気持ちを一緒に送ることが重要です。
※注意点 2022年現在、銀行の手数料が大幅に変更されています。払い出しの金種や両替や金額、枚数、回数などにより手数料が発生する場合があります。それぞれ手数料の有無を確認の上ご利用ください。
ご祝儀袋について
ご祝儀袋は結婚祝い用のし袋を用意します。注意点として、蝶結び型の水引は結婚祝いには使いません。注意しましょう。表に「結婚祝い」などと印字されたものなら間違いありません。購入は、
などで販売されています。書き損じ等を考慮して、2、3枚購入しておくと安心です。
のし袋のサイズは、金額に見合うのし袋を使います。多くの場合、のし袋を買うと、見合う金額の目安が書いてありますので参考にしましょう。 例えば、「金額が1万円で相手が友人関係、同僚など」の場合は、ご祝儀袋もやや小さめのものにします。デザインはおしゃれな物でも良いでしょう。
一方で親類関係など金額が5万円前後などの場合は、やや大きめで伝統的なデザインのものにします。
ただし、大きいのし袋は、現金書留封筒に入りにくいことがあります。ですので、手渡しの場合は金額に合わせて大きいのし袋でもかまいませんが、郵送の場合は小ぶりののし袋を選ぶ方が良いでしょう。
現金を入れる前にご祝儀袋に名前と金額を書く
名前のゴム印やスタンプを作っておく
現金を入れる前に、ご祝儀袋に名前と金額を該当箇所に書きます。最近の市販のご祝儀袋は「御結婚祝」等の文字が予め記載されています。 その場合は下半分の中央に、自分の名前を記入するだけです。この場合、筆ペンで手書きが理想です。けれそも、書き損じることがあります。そのため名前のスタンプなどの利用をしてもよいですね。
ご祝儀袋に現金を入れて封をする
お金の向きと枚数を何度も確認してから封をします。笑い事ではありませんが、お金を入れ忘れない、金額を間違えないようにしましょう。 のり、インクなどがしっかり乾いたことを確認してから触りましょう。郵便局に行く
現金書留は郵便局の窓口からしか出すことが出来ない
現金は郵便局から現金書留封筒で窓口からしか出すことができません。 また現金書留の封筒は郵便局でしか扱っていません。コンビニなどでは売っていません。ポスト投函もできません。というこは郵便局の窓口に行かなくてはいけません。通常時間外は「ゆうゆう窓口」を利用しよう
郵便局は、お住まいの地域のエリアに1~2カ所「ゆうゆう窓口」を設けています。簡単に言えば「時間外窓口」です。「ゆうゆう窓口」とは、通常営業時間外の差し出し、受け取りなどができます。その窓口によって営業日や、営業時間、営業内容が異なります。「ゆうゆう窓口」の営業日時、内容の「例」 営業時間
郵便、印紙、ゆうパック、チルドゆうパック、内容証明(平日のみになる場合があり、事前に要確認)
・・といった感じです。各店舗により異なりますので、必ず自分が利用する窓口についてはそれぞれ確認してくださいね。
たいていは、その地域の一番大きな郵便局のサイドに設置されていますが、場合によってはそれ以外にももうけられていることがあります。HPで確認すると良いです。
ゆうゆう窓口なら休日や仕事が終わった時間でも利用できます。ただし、営業時間や内容がそれぞれ異なること、電車やバスの便利の良い場所にあるとは限りません。その場合は、歩く、自転車、タクシーのいずれかを利用することになりますので、夜間の場合は途中の道の安全性をよく考慮して出向きましょう。
現金書留の封筒を郵便局の窓口で買う
送る直前に買っても良いのですが、自宅で落ち着いて書くことをおすすめします。この場合、現金書留封筒を予め買っておきます。書き損じや今後の予備に複数枚買っておくのをおすすめします。
のし袋を入れられる一回り大きい現金書留の封筒がある
窓口に行ったら、まずは「現金書留の封筒を下さい。」と言って買います。一枚21円です。通常のサイズの他に一回り大きい現金書留の封筒の扱いもあります。小さめのし袋なら通常サイズで良いですが、少し大きい場合は大きいサイズを選びます。ただし大きい封筒の場合、定形外扱いになりますので、送料がその分高くなります。最初に現金書留の封筒に宛名書きをする
のし袋を入れる前に宛先、差出人の住所や名前などを記入します。 ご祝儀袋、メッセージや手紙などを封筒に入れる。現金書留に封をして割り印(サイン)をする
最期に、封をして裏面に2か所赤丸印の部分に押印か、サインをします。ハンコはシャチハタでも大丈夫です。 画像は2022年現在の新しい現金書留封筒裏面です。
郵便局の窓口に差し出して料金を支払い控えを受け取る
どのみち窓口に出さなくてはならないので、切手は貼らずに差し出し、料金は窓口で提示された額を払うほうが効率的です。 料金は現金書留の料金と、サイズ、重量、速達等オプションの有無で変化します。言われた金額を支払います。最後に控えを受け取って完了です。控えには追跡番号が番号が付いています。預けた物がどこまで行っているかネットで検索できます。 これで作業は完了です。相手に届いたことを確認したい場合は、ネットで追跡記録を確認すればわかります。用意しておくと便利なもの
やむなくご祝儀を郵送したいと思っても、いざとなると新券を用意したり郵便局の窓口に行ったりとそれなりに手間が必要です。そのためできるだけスムーズに事を運ぶためにできることはあります。例えば今回の例では、あらかじめ普段から用意しておくと良いものは以下の物です。
* 新券 (1万円、5千円、千円札、各数枚) * のし袋(結婚祝い、一般的なお祝い用など) * 現金書留封筒 数枚 * お名前スタンプ * 筆ペン、サインペン * 白無地封筒、便せん、一筆便せんなど * のり * はさみ など