ミニマムライフを始めたいけれど、「いったい何から?」そんな疑問にお応えします。
ミニマムライフというと、物理的に物を減らすことがイメージされることでしょう。けれども、それ以前に始めたほうが良い事があります。それは本意ではない行動をミニマムにすることです。
本意ではない行動をミニマムにすることから
実は持ち物、つまりは物理的な物とは、自分の行動の結果にあります。家にある物の全てが自分が選び買うという行動を起こした結果です。ですから、行動をミニマムにすることが結果として物を厳選していくことにもつながります。
はじめは15分、目覚まし時計の時刻を早くセットしてみよう
具体的に、どのように行動を見直しすれば良いでしょうか。はじめに、朝起きる時間が重要です。もし、いつも朝にバタバタと慌ただしい時間を送っていたとしたら、いつもより15分だけ目覚まし時計に設定時刻を早くしてみましょう。「一時間早く」と言われると「無理無理!」と思いますが、15分なら、何とかなるように思えませんか?
いつもより15分早く起きたら、その時間で何をするかは自由です。いつもと同じパターンでも良いのです。するとバタバタがなくなり、一つ一つの動作にゆとりができます。
2週間続ければ習慣になる
1週間ほど続けてみて、さらにもう1週間。人は2週間続けたことは習慣化されるそうです。2週間続ければ以前より15分早く起きることは当たり前のことになります。このようにして、15分早く起きて、行動を変えられるという実績を作ります。すると変化に対する恐れがなくなります。
次に本意ではない行動をやめてみる
そうしたら、次の段階です。次は、これまでやっていたことで、「本当はやめようと思っていることで、辞められることがないか」を検討してみましょう。例えば、付き合いで無理に行っている習い事、お茶などです。もちろん、付き合いも大事ですが負担になっているならば思い切って、やめる決心を検討してみます。
些細な事でも良い
もっと些細な事でも大丈夫です。例えば「やめようやめよう」と思っている定期便で配達される通販などをやめること。買わないのに配達される通販カタログをストップさせること。時にネットで停止できず、電話を掛けるケースもあります。それでも面倒と思わずに電話をかけます。
積み重ねれば不要な関わりが確実に減っていく
こうした些細な事の積み重ねでも、行動をすれば確実に不要なものとのかかわりが少しずつ減っていきます。本意ではない集まりに無理して出向かなければ、それに対応する服を余計に買う必要もなくなるかもしれません。無理をしている交友関係は、つい見栄も働くので余分な買い物も出費も増えます。
「ミニマムライフを始めたい。」それは変化を求めているという事
そのようにして、行動面をミニマムにするには、初めは何らかのアクションを起こさなくてはいけません。一般に、それが面倒で、現状維持に徹すればとりあえずは角も立たずに平穏です。けれども「ミニマムライフを始めたい」と思うあなたは、確実に何らかの変化を求めているはずです。
それは、他人に行動を左右されることではなく、自分の意思をもっと尊重したいという変化であるはずです。
人が関わることで、何らかのアクションを起こすことに躊躇する思いもあるかもしれません。けれども案外、自分が思うほど他人は時分のことなど良くも悪くも気にしていません。みんな自分の事で精いっぱいだからです。けれども自分が感じる事は、自分が動くことでしか、代わりに良いと思う方に変えることはできません。
このようにして、初めに、行動面を見直していくことがミニマムライフのより良いスタートです。