物を減らし始めたきっかけと、短期間で減らすことが出来た理由を説明します。
結婚直後は婚礼ダンスと、その他の家具がありましたが「ものが多い」状態ではありませんでした。家の中はまだスッキリしていました。
物が増えた原因と子供は無関係
急激に物が増えたのは子供が1歳直前の頃からです。夫の転勤で引っ越しをした頃でした。このように書くと、まるで子供の存在が原因のように思えるかもしれません。でも、そうではありません。物が増えた原因と子供は無関係です。
インターネットが一般的ではない時代の育児
我が子が乳飲み子であることで外出は限られます。さらに元々知り合いもいない場所です。今のようにインターネットの環境はありませんでした。そんな状態でも子供を連れて毎日公園に出かけました。次第にママ友との交流もできました。けれども子供を通じての付き合いに過ぎません。何より個人の自由がままならない状態でした。そうした中で手軽に短時間での楽しみとして買い物が中心となったのです。週末に小規模のショッピングモールに行き100円ショップに行くこと自体が唯一の娯楽となっていました。
図書館の利用もままならない時
「では、読書を楽しんではどうか?」と思えば、図書館の蔵書自体が少ないのです。さらに駐車場が非常に狭くて常に満車状態。ましてや子供を連れていくことは不可能でした。そのため「本は好きなだけ買っても良い」と決めました。けれども地方の書店は売られている本に限界があります。アマゾンも楽天ブックスもない時代です。どんな本があるのかさえ情報もありませんでした。けれども当時はしっかり本を読む気力はありませんでした。買うのは専ら写真がメインの雑誌が中心でした。
収納ボックスでは解決しなかった
当然、こうした生活は物が増えました。そして「ありがちな良くないパターン」通りに収納ケースを買って並べました。ところが「期待したようにはスッキリしない」事に気付きます。当時は「捨てる」という発想自体が世間全体に皆無でした。テレビでは収納達人が「大量の物も隙間を駆使して全部収納できた!」という特集番組をよく見かけました。良かれと思って買った収納ケースに物を納めても全然スッキリしません。
ところが、その頃テレビからですが「究極の整理方法は、要らないものを捨てることだって。」という会話が聞こえてきたのです。今でこそ当たり前の発想ですが、当時は目から鱗の話でした。目から鱗というよりも「捨てる?」という発想をすぐには受け入れる切り替えができませんでした。けれども、次第に「確かにそうかもしれない。」と思い始めることになります。
物を減らす
そして次に偶然、買った本が具体的に行動を起こすきっかけになりました。それは飯田久恵氏の「「捨てる!」快適生活―部屋スッキリの法則 」という1冊の本でした。この本によって。これまでの「片付け」の概念が良い意味で崩れたのです。
出し入れに要する手間を減らす
従来の収納アドバイスの方法は、「いかに収めるか」でした。とにかく収まりさえすればベストの状態です。けれども物は使うものです。だから出す、しまう、を繰り返します。しばしば「おさめた状態の美観を重視するあまり、収納が入れ子状態」になっていては、物を出し入れする手間が増えます。このために「元に戻す」ことが面倒くさくなるというわけです。つまり、「いかに収めるか」ではなく「すぐに出せる」「すぐに戻せる」ことも収納には大事なことだと知るきっかけになりました。
不用品を一気に車で運ぶ
同時に、その本には物を減らすための方法が書いてありましたので、それを読みながら物を減らしていきました。友人から「ごみ処理場に直接車でゴミを運んだ」話を聞きました。
それを聞いて短時間で安くゴミを処分するには一番良いと思われました。早速、一般ごみには出せないゴミを中心に、車に処分するものを積んで物を処分しに行きました。もちろん、子供も一緒に連れて、です。燃えるゴミ処分場の入り口は、SFアニメに出てくるような重厚な扉で驚きました。不燃ごみ処分場では膨大なゴミを前にして職員の方が手作業で分解作業などを延々と行っていました。その様子を見ると改めて「安易に物を買い、捨てて手間を掛けさせていること」を申し訳なく思いました。
ごみ処理場では入り口で名前、住所、電話番号を記入して荷物を載せた状態で車ごとの重量を計測します。そしてゴミを置いてきたあとに出口で空になった車の重量を計測します。その差額で持ち込んだゴミの重量が出ます。その結果に応じて処分費用を支払います。
この方法は、短期間に一気に処分するのに手っ取り早い方法でした。(各自治体により、受付方法、料金、その他規則が違います。事前に必ず各自確認をお勧めします。)
物を減らすなら短期間に一気に行う
「物を減らしたい」と思ったら、短期間に一気に行動するほうが良いです。時間は無理にでも作るのです。
私が物を減らし始めたきっかけと、その方法について短期間で減らすことが出来た方法についてのお話です。
結婚直後は婚礼ダンスその他の家具があったものの、それほど「ものが多い」状態ではありませんでした。家の中はそれなりにスッキリしていました。
「捨てる!」快適生活―部屋スッキリの法則