心機一転の気分である春を目の前に「家の中の物を減らしてスッキリしたい」そう思っている方のために物を減らす方法をざっくりまとめてみました。
処分すべきはこんなもの
1.見栄で持っている物を処分
実用や、心から好きだとかそういうものではなく、見栄のためだけに持っている物を減らしましょう。
その見極め方ですが、たとえば、高かったフォーマルスーツ、これは見栄で持っている物か、それとも必要な物か、どちらと考えれば良いでしょうか。
「高かった」という点については一見、見栄であるように思えます。けれども、フォーマルスーツは大人であればいつ何時必要であるかわからず、それ以外の服で出向くことはできません。ですからこの場合は「必要な服」で処分する必要はありません。「高かった」に関しては、年齢もある程度を過ぎるとフォーマルウェアの価格帯も何となくわかってしまうものです。「高かったフォーマルスーツ」は、その場と自分の立場に相応しいものを選んだという事に過ぎません。この場合の「高かった」は見栄ではなく、必要な物であったと考えます。
本当は大して好きではないけれど、久しぶりの同窓会に持って行くバッグを新しく買ったとします。そして、そのバッグは同窓会以降、一度も出番がないとします。こういうものは、おそらく単なる見栄で買ったバッグと言えます。リサイクルショップやオークション代行などを利用して処分してみましょう。
読み返すことがないのに、持っているだけの本も、見栄で持っている物と言えます。
こんな感じで見栄で持っている物は処分しても生活に支障が出ません。そのため、初めに処分するにはちょうど良いものです。
2・持っていることを忘れていたものを減らす
久しぶりに段ボールを開けてみたら、「あ、こんなのあったんだ」というものは処分しても大丈夫です。いっとき、感傷に浸ってしまうかもしれませんが、これまで存在を忘れても支障がなかったのです。だから、処分しても大丈夫です。
3・修理すれば使える物、服を処分する
修理すれば使えるからとそのままにして数か月、数年過ぎた物は処分しましょう。「修理する」と思ったら、今からでも持って行きましょう。それが出来ないのなら、この先1年、3年、5年、10年状態は変わりません。
4.やせたら着られる服を処分する
やせたら着られる服を持っていても、数か月放置していたならば復活する確率は限りなく低いです。思い切って処分します。もし、やせたとしても、体重ではなく、加齢により、微妙にスタイルのバランスが変わっていたり色ミガアンバランスのことがあります。今の自分に合う服を選びなおす方がずっと前向きです。
5・勉強を中断している教材を処分する
「いつか再び始める」気になったら、改めて買いなおしましょう。途中でやめて数か月、数年経過している間に、もっと良い教材も出ているはず。それよりも途中で投げ出したものが家の中にある状態は、「半端なもの」を見る度に自分に自信がなくなり後ろめたい気持ちになるので良い事はありません。
6・作りかけの子供服、手芸品、DIY作品を処分する
手作りするつもりで途中で中断している物を処分しましょう。上記同様ですが今の自分には作りこなすだけの技量、根気、興味が足りなかったのです。それよりも今の自分に適したものを見直す方が良いです。
7・書きかけの日記、小説をシュレッダーにかける
今度こそ毎日書こう、書き上げようと意気込んで書き始めた日記や小説。途中で中断して放置していたら、シュレッダーにかけて処分しましょう。
8・ダイエットを仕掛けてストップしたグッズ、スポーツ用品を処分
今度こそと決心して買った通販のダイエットグッズ、スポーツ用品。これらも思い切って処分しましょう。
9・趣味にしようと思ったけど作らなかったキッチン用品を処分
お菓子作りを趣味に、パン作りをしよう、と思ったけど、結局続かなかったために使わないグッズ。これからお菓子やパンは市販品を買いましょう。そして道具は処分しましょう。
10・それを見ると嫌な出来事を思い出すものを処分
そのものを見ると嫌な事を思い出すものは処分します。例えば服そのものは気に入っていても、それを着る時に一瞬、応対した店員のいやな態度を思い出すなら、それも処分が正解です。そういう経緯で買ったとしても、思い出すことがないのなら、持っていても良いのです。いやなことを一瞬でも思い出すことは自分にとってプラスになりません。
まとめ
ここで挙げた10の提案は主に次の要件があります。
- 見栄で持っている物を処分
- 完成、達成できなかった物を処分
- 嫌な感情がおこるものを処分
いずれも、こうした物は自分をプラスに導きません。
まずは、こうしたものを手放すことから始めてみると良いです。