処分を迷うのは、「そのあとに必要になったら、どうしよう」と思うからです。でも、その「どうしよう」を具体的に「どう」しなければいけなくなるかを考えたことがありますか?
一般には、こんな感じですよね。
処分した後に「やっぱり必要」と思ったときの行動
- 買う
- もらう
- 借りる
- 自分で作る
- 諦める
- 他の方法を探す
買う
「どうしよう」の原因が、再び買う場合にその「費用がもったいない」と思うから、処分を迷うケースです。確かに「捨てて、買えばいい」という安易な発想を好まないのは当然です。
「捨てても買えばいい」というわけではなく、「例え後悔しても買う事で再び手に入れることができる」「だから、そんなに延々と迷うことではない」と自分を安心させるためだと考えます。
もらう
誰か、譲ってくれる人がいれば、そうします。最近は行政の機関などで、そうした企画を行っていることがあります。例えば市報などに「譲ります。譲ってください。」の広報コーナーの記載など。ただし、トラブルがないようにお互いに信頼のおける相手なのかの確認は必要です。
借りる
お金を出してレンタルするケースと知人から借りるケースです。最近の日本では、あまり人と人とのコミュニティによる助け合いが希薄になっている印象があります。けれども、何か突発的なことがおきたとき、最終的に本当の力となるのは、実は人同士の信頼関係だと言われています。日頃から、貸し借りの習慣を作ることは有用です。ただしやはり人の好意にゆだねる取引はそのバランスが難しいこともあります。けれどもこうしたことを発展させる努力は必要でしょう。
作る
物にもよりますが、自作する事が出来れば選択肢が広がります。何でも買って手に入れる概念を少し変えるのです。元々、人々は生活に必要な物のほとんどを自力で手に入れていたのです。ただし、安易に得意でない人が下手に手を出すと、かえってうまくいかずに高くつくことがありますので注意します。
あきらめる
それを手にする前には、何の意味も持たなかったものが、一度自分のものになると手放すことにためらいを感じる現象は誰にでもおきます。通販などで「30日間は返品OK」とあっても、返品する例は少ないと言われています。一度手に入れると、人は「所有欲」が大きくなり手放すことに抵抗を感じるのだそうです。けれどもいったん諦めてしまえば、少し時間が経過すると不思議に何の感情も抱かなくなるものです。
他の方法を探す
まずは、いったん手放してみます。しばらくすると、あれほど迷ったものの存在すら忘れてしまうことがあります。または他の方法を探してみます。少し、時間を置いてから考え直してみるのも一つの方法です。少し時間を置くと、必要性を感じなくなることもあるし、全く別の視点を発見することもあります。
まとめ
結局のところ、どんなに迷ったものでも、いっときは後悔しても「何とかなる」ものです。そして、「手放すかどうか迷っているもの」というのは、何度も「手放す」ことを考えるだけの理由があるということです。
自分にとって本当に必要不可欠な物であれば、一瞬たりとも「どうしようか?」と迷いません。処分を迷うものは「手放すことが正解」だと本当は自分でわかっているものです。
ただし、家族であっても自分のものではないものには手を出さないようにします。