ニットもコートも8割は自宅で洗ってしまいます。我が家の衣類でクリーニング店に出すのはフォーマルスーツと一部のスーツくらいです。
自宅でクリーニングのメリットとデメリット
自宅で洗うものが多い事はメリットがあります。
- クリーニング代の節約になる
- クリーニングの持ち込み、引き取り、宅配の場合は連絡等の手間の削減
- 丁寧に洗える
- 衛生的(見知らぬ他人の衣類と一緒に洗われない)
- 大雨、飲み会後の汚れにもすぐ対応できる
反対にデメリットもあります。
- 失敗して着られなくなるリスクがある
- 風合いが悪くなるリスクがある
- 高級クリーニングと比較すれば仕上がりは違う
自宅でクリーニングしても良い物良くない物
自宅クリーニングしても良い服
- 手洗いマーク、ホームクリーニング可の服
- 間もなく買い替え予定の服
- プライベート用衣類
- 安価なダウン(ユニクロダウンなど)
- ニットはたいてい大丈夫
自宅クリーニングが良くない服
- フォーマルスーツ(ホームクリーニング可の表示の場合は良し)
- 替えのきかない服
- 買って間もない高価な服
- 絶対に選択の失敗をしたくない服
捨てる衣類でホームクリーニングの練習&実験
上記のように、自宅で洗うものについては、自己責任で判断をします。我が家の場合、はじめは試行錯誤していましたが、例えば買い替え予定のスーツなどで捨てる前にホームクリーニングの実験をしてみるのもおすすめです。
そうすると、自分で洗う事が良いのか良くないのか、様子をみることができます。
ホームクリーニングの5つのコツ
自宅で洗うコツは5つあります。
- ホームクリーニング用の洗剤を使う(ホームクリーニングエマールなど)
- 柔軟剤をやや多めに使う
- 始めに襟、袖口などを下洗いする
- 脱水は10秒前後かなし
- ニットはできるだけ平置きで乾かす
ホームクリーニング、我が家の場合
ニット、カシミヤコート、ダウンコート、ビジネススーツ(洗えるスーツ)を自宅で洗っています。おかげで、冬が終わった後のコートのクリーニング代をかなり浮かせることができています。
しかも、このために必要な物はクリーニング用の洗剤「ホームクリーニングエマール」だけです。これはコンビニでも売っているくらいの定番品です。
「ニットはともかく、コートを自分で洗うのは怖い」と思いますよね。私もそうです。そのため、「万が一失敗しても、惜しくない物。」や、そろそろ買い替え時期にあるもので練習したりしています。
カシミヤのコートは夫の仕事用のコートです。これを買ったのは10年くらい前です。「そろそろ買い替えようかな。」と思いましたが、せっかくなので自宅で洗ってみました。ただし、カシミヤのコートは本来、丁寧にブラッシングをまめにかけるだけで、ほとんど洗わないのが本当の手入れ方法だという話も本で読んだことがあります。
ただし、あくまで自己流です。いずれも参考にする場合は自己責任でお願いします。
カシミヤコート
なので、カシミヤのコートはこんな風に洗っています。
ポイントは、ハンガーに吊るしてシャワーの水で洗い流すことです。洗剤は通販でカシミヤ用の物が手に入るようですが、水洗いでも十分だと判断しています。理由は、本来は洗わないくらいがちょうどよいと言われているからです。
初めに、汚れやすい袖口、襟だけをバケツにエマールを薄めに入れて部分荒いをします。そのあとは、浴室にハンガーに吊るし(極太のハンガー)ます。
次にシャワーの水で水洗いをします。はじめに内側、わきの下、襟ぐり、袖口、裾の汚れやすそうな部分を先に洗い流し、次に上から順に内側と外側にシャワーをかけて洗い流します。あとはそのまま水気がしたたり落ちなくなるまで浴室に吊るし、(1~2時間)そのあと外に陰干しします。ひっくり返して裏返しで干してから元に戻して干したりして完璧に乾かしてからしまいます。
ダウンジャケット、コート
上記同様、初めに汚れやすい襟、袖口を部分荒いします。次にバケツなどにエマールを適量溶かした水の中に浸して手のひらで押し荒いします。すすいだら浴室の縁に脱水せずに1~2時間かけておきます。
そのあと、ベランダなどに平置きして乾かします。
さいごに
自宅で洗っていると、一枚ずつ丁寧に扱うことが出来ます。なんといっても洗うのは自分の家の服だけなので衛生的です。もちろん、自分で洗うかどうかは勇気がいると思いますが、「自分でできること」を増やすことは低コストにもつながります。
コストだけではなく、徐々に洗い方のコツを覚えたり失敗しつつも試行錯誤する過程が能動的で面白いのです。
大人になると子供の時の様な驚きやワクワク感などの機会がどんどん減っていきます。けれども、洗濯の様な些細な家事は大した道具もお金もかけずに実験できたり工夫のしがいがあるのです。
こういうちょっとしたことを「自分でやってみよう!」と思うかどうかが日常にワクワクを見出せるかどうかの分岐点です。
ワクワクは少ないより多い方が楽しいと思います。旅行に行ったり、物を買わなくてもワクワクは簡単に体験できますよ。