短期間で物を減らす方法を紹介します。
これは、私が結婚以来数回の引っ越しの経験をもとに書いています。引っ越しの多くは夫の転勤によるものでしたから、短期間で物を減らす必要が何度もあったのです。
まずは大きい物から初めて勢いを付ける
初めに大きい物を処分すると目に見えて効果が見えるので勢いがつきます。小さい物はすぐぬ始められる反面、効果が見えにくいので、次第にモチベーションがダウンしてしまうことがあります。
その点、大きい物は、行動力が不可欠です。初めに思い切って勢いを付けることが実は重要です。
まずは家具、家電などの大きい物を処分します。これが一番手間がかかり、時に一人では運べないからです。多少、費用は掛かりますが、費用はある程度割り切った方が早く処分できます。
季節も考慮する
まず、処分を実行する時期ですが、季節の選択も実は重要です。当然ながら真冬は寒かったり、雪が多く降る地域では非効率的です。また、真夏は夏休み、夏期休暇が長いので、この時期に実行したいと言う人が多いでしょうが、実は非常に体力を消耗します。
梅雨時は雨の日が多いので濡れながら作業をするのも大変です。
窓を開けっ放しにする必要もあり、エアコンを効率的に作動できずに熱中症のリスクもあります。
なので、できれば過ごしやすい春や秋を中心に行うのが本当は理想です。とはいえ、そうも言ってられない、今すぐ実践したい、と言う場合は熱中症のリスクには十分注意しながら行うようにする必要があります。
具体的な方法
1・面倒を見なくてはいけない家族の相手をしてくれる人を確保する
乳幼児、介護など目を離せない家族がいる場合には、相手をしてくれる人の確保が必要です。
2・リサイクル店に引き取ってもらえるものは全部お願いする
リサイクル店に自宅に来てもらい、その場で持ち帰ってもらうのが一番楽です。たとえ値段が付かなくても、引き取ってもらえるなら、持って行ってもらったほうが良いです。なぜなら、個別に処分だけを他に依頼すると、出張費と人件費が必要なので、最低料金でもそれなりの費用になるからです。
ただし、まれに悪徳な業者もあるようなので、信頼のおけるところに依頼しましょう。目安は名前の知れた大手ならまずは、安心、それ以外は地元で長く営業していて実店舗があるようなところも大丈夫でしょう。携帯電話番号のみ、のようなところ、飛び込みで「不用品処分しています」のように回ってきたところは要注意です。
3・車があれば行政のゴミ処分場に持ち込めるだけ持ち込む
粗大ごみ扱いの物は、行政で方法が違います。ですが基本的に個別に取りに来てもらうよりも車で直接持ち込んだ方が安く済むし、その場で方が付きます。
ただし事前に必ず担当部署に問い合わせて段取りや必要な物などを確認しましょう。
4・行政の粗大ごみに出す
数が少なくて、家の前や指定の場所に自力で運搬できるなら、行政の粗大ごみ収集を利用します。行政のルールに従って出します。多くは手数料のシールをコンビニやスーパーから購入して電話で申し込み、指定の日にシールを貼って出すという事が多いようです。
5・リサイクル店に自分で持ち込む
宅配買取や、訪問買取は、事前の会員登録や、やりとり、ルールがあるので急いで一気に片付けたいときは少し面倒です。そこで、車があれば、それらをまとめて直接リサイクル店に持ち込むのが一番早いです。
- 貴金属
- ブランド品の小物や服
- 本、CD,ゲームソフト
- 家具、家電、雑貨
それぞれ得意分野があります。
身分証明書の提示を求められる事が多いので忘れず持参します。
早く処分するためには「この金額ならもったいないから持ち帰ろう」と思わないことです。引き取ってもらえるだけで御の字と思った方が早く処分できます。
6・宅配買取、オークション代行に依頼する
これは直接持ち込むよりも少し時間がかかります。引取不可の場合は返送送料が自己負担のこともあります。サイトのルールを良く確認して申し込みます。
自分でヤフオクに出品すると個人情報の流出や、個別の対応が必要ですが代行業者なら手数料はかかりますが、それが不要です。ただし、最近、人気が高まり、出品されるまで時間がかかることがあるようです。時間に余裕がない場合は無理をしない方が良いこともあります。
7・粗大ゴミ扱いサイズの物を分解、解体して一般ゴミに出す
可能であれば、粗大ゴミサイズのものを分解、解体、カットをして一般ゴミに出します。例えばカーぺットなどは粗大ゴミ扱いですが、カットすれば一般ゴミに出せます。カットした一辺のサイズが何センチまでが普通ゴミなのかを確認します。
・我が家の場合ですが、少し前に古いカーペットはパン切りナイフを使ったら簡単にカットできました。ケガに注意してできそうであれば試してみて下さい。
8・洋服を半分に減らしてみる
似たような2枚を手に取り、残す、残さないというようにすれば理屈の上では半分に減らせます。
9・台所用品を3分の一に減らしてみる
多すぎる台所用品があるのは、たいてい同じ用途のアイテムが複数あるのが原因です。同じアイテムを集めてみて、一番使用頻度が少ない物を処分します。
10・空き箱を減らす
段ボール、商品の箱を処分します
レジ袋、買い物したときの紙袋を処分します
11・頻繁に使っていない洗剤類を処分します
12・半端なタオル、洗い替えカバー、シーツを処分します
カバー、シーツは小さい子供がいる、介護などの家族がいなければ基本、洗い替えがなくても大丈夫です。
13・客用布団、座布団を減らす
泊まりの客の頻度が少なければ思い切って処分します。座布団も使っていなければ処分を検討します。
14・3年以上使っていない物を処分
靴、バッグ、雑貨、インテリアの飾りなど3年以上使っていない、思い入れがないものを処分します。
15・アウトドア、レジャー用品を処分
アウトドア、レジャー関連の物はかさばります。けれどもリサイクル店では引き取ってもらえる確率が高いです。所有していればかなりのスペースを必要とします。アウトドアレジャーの在り方の価値観を変えると、それほど多くの物は必要ないと思うようになります。
まとめ
短期間で思い切って物を減らしたいとき、重要なのは最初の勢いです。初めに大きい物を処分するためには業者に電話を掛けたり、誰かに手伝いを頼むなどアクションが必要です。
物をため込んでしまうのはたいていの場合、こうしたアクションを面倒くさがった事が原因です。だから最初に、そのアクションを起こしてしまうことが重要なのです。
それが最初にできれば勢いがついてどんどん減らすための行動が苦にならなくなります。
目に見えて効果のある物、つまり大きい物を先に処分すればあとは細かい物は一人でもできます、ところが最初にチマチマと処分をしていては、なかなか効果が見えにくいので、そのうち「ま、いいか」と断念してしまいやすいのです。
大きいもの→細かい物の順で行うことが効率的です。