「スマホの5分で人生は変わる」という本を読みました。読んでいる最中から、スマホのアプリの片付けをしたくなって、うずうずしました。
スマホアプリの片付けと断捨離を即、実行した
早速、読了直後に実行したのはスマホアプリの片付けと断捨離です。
すぐに実行したのは、次の3つです。
一週間以上使わないアプリはトップに置かない
一週間以上使っていないアプリ、結構ある!と思いました。
一か月以上使わないアプリは全て捨てる
本には「一か月以上」とありましたが、1週間使っていない物は基本、容赦なく断捨離しました。アプリの断捨離のメリットは、データは消えますが、断捨離してもすぐに復活が容易な事です。有料アプリはためらうかもしれませんが。
そういえば、私は有料アプリをこれまで一度も買ったことがありません。だから何のためらいもなくどんどん、断捨離できました。
娯楽やコミュニケーションのアプリは1ページ目(トップページ)ではなく、2ページ目以降、できるだけ奥のページに置くことです。
残したアプリは1ページ半、分だけ
元々、使用しているアプリ自体、そう多くなかったので、断捨離したら3ページ使っていたものが2ページで済みました。
しかも2ページ目は画面の半分くらいしか埋まっていません。そのうちひとつは「初めからスマホに入っていて消せないアプリ」をまとめたフォルダです。
アプリの配置を整理
最後に大事なのは残ったアプリの配置です。アプリのほかにブックマーク的なものもいくつかあります。この本に書いてあったように「自分を成長させないもの」は容赦なく2ページ目にしました。
1ページ目には、
- 電話、メール関連
- 時計
- 計算機
- 乗換案内、バス時刻表、路線図
- 地図
- 天気、災害情報
- 銀行関連アプリのフォルダ
- QRコード読み取り
- 検索エンジン関連
- kindle
- 図書館のブックマーク
- ブログ管理のブックマークのフォルダ
2ページ目
- 使わないけど消せないアプリのフォルダ
- カメラ
- APPstore
- 健康系アプリ
- 通販アプリフォルダ(楽天、アマゾン、ユニクロ、GU,無印)
- 情報系アプリフォルダ
以上です。
こうしてみると、私はほとんどアプリを使っていないんだという事に気付きます。今はiphoneを使っていますが、そもそもアプリをたいして使っていないのです。
多くの人がスマホに「ハマる」理由とは
この本の前半では多くの人が使用しているコミュニケーションアプリ、ゲームアプリにのめりこんでしまう理由が詳しく書いてあります。
私は現在、ゲームアプリもコミュニケーションアプリも使っていません。理由はシンプルでゲームを「面白い」と思えないからです。
この本によるとゲームに「ハマる」理由が書いてありましたが、特に「カスタマイズ性」が人が夢中になる仕掛けでもあるということです。
最近、一瞬だけ最近話題のポケモンGOを試してみたことがあります。結局、二日で飽きたのですが最初に「あ~面倒くさい!こういうのは苦手!」と思ったのは自分の分身であるアバターをカスタマイズする作業です。
名前を付けたり、服装や持ち物を選んでいくんですね。こういう作業を「楽しい!」と思う人と私のように「面倒くさい!」と思う人の2種類がいるのでしょう。
私の場合は「しょせんゲームなんだから、登場人物なんて、そっちで初めから用意して、こっちは選ぶだけにしてくれっ」という感覚です。
ところが「楽しむ」人の場合はそうじゃないんですね。自分の代わりなので、リアルな世界ではできない事も、仮想空間では男が女になったり女が男になったり、普通はとてもできない格好をしたり、そういうことに「夢」を感じるということでしょう。
さらに、この本ではスマホを通して「依存」に関する事に触れています。依存する条件とは
アクセスのしやすさ
にあるそうです。スマホはアクセスしやすいからこそ、ハマったあげくに「使うつもりが使われる」状態になってしまうということです。
最近は「テレビを持たない、見ない」という人が増えています。これはこれで「テレビへの依存を絶つ」事です。ところが、せっかくテレビを絶ってもスマホに依存しているなら、意味がありません。もちろん、スマホの全てが良くないわけではありませんが、はたから見て「何をしているかわからない」から使いやすいということもありますよね。
「スマホはすごい」と思わないで暮らす
更にスマホの登場で懸念すべきことは、「スマホが素晴らしい」という錯覚です。「だから日本はズレている (新潮新書 566)」という本には、
むしろジョブズがいない世界には、今より素晴らしい技術があふれていた可能性だってある。iphoneの爆発的な普及のため、革新的で誰も想像しなかったような携帯電話の登場が阻まれてしまったのかもしれないのだ。
と書いてあります。何かと言えばジョブズ信仰は多いのですが、著者に言わせると
彼が本当にすごいのは、大したことのない技術を「革命」のように見せる手腕だ。
ということです。この一文を読み、一瞬だけ「目から鱗」であったものの、すぐに「確かにそうかもしれない」と大いに共感する思いを抱きました。
最近では「スマホがあればかなりのことができる」かのように、多くの人が錯覚をしています。
スマホはしょせん、道具のひとつ
確かにこの本でも書いてあるように直感で操作できる点は良い事です。けれども、うっかり触りたくない箇所に触れてしまい、タップしただけで電話がかかってしまうとか長所と同じくらいの短所があります。
よくよく向き合ってみれば、スマホには欠点も多く、ダラダラとスマホをいじってしまい自分の時間を奪っているという側面は多いにあるのです。
だからこそ、スマホを必要以上に崇めることなく、「使われない」事が大事なのだと改めて思いました。