「こんなこと、いちいち聞かないでくれ~」
というのが本音だと思います。
だからこそ「よくある質問」のような項目が用意されているのでしょう。世の中には二通りの人がいます。
- A 自分であまり調べない。でも、臆せず、どんどん質問する人。
- B とにかく自分で調べてみる。でも、尋ねるのは最後の手段。結局 四苦八苦する人。
ときに自分で調べることの無駄
どちらのタイプも良い面と良くない面があります。一見、Bが良いと思えます。けれども、Bには多大なデメリットがあります。それは、時間と調べる手間がかかることです。それだけではありません。イライラしたり不安になるかもしれません。メリットは、自分で苦労して調べることで、徐々に「自分の知識」が蓄積されることです。
私はこれまで「B」の方法をとってきました。もちろんできる範囲ですが。ところが、先日は少し苛立っていました。朝の寝起きに何となくメールをチェックしたのが発端でした。
結論から言えば、私の単純な見落としだったのですが、言わせてもらっちゃうと「見落とし」してしまうくらい目立たないからわかりにくい表示であったのも事実です。まあ「どっちもどっち」ってことでしょう。見落とした私も良くない。けれども、見落とすくらいの表示法も良くない。ってことです。
いつもなら「とにかく自分で調べてみる」方針なので、時間をおいて見直すところでした。けれども、このときはいい加減に面倒くさくなっていたのです。これ以上、どうでもいいことに煩わせられるのは終わりにしたかったのです。
さっさと尋ねてあとは返答を待てば早い
当然、サイトには「お問い合わせフォーム」があります。おそらく「よくある質問」が9割なのでしょう。これまで私は、こういうとき「よくある質問」を安直にするようなことはしたくない。と思ってきました。
「もう、さっさと問い合わせしてしまおう」「もしかしたら、単純な私の見落としかもしれない。」と思いました。けれども、これ以上時間をとられたくなかったのです。
そして「よくある質問」だったら「サイトの人に悪いな」と思ったものの多分、「その程度の質問いちいちするなよ」レベルの問い合わせなんて珍しくないだろう。と思い直したのです。
さっそく、問い合わせフォームから質問をしました。すると思いのほか早く返答が来ました。当日中に返答が来ていたのです。おそらく手続き期限も数日しかなかったからでしょう。
すると返答メールには案の定、「よくある質問」の記載そっくりな返答が書いてありました。「え~?」と思ったものの、メールにそう書いてあるので、とりあえずもう一度ログインして書いてある通りにもう一度確認しました。すると・・ありました。
こんなところに。
わかると言えばわかる。でも、普通、手続きのリンクってわかりやすく目立つようになっていますよね・・
例えばこんな風に。
わかりにくいリンクボタンだったのは、客が説明文を熟読して安易にクリックさせないためかもしれません。
とはいえ、「リンクボタンは目立つ記載のはず」という私の思い込みがあったのも事実です。
とにかく、さっさと聞いてしまったので、その日は「調べ直す」という無駄な時間と手間から解放されました。本当はこれが正解なのかもしれません。
もしかするとサイト運営者も、「目立たないリンクボタン」であることに気付いていないかもしれないのです。(意図して目立たせていないのなら)
さいごに
時と場合によりますが、「聞くは一時の恥聞かぬは一生の恥」そのものの事例でもあるのです。「覚えるメリット」もそうですが、根底には「恥」と思うから自分で何とかしようと思っていたのかもしれません。