洗濯物を素早く干すにはコツがあります。またラクに干すこともできます。「素早くラクに」ができれば朝の時間と気持ちにゆとりが生まれます。
家事の改善に「ポジィティヴかどうか」は関係ない
「洗濯物を干す」ことは誰にでもできます。ところが他人が洗濯物を干す様子を見る機会は多くありません。また、それこそ学校で習うわけでもありません。つまり「これが正解」はないし重要度が低いとみなされているのです。
でも現実は違います。洗濯物干しは生きている間、必ず必要な作業です。また、その作業を「楽しい」と思ってこなす人はどれくらいいるでしょうか。おそらく9割くらいの人が「好きでも嫌いでもないけれど、面白くもない」と思っているでしょう。
無理にポジティブ思考にならなくてもいいのです。面倒でなければ、少なくとも嫌いにならずに済みます。毎日洗濯をするなら、せめて嫌いにならなければいいのです。そのくらいの緩さがちょうどよいのです。
洗濯物をラクに干すなら洗濯機を回す前から
洗濯物をラクに干す。そのためには「干し方」以前の準備が重要なポイントです。それは、なぜかと言えば、「干す」手順の「何を面倒と感じるか」に視点を置けば答えが見えます。
洗濯物を干すとき何を面倒と感じますか?「え~?その程度のことを面倒と感じるなんて!」と思う必要はありません。「面倒」と感じるその気持ち。正直に受け止めていいのです。その代りそれを見過ごさず改善すればいいのです。すると簡単に暮らす方法が見えてきます。
洗濯物を干すとき、洗濯機から洗い終えた洗濯物を取り出しますよね。このとき
- 絡まった洗濯物を取り出すのが面倒
- 種類別になっていないから干すときの選別が面倒
- しわを伸ばすパンパンとする手間が面倒
等の「面倒」が見えてきます。
家事に精神論を持ち込まない。現象だけに視点を置く。
面倒とは家事においては「面倒と感じるズボラで堕落した精神」だと受け止められがちです。けれども精神論は無関係です。例えば企業に置き換えてみましょう。物を生産している工場で、ある製造部門での効率が悪いとします。企業ならば当然、その改善策を考えるはずです。精神論ではないのです。
家庭の洗濯ならば、改善策を考える手順はこうです。
- 洗濯機の中で洗濯物同志が絡まらないようにする改善策を考える
- 種類別にする改善策を考える
- シワが出来にくい、策を考える
いろいろな方法が考えられます。現段階で私がとった改善策は次の通りです。
1→タオル類を洗濯ネットに入れる
・・するとタオル類を種類別に取り出す、選別する手間が省ける、毛羽落ちしないので衣服につかない
2→洗濯ネットに入れる、洗濯を複数回に分けるなど
3→出来るだけ洗濯物同志が絡まないように洗えば良い→洗濯ネットで分類するなど、洗濯が終わったら軽くたたみ、手でシワを伸ばしてから干すなど
大部分は洗濯ネットの活用がポイントです。容量に応じてサイズを変えます。また目が粗い、細かいなど種類があるので用途に合わせて選びます。
また、洗濯するときに分類するのではなく初めから洗濯ネットをゴミ分別箱に用にセットしておく方法もあります。そうすれば主婦が選別する手間がいりません。
洗濯ネットで分類すれば干す場所も定まっています。
干し方
次は干し方です。
結論を言えば室内で洗濯物をセットし、外には干す(ハンガーやピンチハンガーを物干しざおにかけるだけ)手順が合理的です。
もっとも、洗濯物の干し方に、実は個人差があるようです。例えば大きな事例は、外で干すか、室内で干すか、の違いです。もしかすると、そういわれて初めて「え~っ?洗濯物を部屋の中で干す?」と目から鱗に感じる人もいるはずです。
そういう方は実家のお母さんが洗濯物を外で干していたので、「そういうもの」と思い込んでいる場合があります。「そういうもの」といった家事の思い込みは侮れません。家庭という閉ざされた中で家事が行われるため違う方法があることに気付けないケースが多いのです。
反対に室内で洗濯物をハンガーなどにセットしてから外に干しに行く人は「え~っ?外で干すの?」と驚くかもそれません。もしかすると「どっちの順番も知っている。そのうえで室内でセットから外には干しにいくだけ」という方もいるでしょう。両方のやり方を知っていて選択できているなら良いのです。けれども別の方法があることに気付いていないがために負担になっている人も何割かはいるはずです。
両方のやり方に気付いているなら、それでよしです。けれども「別の方法に気付いていない人」のために私は「当たり前のこと」でもブログに書き続けます。それは、私が何度も「別の方法」を知ったことで、ぐんと暮らしが簡単になったことを経験しているからです。
外で干すか、室内で干すか。これだけでも「外で干すもの」という思い込みがあると次のようなリスクを受けます。
- 冬は寒い
- 夏は暑い
- 紫外線を浴びる、日焼けする
- 虫に刺される
- 手を離せない小さい子供などから目が離れる
- 来訪者に気付きにくい
外で干すことが悪いわけではありません。ただ、どちらかというと、そちらの手順の方がデメリットが、目立つということです。
また、外で洗濯物を干す習慣のある場合、傾向としてピンチハンガーなどを軒下に出しっぱなしという事があります。すると、さらにこうしたデメリットがあります。
- ピンチハンガーやピンチが汚れやすい
- 劣化が早い
- 外回りが雑然と見える
さいごに
いずれも好みと住環境によりますが、洗濯物を干すだけでも改善策は無限にあるのです。だから暮らしはいくらでも変えられるのです。