「家計管理は手間がかかる」
そんなイメージがあります。確かに緻密に分析すればいいには違いありません。でも「やってられない。」そうですよね~。
- 食費と日用品は分けない!
- 几帳面な家計簿は全体を把握できないことがある
- 分類の罠にはまらない
- 「把握するに越したことがない」ことに手間をかけすぎない
- 項目の設定は臨機応変に決めていい
- 大雑把な家計管理は全体像把握につながる
食費と日用品は分けない!
我が家も例外ではありません。そこで、最近とっている方法があります。それは食費と日用品、雑多な支出をまとめて管理する方法です。
食費と日用品と外食と、雑費と、被服費はまとめてしまいます。項目は「生活費」。以上!・・です。
一見、おおざっぱに見える方法です。ですが実は「おおざっぱに把握する」ことは家計を正しく把握するためにとっても大事なことなんです。
几帳面な家計簿は全体を把握できないことがある
ありがちな誤った手法は、「細かく小さく手間をかけて家計簿を記録する。」やり方です。記録自体が趣味ならばそれでもいい。けれども、家計の全体像を把握しなければ効果が薄いのです。
では、どうすればいいのでしょう。生活に関する支出は全部「生活費」で一括管理してしまう方法です。
この方法なら初めの予算内で食費でも日用品でも自由に使う。そういうルールです。とにかく生活に関係する出費は全部生活費です。だからレシートを必要以上に項目分けする必要がありません。
例えば、スーパーで洗剤やシャンプーを買ったとき、レシートから食費と日用品をそれぞれ抜き出して電卓をたたく。これってめんどうですよね。面倒でも、その意味があるならいいんです。
「えっ?食費はいくら。日用品はいくら。外食はいくら・・とか分類しないといけないんじゃないの?」
分類の罠にはまらない
確かに、項目ごとに分類すれば、何に無駄があるかを把握しやすいですよね。でも、分類をして、それがどれほど意味を持っていますか?
分類が意味を持っているならいいんです。分類をして、分析をして、項目ごとの支出が自分にとって意味を持っているならば。
私も以前は、それこそ何年にも渡り項目分けをしていました。今にして思えば「分けなくてはいけない」と思い込んでいたんですね。
「把握するに越したことがない」ことに手間をかけすぎない
結局は最終的に、総合的な支出がどうか、が大事なんであって、小さな項目は「できれば把握するに越したことはない。」レベルなんです。家計にとって必要なのは総合的な把握です。
たとえ食費の支出が死守されていても「特別費」という名の「例外項目」の数字が多すぎれば、「贅沢していないのに赤字」という最悪の状態になるかもしれません。
項目分け、分類を多くすると、分類の罠に陥ることがあります。「これは必要な支出だから出て当然」と家計に無理があっても気付けないという罠です。
それよりも、総合的な家計のお金の出入りを把握する事が肝心なことです。そういう把握をメインにすれば、たとえ食費が多くても問題ない家計だとわかることがあります。
項目の設定は臨機応変に決めていい
普通に生活をしていれば、だいたい生活レベルは同じです。だから同じような買い方をしていれば、だいたいの生活費はほぼ一定していきます。
それは各自のお金の使い方に応じてまとめて計算する項目は決めていいんです。例えば毎月のように何かしら服を買う人は被服費も生活費に含めます。滅多に買わない人は生活費には含めません。
化粧品を毎月何かしら買う人は生活費に含めますが、滅多に買わない人は含めません。また、滅多に買わなくても、少額ならば生活費に含めてしまいます。
大雑把な家計管理は全体像把握につながる
総合的に予算を立てた方が、最終的に家計状態が良いのか悪いのか、判断が容易です。細かく把握すると「結局、いいの悪いのどっち?」とさっぱりわからなくなってしまいます。
一見、おおざっぱに思える「生活費はざっくり管理」です。けれども大雑把は全体像を把握することにつながります。家系に大事なのは全体像です。大雑把は全体像の把握につながるのです。
今日から細かい管理よりも全体像の把握をメインにしましょう。
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